前へ(畑仕事とお出かけ写真日記です)

ワッツ(8月5日) 2

「んで、『ほんとにありがとうございました』って
 それぞれの出演者のコメントを頂いた後に、
 『え~はいそれでは、次の現場に移動するんで、みなさん撤収・移動
  お願いします!』という声が流れて、
 そのカメラマンの肩から、バっとカメラを下ろして
 『よし!じゃあ片づけようか』となった時に、
 チラッと僕に、ふっと目線がきて
 ようは、その次の撮影現場のワンシーン目が、終わったら
 僕、クランクアップじゃないですか。
 次はだから自分がアップするんだ、っていう感じの時に、
 そのカメラマンが、『そろそろっすね』って言ったんですよ。

 で、自分がその時、こう照れ隠しもあって、
 『はい?何がですか?』って感じで言ったら
 『いや、またまたそう風に言って』とか言って。
 ま、2人で笑いあったんですけど。

 うん、何かスタッフもそういう風に思ってくれてるっていうのが
 また、ちょっと嬉しかったし、うん。
 なんか、その瞬間のためにやってきた訳でもないんだけど、全く。
 なんだけど、クランクアップの瞬間は、なんかこう
 どの作品やらせてもらっても、そうなんですけど
 なんか特別な時間が、流れますね。うん。

 でね、あの~今回凄いビックリしたのが、自分のクランクアップの瞬間に
 花束を福沢監督・ジャイさんから頂いて
 『ありがとうございました』って。
 『ありがとうございました!』ってこう、ば~とスタッフ見まわしたんですよ。
 手あげて。
 『ありがとうございます!』って。

 で、パッと見たら、その日全然撮影入っていないですよ。共演者の越冬隊が
 (拍手の音)パチパチ
 『おめでとうございます』って言って、
 『大将、おめでとうございます!』ってみたいな感じで、来てくれてて。
 『なんだ、お前ら来てたのかよ!』みたいなサプライズが有ったりとかして。
 うん・・

 そんで、また帰ろうかなぁと思って、こう花束を抱えて歩いてたら
 あとから遅れて、緒形直人さんが息切らしながら
 『ハアハア・・来ちゃった!』って言って(笑)
 お疲れ様のワインとか手土産に持ってきてくれたりとかして
 『いや~もうおめでとう!』と、ハグして。
 うん。

 共演者の香川さんも、香川さんがその日あの、
 たまたま地方の方にいらっしゃって、で、わざわざ香川さんが僕に
 メールを送ってくれたんですけど。
 そのねメールの文章がね、ホントに、あの香川さんのメールの一文を
 ここで紹介していいのか不安なんですが、うん。

 『最高のチームに別れを告げなきゃいけないのは、哀しいけど 
  この友情を抱えて、我々はまた前に進んでいきましょう。』

 というメールがきて。
 ほんとに香川さんらしいなとも思うし、嬉しかったですね。うん。
 
 ま、このメールをくれたね○○なんですけど、
 もうこのメンバーでバスケする事は無いんだろうなぁっていう
 辛いかもしんないけど、それは、今のメンバーでバスケ出来たっていう思いを
 ちゃんと持って抱いて、うん、高校に進学したら
 きっとまた良い出会いがあると思うし。

 で、良い出会いがあったとしても、それをしっかり持っとけば
 そのメンバーに、また会った時に、
 『久々にやっちゃう?』みたいな事で
 きっとまた楽しいバスケが出来ると思うし、うん。
 それだけは、あの、
 俺も、持ち続けたいと思うし、○○も、しっかりね持って
 前に進んでください。

 ○○ちゃんへは、この曲もプレゼントします。
 ま、ざっと意味を言うと、一日一日を延ばさないで生きようぜ!っていうね
 ことです。
 いきましょう。
 U2で『Beautiful Day 』」


   「南極大陸」のクランクアップの事、やっと木村さんの口からも聞けました。
   凄く良い現場だったことが、感じられます。
   木村さんは、たくさんの共演者の方々、スタッフさんに愛されているなぁ・・
   時間的な事、寒さ・暑さとの戦い、過酷な現場だったと思うのですが
   それを共に戦い抜いた戦友たちとの時間は
   また木村さんの宝物になりましたね。
   いつも、クランクアップの事を聞くと、こちらまでが感慨深くなります。
   その様子は、メイキングにも入ると思うけれど、
   同じ時間・思いを共有してきた方たちの大切な物なんでしょうね。
   出張ビストロのように、私たちにも、少しだけお裾分けをくださいね。

   木村さん、みなさん、本当にお疲れさまでした。
   「南極大陸」が、とてもとても楽しみです。
   大切に受け取らせてもらいます。


「東京FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りしてます
 木村拓哉のワッツ、
 ここで、あのコーナーにいきます。
 グランドラインの財宝。
 みなさん、人それぞれ人生があって、人生の数だけ冒険がある。
 つうことは、みんなそれぞれ自分が普段生きてる中で見つけた財宝が
 あるはずだ。
 そちらを、リスナーのみなさんから教えてもらい紹介していこうって
 コーナーなんですけど、こちらきてます。

 28歳。
  僕のグランドラインは、自分の部屋から半径300m以内に
  休日の活動を、すべてが揃う事?なんだこれ?

 う~ん、歯医者があって、眼科があって、接骨院があって
 鍼灸院があって、猫カフェがあって、弁当屋があるっていうね、
 これ、だから28歳の○○の活動を紹介されただけじゃないかなぁと
 思いますけど。

 ま、それが、○○にとっては、グランドラインだと。
 財宝というよりも、あの、ほんとに休日のラインですよね、これ。
 この○○の。うん。

 え~これ凄い事書いてありますよ、チラッと。
 ちなみに、先週の土曜日に鍼灸院で足裏の鍼を、先生が抜き忘れてました。
 っていうね、これそんな鍼灸院、行っていいんだろうかと思いますけど。
 だって、足裏の鍼ってさ、確実にこれ駄目じゃないですか。
 まだこう背中とか、肩のおき鍼だったらいいと思うんですけど
 足の裏の鍼を、先生が抜き忘れる鍼灸院って、
 これ、どうですかね・・

 確かにあの自分ちの傍に、あの~ほんとに自分のライフスタイルに合う
 ライフラインが揃ってるって、素晴らしいことだと思うんですが、
 うん・・そうっすねぇ・・
 自分ちのすぐ傍に、あってくれて嬉しいのは、
 やっぱ動物病院と、あとツタヤと、コンビニ、
 これ有ってくれるのは、確かに嬉しいですね。うん。

 あとね、お客さんが来た時に、
 『ヤベエ、ヤベエ、どうしよう・・あ、あ、寿司でもとる?』
 みたいな感じになった時に、それをこう・・だから
 近所だったら、尚更嬉しいんだけど、
 あの~人に勧めるお寿司屋さんって、持ってるとよくないすか?
 どうですか?これ。
 そのお寿司屋さんも、今日どっちのカード切ろうかなっていう
 3枚ぐらいカード有ったりすると、凄い自分が豊かな気持ちになりますね。
 僕、ちなみに3枚持ってます。
 お寿司屋さんのカード。」
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