あんな・こんな

観たり、聴いたり、感じたり・・・あんな・こんなを綴ります。

Memories of cinema 2022 10~12月

2023年12月01日 19時16分30秒 | 映画鑑賞

映画鑑賞🎦2022年はTotal37本でした。 京都で12本 兵庫で4本 梅田で9本 その他大阪で12本・・・の結果でした。
この結果を見ると見逃した映画を追いかけきれなかったことに気が付きました。 

 

映画鑑賞🎦 2022年10月-1本目 Total-30本 シネヌーヴォⅩにて・・・『アプローズ、アプローズ! 囚人たちの大舞台』 
原題:Un triomphe (フランス語で【勝利】)だとか・・・ 
囚人たちが「ゴドーを待ちながら」という戯曲作品を演じる、演じ切るところまで練習を重ね晴れの舞台へ・・・ 
「ゴドーを待ちながら」とは不条理演劇(人が生きる上での不条理【非論理的、筋道が通らない】さ、人生の無意味さ、目的や意義のなさをテーマにしています)で、そんな難しい作品を囚人たちがそれぞれの思いを抱きながら演じるのですが・・・ ラストは大舞台でのシーン、えぇ~こんな結末かぁ~と・・・日本人(古い人間???)の感想でした。 エンドロールが流れる中、「1986年にスウェーデンで起こった実話を基にしている」と表記がされた後でさらに、「この実話を基にした演劇が、ヨーロッパ各地で行われている」とも説明がありました。 私の感想にモヤモヤした方はご鑑賞ください💺🎥 久々に訪れたシネヌーヴォでの鑑賞でした。

映画鑑賞🎦 2022年10月-2本目 Total-31本 MOVIX京都にて・・・『愛する人に伝える言葉』原題:De son vivant(彼の生涯で) 
フランス映画でした。 名優カトリーヌ・ドヌーブ(死と対峙していく母)とブノワ・マジメル(ガンで余命宣告を受けた男)が共演の映画でした。 39歳と言う若さで膵臓ガンを患ったバンジャマンは、母クリスタルとともに、名医として知られるドクターを訪れるが、ステージ4の膵臓ガンは治せないと告げられ自暴自棄になる。 日本でいう緩和病院なのでしょうか? でも、患者との関わりあい方は全く違いました。 
主治医が彼に伝えた言葉が印象に残ったのでご紹介します。 死ぬ前に愛する人に伝える5つの言葉として、「Pardonne-moi (僕を赦して)・ je te pardonne(僕は赦す)・ Merci (ありがとう)・ Au revoir(さようなら) Je t'aime(愛している) 」でした。 母と息子の間には少し問題があったのですが、死を前にして5つの言葉を口にしていました。 旅立ち方や見送り方を考えさせられる映画でした。

 

映画鑑賞🎦 2022年11月-1本目 Total-32本 イオンシネマ大日にて・・・『天間荘の三姉妹』 
臨死状態となった魂が辿り着く、天空と地上の間の温泉旅館『天間荘』を舞台に、臨死状態にある客が天に昇るか地上に戻るかを選択する姿を描いてありました。 天間荘の人たちも、此処を取り巻くすべての人たちも既に死んでいる人たちばかりだったのです。(この町は津波に襲われて、住人の殆どが命を奪われていました) 人の命は予兆もなく失われてしまいます。 自ら命を断つという人もいます。 でも、この天間荘に来たことで自分の人生を振り返り、やり残していたことに気付き、現世へと戻って旅立った人たちの思いや言葉を伝えるのです。 現在生きているということは、何か役目があって生かされているということかも知れませんね👏📿👏 無責任な?父親役を演じていた永瀬正敏、得意のカメラで三姉妹や元妻、天に昇りそびれている人たちをカメラに収めていましたが、以前観た『毎日かあさん』でもこんなシーンがあったなぁ~と思って観ていました📸📸📸

映画鑑賞🎦 2022年11月-2本目 Total-33本 シネリーブル梅田にて・・・『窓辺にて』 
人生、悩みの無い人はいないでしょうが結論が出ないのも事実。 結論が出たかのように見えても、人それぞれの心の中も、頭の中も誰にも見えないし理解などできない。 自分でも判らないかもしれませんね。 それほど、人間という動物は複雑なのでしょう。 そんなことを改めて感じた映画でした。 窓辺で差し込む光を、水の入ったグラスで手にかざすシーンは、揺らぎ?のように感じました。 テアトル梅田が閉館になって残念に思っていたので、久々に訪れた梅田スカイビルにある「シネリーブル梅田」でした。 映画が始まるまでの時間つぶしに寄った滝見小路での写真は「粒々」のInstagramで・・・ それでも載せきれなかった写真はブログでご紹介しています(^_-)-☆

 

映画鑑賞🎦 2022年11月-3本目 Total-34本 MOVIX京都にて・・・『あちらにいる鬼』 
原作は作家・井上荒野が、父である作家・井上光晴と母、瀬戸内寂聴をモデルに創作した同名小説で、単なる三角関係ではなかったから?こんな本を書けたのでしょうか・・・ 人はそれぞれだからなぁ~ 今は同じ墓地に3人が眠っているそうですよ。 それにしても、寺島しのぶは名女優ですわぁ~ 昔、まだ無名だった?頃の舞台「心中天の網島」での演技が記憶に残っています。 あの頃からお上手でした。

映画鑑賞🎦 2022年12月-1本目 Total-35本 シネピピアにて・・・『アムステルダム』原題:AMSTERDAM 
久々に「シネピピア」での映画鑑賞🎥と言うのも、見逃していた映画だったので追っかけて行ってきましたε≡≡ヘ( ´Д`)ノ 内容は、ほぼ事実に基づくものだそうです。 第1次世界大戦の戦地で知り合い、終戦後にオランダのアムステルダムで一緒の時間を過ごし、親友となったバート(義眼の医者)、ハロルド(弁護士)、ヴァレリー(看護師)の3人は「何があってもお互いを守り合う」と誓い合い、固い友情で結ばれました。 
それぞれがアムステルダムを去ってから時が流れ、バートとハロルドがひょんなことから殺人事件に巻き込まれ、容疑者にされてしまいます。 
濡れ衣を着せられた彼らは、疑いを晴らすためにある行動に出るうち自分たちが世界に渦巻く巨大な陰謀の中心にいることに気づくことになります。 そしてカギを握る人物の屋敷を訪れ、ヴァレリーと再会をするのでした。 ここから一気に話は進んで行きますが、完全にすべてが解決という訳には行かなかったような・・・ 陰謀というのは巨大な力を持っているのだなぁ~と実感するしかありません。 やり切れない気持ちが残ります(-_-メ) それにしても、少ししか登場しないのに「ロバート・デ・ニーロ」存在感あるぅ~ 命を懸けての演説のシーンは流石でした。 
シビアな内容でしたが、少しコミカルな部分があって疲れなくて済みました。 「愛とは“必要”ではなく“選択”」だそうです。

 

映画鑑賞🎦 2022年12月-2本目 Total-36本 イオンシネマ大日にて・・・『Dr.コトー診療所』 
かなり昔、連続ドラマとして放送された名作テレビドラマ「Dr.コトー診療所」の劇場版。 今またテレビで再放送されています📺 私もリアルタイムで観ていたので、当時のシーンを思い出しながら観ていました。 内容は、変わらない島の人たちとDr.コトーとの信頼関係、命の尊さ。 あれから年月が流れたのだなぁ~と思わせる初代の自転車の映像。 今や電動自転車で島中を往診して回っています。 その途中でコトー先生に異変が・・・ ラストはホッとする映像で終わって安心しました。 でも、現在の過疎地域の医療問題も考えさせられるものでした。 それにしても観客の多かったこと(@_@😉 最近の映画館で、こんなに席が埋まっているのは久々のように感じました💺💺💺

映画鑑賞🎦 2022年12月-3本目 Total-37本 京都シネマにて・・・『ミセス・ハリス、パリへ行く』原題:Mrs Harris Goes to Paris
夫を戦争で亡くした家政婦ミセス・ハリスが、勤め先でディオールのドレスに出会ったことで彼女の希望(夢)が現実となって行きます。 
フランスへドレスを買いに行くことを決意。 どうにか資金を集めてパリのディオール本店を訪れたものの、威圧的な支配人コルベールに追い出されそうになってしまうのですが、会計士アンドレやモデルのナターシャ、シャサーニュ公爵らの助力もあり、お気に入りのドレスを手に入れることができたのですが・・・手に入れたドレスは悲惨なことになってしまいます。 しかし、そのニュースを目にしたディオールの人たちが一番欲しかったドレスを送って来てくれるという最高のプレゼント🎁🎁🎁 そのドレスを着てダンスを踊るミセス・ハリスはとても輝いていました✨✨✨ 
ここに至るまでにはディオール本店でもチョットした事件が(従業員の解雇問題に出くわします)発生。 ミセス・ハリスがお金を貯めてオートクチュールのドレスを作りにきたことがきっかけで、お金持ちの顧客ばかりを相手にしてきたディオールが変わる様子を描いていて、「革命?」を起こした?とも受け取れます。 「そんな高価なドレスを着て、行くところがあるの?」という意地悪な言葉にもめげない!! 幾つになってもどんな状況にあっても「希望(夢)」を持つことは素晴らしいことですよね✨✨✨ 「希望(夢)」を持たなければ、叶わないも~ん✨✨✨ 


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