毎年、年末になると「ハロプロ楽曲大賞」という投票企画を開催している有志が、「道重さゆみ楽曲大賞」という道重さゆみ卒業企画を行なうという事を先日知りました。これは、さゆがモーニング娘。として活動をしてきた11年半の間に、さゆが活躍した曲、さゆを語る上ではずせない曲を選んでみようという企画です。(気になる方は企画の名前で検索してみてください)
この企画を聞いて頭に浮かんだ曲はいくつかある。例えばソロで歌った曲なんかが筆頭で浮かぶけれど、やはり映像も込みで強いイメージを伴って浮かんできたのは「レインボーピンク」なんですよね。さゆ=ピンクというイメージの連想からも浮かんでくるものだけれど、やはり思い出も込みで浮かぶ曲だから印象が強い。
2006年春に発表されたアルバム「レインボー7」に収録されているこのナンバー。このアルバムは色がテーマになっていて、タイトルに色に関する言葉が入った曲が多く、この「レインボーピンク」もそんな一曲。で、ピンクのイメージが似合うメンバー。つまり、アイドル力の強いメンバーという事で、さゆと小春がデュエットという形で、架空のユニット「レインボーピンク」を演じながら歌っている訳です。
この曲がなぜ私の中で強い印象を持つに至ったのかと言えば、それはツアーにあります。アルバムを引っ提げて行われた「レインボー7ツアー」(タイトルがストレートですなあ)に於いて、この曲が披露されたのですが、もう客席は大盛り上がり。この頃はまだ娘。コンの客席はそれほど振りコピ文化はなかったのですが、ツアーも中盤に差し掛かった頃には、何回も公演を観て振り付けを覚えたヲタたちが、それはもう楽しそうに振りコピをしていたものです(自分もだ)。
ツアー最終日だったか、私の前で観ていたヲタ二人組は、完璧に「重ピンク」役と「こはっピンク」役に分かれて完全振りコピを踊ってました。あそごまで楽しめたらチケット代の元は取れただろうなと思ったものです。
という事で、会場を楽しく可愛く熱狂の渦に巻き込んでいったレインボーピンク。私はそれがとても嬉しかった。何故か?
それまで、さゆはコンサートではさほど目立つ人ではなかった。ダンスは苦手なほうで、スタミナもあまりないさゆは、大抵コンサートの終盤になると大汗をかきながら必死に踊り、みんなについていこうとしていました。そんな「まわりについていくのに必死」というさゆが大いに目立つ曲をコンサートで生み出すなんて可能なのか?と心配していた時期。そんな心配を軽く吹き飛ばしたのがこの曲だったのです。
さゆにとっては曲そのものが、世界観を表現しやすいものであったのも良かったのでしょう。さゆは毎回とても楽しそうに歌い踊っていた。レインボーピンクに成りきりながら。
小春の教育係はさゆであったという因縁。そのさゆと小春の関係は当時傍目から見ていても微妙に思えましたが、そういう思いを超越したエナジーがそこからほとばしっていた。そんな名曲だと思います。さゆが初めてステージでさゆになれた曲。そんな言い方をしても良いと思います。
願わくば、卒業コンサートで復活してほしいと思ったりもするのですが、難しいだろうなとも思っています。まあ、それでいいのかもしれませんが。
Rainbow Pink LIVE!
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Mステ、とても凛々しいさゆでしたね。メンバーも気合い入っているなと感じましたね。