あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

Memories of cinema 2016 11~12月

2023年11月05日 11時38分48秒 | 映画鑑賞

2016年は61本の鑑賞でした。 私にとって映画豊作の年だったようです。 きっと見逃した映画も多かった筈(-_-メ)

 

11月鑑賞🎦 1本目 Total-51本 ブルク7にて・・・『続・深夜食堂』 
焼肉定食、 焼きうどん、 豚汁定食、これらのメニューを軸に人間模様が描かれていました。 
配役も面白くて、しっかりしていて、安心感のある仕上がり。 深夜食堂「めしや」で出会う人たちの悲喜こもごもが心に沁みます。 
前にも言いましたけど、身近にこんな食堂があったらなぁ~(小林薫みたいなマスターのいることが条件で・・・)

11月鑑賞🎦 2本目 Total-52本 大阪ステーションシネマにて・・・『戦場のピアニスト』 原題: The Pianist 
2002年の作品で、フランス・ドイツ・ポーランド・イギリスの合作。『午前10時の映画祭』(当時見逃してしまった映画でした) 
戦争の悲惨さを、ずっしりと感じました。 人を狂わせる。(あんな残虐なことを平気でできるのですから)そして、私たちは過去のこととして忘れてしまってはいけない!! 平和な時代に生まれ育って来たことに、感謝しかありません。 そして願わずにはいられません。 
子や孫やその後の時代に平和を引き継いで行かなければ、それが私たちの責任ですものね。 
この作品の主人公、ユダヤ人ピアニスト「シュピルマン」が戦後に書いた『ある都市の死』を原作にしたそうで、後に息子さんが書いた『シュピルマンの時計』も読みましたが、助けてくれたドイツ軍将校がお気の毒でした。 もう一度読み直してみようっと📖📘

 

11月鑑賞🎦 3本目 Total-53本 シネリーブルにて・・・『ブルゴーニュで会いましょう』
原題:PREMIERS CRUS(1級畑の意味だそうです。ぶどうの・・・) 
実家のワイナリーが人手に渡ってしまうかもと言う危機に、パリでワイン評論家として成功を収めている長男が、ワイン造りに取り組む姿と、それを通して家族の絆を取り戻していく・・・そんなお話でした。 ワインが美味しくできるまでには色々ありましたが、おじいさんから、子供のころに聞いた話を思い出しながら、1級のぶどう畑でぶどうを収穫し、製法にこだわった素晴らしいワインで家族は乾杯🍷 この時期にピッタリの映画でした。 11月は「ボジョレヌーボー」解禁でしたものね~フランスのブルゴーニュ地方のボジョレー地域で生まれたワインを『ボジョレヌーボー』と呼ぶそうですね。 散々言われている事なので皆さんもよくご存知の筈🍇🍷 因みに『ヌーボー』とは、新酒のことを言うそうです~🍷🍷🍷

11月鑑賞🎦 4本目 Total-54本 大阪ステーションシネマにて・・・『疾風ロンド』
何本か少し重めの映画を観ていたので、笑いに行ってきました。 チョッピリ涙するところもありましたが、とにかく楽しい映画でした。 
原作:東野圭吾とありましたが、私の持っている印象とは随分違ったので「こんなに面白いの」と思いました。 
落語で言うなら「まくら」と「オチ」が絶妙。 決して心が沈んでいた訳ではありませんが解放された気分になったのでした。

 

12月鑑賞🎦 1本目 Total-55本 テアトル梅田にて・・・『母の残像』 
原題:LOUDER THAN BOMBS(爆弾より大きな音で)という意味だそうです。
映画の内容はと言えば、戦争の写真を撮り続けていた妻(母)の事故死から3年がたった頃、彼女の回顧展が開かれることになり・・・ 
それをきっかけに、残された父と息子2人が向き合うかたちに・・・ 残された者たちの変化と生きていた頃の妻(母)の思いが織り込まれた作品でした。 つくづく思うのは、母の存在って大きいんだなぁ~って。 家庭は両親が揃ってこそなのだと感じました。 
そして思っていることって、口に出さないと判りません。 様子がおかしいと思っても、聞いてみないと相手の心の中までは判らないものです。 
聞いたからと言っても本当のことを打ち明けるとは限りませんが、「気にしてるんだよ」という信号を送ってあげた方がいいのかも・・・ 
そうすれば、相手からも何かの形で信号が送られて来るかも知れませんね。

12月鑑賞🎦 2本目 Total-56本TOHOシネマズ梅田・別館にて・・・『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』 原題:Florence Foster Jenkins何年振りかに行った別館は入り口の様子が変わっていました。 中は一緒で、エレベーターもエスカレーターもありません。 座席やお手洗いは綺麗になっていました。 昔ここは「OS劇場」と言っていたかな? 知っていると言う方は、ご年配ですね。 コマ劇場や北野劇場といった建物が並んでいましたっけ。 映画館も方々にあった気がします。 お初天神の通りへの入り口の角に梅田花月もあったし、同時期だったかどうかは定かではありませんが、地下に映画館があったように記憶しています。 こうして思い出していくと、フェスティバルホールの地下にも、アバンザ堂島が建っている場所にも、毎日ホールだったかな? そこにも映画館があった気がします。 昔のことを覚えていて、最近のことは覚えにくくて忘れやすい。
これはヤバイかも・・・2016年当時の思いです。 さて、映画の中の歌姫は「カーネギーホール」で歌ったという実在の人物がモデルだそうです。 
憧れのカーネギーホールです。「ブラボー」人生に、生き方に「ブラボー」です。 メリル・ストリープ に「ブラボー」下手(音痴)に歌うのは大変だったでしょうねぇ~、お察ししますと感想を・・・ 

 

12月鑑賞🎦 3本目 Total-57本 シネリーブル梅田にて・・・『ティファニー ニューヨーク五番街の秘密』
原題:Crazy About Tiffany's(ティファニーに夢中・・・とでも言ったところでしょうか)
映画と言うよりインタビュー記録とでも申しましょうか・・・ 『ティファニーで朝食を』という映画の印象から、映画館に足を運んだのでした。 
永く愛されるには訳がある。 私なんぞはブランド品に縁がないので、只ステキだなと出てくる宝石たち(時計やトロフィー、ランプなども・・・)を見ていただけですが・・・ これからも身に付けることはおろか手に入れることもないでしょう。 作品が仕上げられていくには、精神と誇りが詰め込まれています。 何をするにも根っこに大切なものを持たなければ・・・と、改めて感じた映画でした。

12月鑑賞🎦 4本目 Total-58本 大阪ステーションシネマにて・・・『海賊と呼ばれた男』 
岡田准一はアイドル?グループの一員と言うより(グループは解散しましたっけ?)すっかり俳優ですね。 
内容は、男たちの生きざまみたいなものを見せてもらいました。 現代には見られなくなってしまったと感じる、その様なものを・・・

 

12月鑑賞🎦 5本目 Total-59本 シネリーブル梅田にて・・・『幸せなひとりぼっち』原題:EN MAN SOM HETER OVE(オーヴェという男)と言うことだそうです。 スウェーデンの映画でした。 『オーヴェ』はこの映画の主人公の名前です。 
愛する妻に先立たれた偏屈な「オーヴェ」は天国の妻を待たせたくなくて自殺を試みますが、悉く失敗に・・・ 
ご近所や妻の教え子なども、知らず知らずのうちに彼の自殺を阻んでいたのです。 そして、誰かのために何かをすることになり、「オーヴェ」も少しづつ変わっていきます。 周りの人たちと良い関係ができて来た時、自然な形で天国で待つ妻のもとへ旅立っていくのです。

12月鑑賞🎦 6本目 Total-60本 大阪ステーションシネマにて・・・『ミス・シェパードをお手本に』原題:THE LADY IN THE VAN
マギー・スミス演じるミス・シェパードは、まさに「VAN」の中で生活をし人生を終えました。 「何をお手本にしたらいいの」は私の感想・・・ 
最初路上に駐車して生活していましたが、車をレッカーで運ばれてからは新車?登場・・・ 人のいい劇作家の庭先に、チャッカリ住みついてしまいました。(何と15年も・・・) 劇作家は、母のことを題材に舞台で発表していましたが、庭の住人?が亡くなってから彼女のことを色々知ることになり1冊の本にしました。 作家を演じた人はどこか「エルトン・ジョン」に似ていたけど、何か意味あったのかなぁ~ 最後の方の場面で同居する男性が現れたので、ふとそんなことを考えてしまいました。 この年はいつになく数多くの映画を観ましたが、見逃したものも少なくありません。 
特に年齢を重ねた俳優さんの出ている映画が多くあったように感じました。 私が選んだ映画がそうだったのかな? チョット書き出してみますと・・・ 
マギー・スミス:「マリーゴールドホテル」「ミス・シェパードをお手本に」
クリストファー・プラマー:「手紙は憶えている」「人生はビギナーズ」は2012年に観た映画でしたが、ゲイであることを息子に伝えるのが印象的でした。
メリル・ストリープ:「幸せをつかむ歌」「マダム・フローレンス」
トム・ハンクス:「ブリッジ・オブ・スパイ」「ハドソン川の奇跡」「インフェルノ」
イアン・マッケラン:「Mr.ホームズ名探偵最後の事件」
モーガン・フリーマン:「ニューヨーク眺めのいい部屋売ります」「エンド・オブ・キングダム」
ジェレミー・アイアンズ:「ある天文学者の恋文」「奇跡がくれた数式」等など
日本でも沢山の俳優さんが活躍されました。 シルバーパワー全開ってことですかぁ~

 12月鑑賞🎦 7本目 Total-61本大阪ステーションシネマにて・・・
『湯を沸かすほどの熱い愛』 何と宮沢りえがお母さん・・・ それも余命2ヶ月。 休業していた銭湯を再開するために動き出す。 
娘を強く独り立ちさせる。 娘をある人(いつも決まった日に、タカアシ蟹を送ってくれる女性)に会わせる。 
これ等の決め事を実行していきます。 周りの人たちに希望や目標みたいなものを残して旅立ちました。


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