連休は、実家に里帰りする予定です。
しかし今回は…家庭の事情があって、
滞在中友達に会いに行く自由は無いみたい。
ごめんなさい、いつも貴重な時間を割いてくれる友たちよ…。
毎回、こちらの都合につき合わせてしまって、申し訳ありません…。
あなた方との再会が、わたしの救いなのに…。
今回は、実に気の進まない里帰りです。
家庭の問題と正面から向き合わなければいけません。
長い…長い間、両親が解決できなかったことで、
わたしだって何ができるか分からないけれど。
この数カ月の間、普通に話し合える環境を整えるために、
頑張ってきたつもり…。
でも、ちょっと心が折れかけています。
なんていうか…。
アガサ・クリスティーにマザーグースをモチーフにした、
『ねじれた家』という作品がありますが。
まさに、「ねじれた家」なのです、実家は。
中に住んでいると、気がつかないけれど、
外の世界を知ってから振り返ると、とてもいびつな形をしている。
(勿論、閉鎖的に暮らしている両親に、その歪みが自覚できるはずもない)
その「ねじれた家」の「ねじれた娘」が、わたし。
そういう風に育たざるを得なかったのだ、と今なら分かりますが、ね。
いつの頃からか、家にいると希望が見えなくて、
底なし沼に落ちていくような気持ちで過ごすようになりました。
出口を探して、家を出て、もがきながら生きているうちに、
わたしは“普通”に対する憧れを、強く持つようになったと思います。
健やかな価値観や、まっすぐな視点、筋の通った論理、
堅実な生活、明るい見通し、バランスのとれた人柄などには、
未だに心惹かれます。
両親のことは好きだったけれど、本当は二人の価値観に
合わせることができなくて、苦しかったんだと思う。
今回、両親と真剣に話し合わなければ立ち行かない状態になったことで、
とっくの昔に胸の奥底に埋めてしまったはずの気持ちが蘇ってしまい、
そんなに傷ついていたのかって、我ながら途方に暮れてしまうのでした。
(その時は、とりあえずその家で生きていかねばならないのだから、
嫌な気持ちをいちいち分析せず仕舞い込んでいたけれど、
今はなぜ両親の言動に傷ついたのか、理由がよく分かるのです。
あなたはちゃんと幸せになれるよ、と昔の自分に言いたいけれど、
現在でも親とやり取りを重ねると、傷の癒えない上に
また傷つけられた感じになってしまう)
もう大人なんだから、一人前になるまで育ててもらった恩は感じているし、
両親と上手に付き合うすべくらい身に付けたい、とも思う。
でも、やっぱり合わない。感覚がどこか違う…。
正直、うまく関係を保つには、一定距離が必要なのです。
今回は問題解決のほうが第一だと、真っ向から親に対しているので、
そのストレスも甚大。
辛抱を重ねているつもりだけど、
すでにもう、疲れ果てて…帰りたくない気分です。
家のために一生懸命頑張っても報われないし、もう投げたーい。
大体わたし、もう独立して別の家庭を持っているんだし、
親は親で責任放棄せずにちゃんと頑張ればいい話なのに。
なんで色々言われながら、こちらが取り組まなきゃいけないのかしら。
馬鹿みたい。
さらに傷つけられるのが分かっていて、帰るなんて。
…そうは言っても、なかなか割り切れないのが厄介ですね。
両親には悪気はないし、こちらにも家族の情があるし。
(もういい加減、ブチ切れたいけどな)
とにかく、最善を尽くせば、後悔はしないで済む訳だから、
自分のために頑張るのだと、思うことにしよう。
で、頑張りつくしても駄目だったら、その時こそ、この問題から手を引いてやる。
きれいさっぱりとね!
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