一人旅に南国に出かけたものの、心は恋する待ち人のいる東京に帰りたい、そんな大和魂(?)の世界観がいかにも石川秀美らしい。
早見優と異なる点か。個人的には南国をもっと満喫しましょうよ!せっかく行ったのだから!と言いたいw
イントロからユッタリ、モッサリ、たどたどした曲であり、どうといって良くも悪くも言うべき点がみあたりにくい。
歌唱も楽しげであったり、空ろげであったり、歌詞を反映しておりサビのメロディが非常に伸びやかで、歌唱面での心境変化を綴っている。
夏曲らしくベース音と、ゆるやかに流れるシンセサイザーの音とのバランスが良い。両方ともサビでより盛り上げるように大きくなる点も由。
間奏はなんだか、よくわかりませんが、特筆すべきはエンディング。
2番のサビでの盛り上がりを延長しており、ユッタリモッサリ感が消え、メロディアスに奏でてFade Out。
だるくないスロウなテンポ曲のアレンジをした、今回の注目は編曲の松井忠重。
特別有名でもありません。調べてもプロフィールが出てきませんでした。
なので、どういう方なのかは存じ上げませんが、他の石川秀美作品を並べてみますと・・・・・
[ALBUM:16・祭]
♪カポネのように
♪栞(し・お・り)
♪想い出Forever
♪それは…ハート&ハート
[ALBUM:ペパーミント]
♪バイ・バイ・サマー
[ALBUM:Summer Breeze]
♪曇りのちときどき晴れ
♪空にシュプール
♪微熱・サマーコールド
♪プールサイド・シネマ
[ALBUM:Happening]
♪Endless Sun
と、ほとんどスローな曲、そして、夏のアレンジにおいてのアルバム作品に登場しています。
改めてみると、個人的にけっこう好きなアレンジ曲が多いんですね。
作曲とは違い、なかなか石川秀美像をしっかり理解していたのではないでしょうか。
この曲は明るく元気な歌声が清々しくて、気持ちがいい。
一曲を単体として聴くと、前述のようになかなか良さが分からないのだけれど、アルバムを通して聴くと何気なく、とても心地よい曲である。
前曲に配列されてあるシングル:夏のフォトグラフが、スウィング系なのだけれど力強く歌っているだけに、こちらは非常に柔らかく歌っている。
夏の青い空に飛行機雲がひとすじ流れるように、とても晴々、清々しい。
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YouTube: 石川秀美 空にシュプール
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