前へ(畑仕事とお出かけ写真日記です)

「SPACE BATTLESHIP ヤマト」ナビ 3

木村「初対面ですよ。
   初対面で、ヤマトっていう作品を一緒に作っていくっていうのは
   分かってんだけど、初対面だし
   この人のほんと何を信じていいのかって分かんないんだけど
   やたら与えられる安心感というか、そういうものがあって
   これ初対面にして、この安心感は詐欺だなあと思って
   んで、いたんだけど、実際、現場に足を踏み込んでみたら
   あ、これ詐欺じゃねえなっていう感じで、進んでいきましたね。」
山崎「そのヤマトを実際に実写にするってのは、凄い
   物凄い熱狂的なファンもたくさんいるし
   リスクみたいなもの?どう感じました?」
木村「いや、あのそれこそ、人生において初めて映画館に行ったのは
   ヤマトだったし、なんだろう、その正直その原作に対して
   拘りを持たれている人たちに、こう実写っていう勇気で
   いかなきゃいけないって事実も、認めていたし
   何だけど、そこに対するなんか勇気とか反発だけだと
   俺らが楽しませてもらったヤマトに対して
   ちょっと失礼だなと思ったし、あと逆に全く知らない
   今回初見でヤマトってストーリーを劇場で、どんなもんなの?って感じで
   接してくれる人たちに、うちらが楽しんだものを
   ちょっとでも実写化という責任の上で、渡す事ができたらなぁっていう思いは
   うん、それでやった、やり抜けたっていう感じは、ありましたけど。」


ヤマトの撮影初日の様子。
緊張感とワクワクしてる感が、伝わってきます。
ファーストカットは、ヤマトの発進シーン。
柳葉さんが、感激した面持ち、
山崎努さんも、嬉しそうに。
木村さん達は、あの絵コンテのCG画面を見て、想像を組みたてて
グリーンバックで撮影したのですね。

緒形「ラフなものもあれば、かなり良く出来ているものもあって
   もう、監督は現場で、パソコンを使いながら
   少しずつ始めていんで、それを見ながら
   そんなには苦労しなかったですね。
   ええ、芝居に集中できました。」

柳葉「監督は、事細かに撮影前に説明してくれましたし 
   全部してくれましたし、で、まあ同じヤマトを愛する人間としては
   もうそんなの一発聞けば、もうそこに出てきちゃってますから
   それぐらい監督は、僕にとっては最高のアドバイザーであり
   演出家であり、最高だったですね。」

柳葉さん、目キラキラして嬉しそう~~

山崎「もちろん、演者さん達が、どこまでその世界を
   僕と共有出来るかってことが大事だと思うんですね。
   ただ、完成した画面がもちろん有るわけじゃないし
   あの、僕の中でも固まりきってない部分もあるので
   色んな方法で、出来るだけ伝えたんですけど
   とはいっても、物凄くね、あの限定した情報しか伝わってないわけで
   みんなが真剣に宇宙を理解しようとして
   宇宙の世界観を理解しようとしてくれて
   物凄い真剣に演技してくれたのは、凄い嬉しかったですね。」

撮影の打ち合わせの様子とかも
興味深いですね。
古代君が、九十九君のレーザーポインターを持ってる。

VFX制作会社・白組みの紹介もありました。
総勢50名のスタッフが、約8カ月をかけ
500カットにおよぶVFX映像を誕生させた。
その作業には、様々な困難があったそうです。
どうやったら、あんな素晴らしい映像を作りあげられるのか
私には、見当もつきませんが。

人物もオールCGの場面が、あるそうです。
前のワッツで話していたシーンですね。
撮影していないのに出演しているところが有るって言ってましたね。
作業時間は、凄いかかったそうです。

トラックの荷台に乗っての戦闘シーンも凄かったですね。
あれは、迫力がありました。

山崎「まず、日本でSF映画を作るって事自体が
   凄い世界への挑戦だと思うんですけど
   そういうのって、やっぱりハリウッドとか物凄く得意だし
   進化してるし、進んでるし。
   でも、それをただ指を咥えて見てるだけじゃなくて
   僕らでも出来ますって事を、なにか証明したかったし
   僕らは、こういうやり方でやりますって事を見せつけたかったし
   なにか一矢報いることは出来るのかなっていう気は、してますけどね。」

日本人だからこそ出来る、細部にまで拘ったVFXで
世界に挑む、この「SPACE BATTLESHIP ヤマト」


再び夢の対談、

木村「色んな聞きたい事が、監督にはあるんですが
   俺らが昼休憩とか飯食ってる間、ずっと監督ってその
   監督席から一個隣のテーブルに移って
   あのなんでしたっけ?こんなポットに入った昼飯」
山崎「スムージー」
木村「野菜スムージーってなんか、僕一口いただいて悪くはないと思ったんですけど
   それをずっと食べながら、ずっとこうやってコンピューターに向かって
   こうピコピコやって、」
山崎「ダメな人じゃないか(笑)」
木村「傍らに置いてあるヤマトの模型を、時々こう、こんななって
   こう見て、また作業してたじゃないですか。 
   あれ、僕もずっと作業を後ろから見てて、すげえ気が遠くなるぐらい
   時間がかかりそうな作業だったなと思ったんですけど
   やっぱ時間て相当かかるんですか?」
山崎「あの~掛ければ掛けるほど、良くなっちゃうんだよね~
   困ったことに。
   やっぱり、ああいうものを作るのは、どこまで細かくやれるかって
   ことじゃないですか。
   それぞれが、リアルになればなるほど良い訳で。
   1回目出来た奴を見て、こうしたいああしたいっていうのを
   繰り返せば繰り返すほど、どんどん良くなっていくんですよ。」
木村「一番じゃあ一番時間を掛けたVFXのシーンて、どこですか?」
山崎「ヤマト浮上。
   ドカーン出てきて、岩がバーンと割れて
   ヤマトが戦艦大和の中から出てきて、バーと行って
   木村君の頭、ヒョンと通り過ぎて、山崎さんのとこに行くカットが
   あるじゃないですか。
   あれが、物凄い大変だった」

大和が浮上してくるシーンのVFXについて
今までのソフトでは出来なかったとのこと。

木村「という事は、今まで監督が手掛けてきた『ALWAYS三丁目の夕日』
   だったりとか『バラッド』だったりとか
   ていうVFXのそのソフトでは対応できなかったということ?」
山崎「そうそう、全然別のジャンルだった。
   まるっきり違う楽器みたいな感じ。
   だから、ピアノのシーン、ピアノの音が欲しいのに   
   ずっとギター弾いてて、あの音が出ないって感じ。」
木村「怖いですね。」
山崎「怖い・・
   て言うか、調べれば調べるほど、僕たちの今までのやり方じゃ
   駄目だったってこと。これギターじゃんって分かった時の
   恐怖は凄かった。」

続く。
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