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shimaの趣味的生活 -since2006- 人はパンのみに生きるにあらず

中島みゆき PRESENTS BEST SELECTION 16

中島みゆき PRESENTS BEST SELECTION 16。

1989年に発売された中島みゆきのベストアルバムです。

個人的な好みとしては、「わかれうた」のB面として発売された「ホームにて」が一番好きです。

「悪女」「時代」なども良いと思います。

又、このアルバムには 収録されていませんが「糸」も好きな曲です。

「ホームにて」

ふるさとへ 向かう最終に
乗れる人は 急ぎなさいと
やさしい やさしい声の 駅長が
街なかに 叫ぶ
振り向けば 空色の汽車は
いまドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
走りだせば間に合うだろう
かざり荷物をふり捨てて
街に 街に挨拶を
振り向けばドアは閉まる

振り向けば 空色の汽車は
いまドアが閉まりかけて
灯りともる 窓の中では 帰りびとが笑う
ふるさとは 走り続けたホームの果て
叩き続けた 窓ガラスの果て
そして 手のひらに残るのは
白い煙と乗車券
涙の数 ため息の数 溜ってゆく空色のキップ
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券

たそがれには 彷徨う街に
心は 今夜も ホームにたたずんでいる
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券
ネオンライトでは燃やせない
ふるさと行きの乗車券

 

「悪女」

マリコの部屋へ 電話をかけて
男と遊んでる芝居 続けてきたけれど
あの娘(こ)もわりと 忙しいようで
そうそう付き合わせても いられない

土曜でなけりゃ映画も早い
ホテルのロビーも いつまで居られるわけもない
帰れる当ての あなたの部屋も
受話器をはずしたままね 話し中

悪女になるなら 月夜はおよしよ
素直になり過ぎる
隠しておいた言葉が 
ホロリこぼれてしまう「行かないで」

悪女になるなら 裸足で夜明けの
電車で泣いてから 
涙ぽろぽろ ぽろぽろ
流れて 涸れてから

女のつけぬコロンを買って
深夜の茶店(さてん)の鏡で うなじにつけたなら
夜明けを待って 一番電車
凍えて帰れば わざと捨てゼリフ

涙も捨てて 情けも捨てて
あなたが早く 私に愛想を尽かすまで
あなたの隠す あの娘のもとへ
あなたを早く 渡してしまうまで

悪女になるなら 月夜はおよしよ
素直になり過ぎる
隠しておいた言葉が 
ホロリこぼれてしまう「行かないで」

悪女になるなら 裸足で夜明けの
電車で泣いてから 
涙ぽろぽろ ぽろぽろ
流れて 涸れてから

 

「時代」

今はこんなに悲しくて
涙もかれ果てて
もう二度と笑顔には なれそうもないけど

そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから 今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう

まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わって めぐりあうよ

旅を続ける人々は
いつか故郷に出会う日を
たとえ今夜は倒れても
きっと信じてドアを出る
たとえ今日は果てしもなく
冷たい雨が降っていても

めぐるめぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

まわるまわるよ 時代はまわる
別れと出逢いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

今日は倒れた旅人たちも
生まれ変って歩き出すよ

 

 

「糸」

なぜ めぐり逢うのかを
私たちは なにも知らない
いつ めぐり逢うのかを
私たちは いつも知らない
どこにいたの 生きてきたの
遠い空の下 ふたつの物語

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かを
暖めうるかもしれない

なぜ 生きてゆくのかを
迷った日の跡の ささくれ
夢追いかけ走って
ころんだ日の跡の ささくれ
こんな糸が なんになるの
心許なくて ふるえてた風の中

縦の糸はあなた 横の糸は私
織りなす布は いつか誰かの
傷をかばうかもしれない

縦の糸はあなた 横の糸は私
逢うべき糸に 出逢えることを
人は 仕合わせと呼びます

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