フリージア工房 国道723号店

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荒川区をスプリングカメラで散歩

2007-12-23 13:26:03 | 町と旅
 先日、このブログにスプリングカメラを買った記事を書きましたが、そのカメラ「ミハマシックス」を持って、水曜日に東京は荒川区に行ってきました。荒川区はミハマシックスを造っていた場所で、その故郷を撮影しようというものです。
 ミハマシックスは荒川区と言っても尾久で造られていたようですが、この日やってきたのはまずは「西日暮里」。地元の駅前で買ってきたブローニーフィルムをミハマシックスに装填するために、駅横の西日暮里公園に向かいます。初めて扱うカメラなのでベンチこ座ってじっくり慎重にフィルムを入れました。
 この辺りは「瓢箪山(ひょうたんやま)」と言われていたちょっとした高台で、公園からは駅が見下ろせます。この公園は映画「17歳」で、石川さんと藤本さんがロケした場所でもあります。映画のDVDをお持ちの方は、公園で二人が話をするシーンを注目してみてください。バックに京浜東北線の電車が映っている公園がここです。
 西日暮里駅前は古びた喫茶店があったり、町工場があったりして、山手線の駅の割には下町情緒が漂います。少し歩くと京成線のガードが現れ、その古びたガードと周りの建物の雰囲気がなかなかいいコンビネーションなので、ミハマシックスの一枚目はこの風景に決めました。京成電車が来たところを狙ってシャッターを切る…あれ、切れない。間違えてシャッターチャージレバーではなく、セルフタイマーレバーをセットしていました。それでも数秒後にシャッターは切れましたが、ちゃんと写ったのか不安。

  この日はとても寒く、長く散歩していると風邪ひきそうです。西日暮里の街並みは気に入りましたが、ゆっくり歩くのは今度にして、今日の目的地「町屋」に向かいます。脳内に流れるBGMは「春 ビューティフル・エブリデイ」と行きたいところですが、この寒さはとても「春の日」の気分ではなく、他にないかと考えましたが、結局「恋ING」くらいしか浮かばず。この曲は高橋愛の曲というイメージではありますが。
 そんなヲタ視線な町屋散歩プロローグを、再び現れた京成線のガードが演出します。しかも、いい感じでガードの側には古い建物がある。やっぱりこの地の雰囲気には昭和アイドルポップス風味な「春 ビューティフル・エブリデイ」がよく似合う。ガードをくぐると古本屋があったので、暖をとるため店内に入る。本の収穫は無し。

 町屋駅前は京成の他に、都電荒川線、東京メトロ千代田線と駅が集まっていて、何げに交通の要所。駅横には小さめな駅前商業ビルがあるが、ロータリーと呼べるような駅前広場はなく、下町駅の風情そのもの。そんな駅前で都電を写したりする。都電を写しているような人はたいして珍しくもないのか、デジカメを構えている時は周りの人もスルーしてくれているが、鞄からミハマシックスを取り出し構えると、やはり少し目立ってしまった。

 駅前から続く道はちょっとした商店街になっているので、その道を歩く。不動産屋で町屋の物件を見ると、1Kで6万~くらいの相場でした。
 自転車の往来の多い商店街もなかなかの活気だったけど、写真を撮る目的で裏道に入ってみる。裏道にも商店があり、飲み屋や町工場が点在する。構図を考えながら立ち尽くしていると、路地の奥の小料理屋から出て来たおかみさんに「道をお探しですか?」と声をかけられる。親切からか?こちらの動きが怪しい行動に見えたのか?
 小さな町工場と路地の風景がいかにも荒川区という感じで写真を何枚か撮る。狭い路地から建物を撮るのはやはり広角レンズでないとキツイ。しかし、ミハマシックスと荒川区の路地の組み合わせは妙にハマる。やはり故郷が一番という事かな。

 勢いに乗って路地裏写真を撮っているうちに、ミハマシックスに入れたフィルムが終わった。ちょっと空が明るくなってきたので勿体ないと思いつつも、寒さは相変わらずなので今日はここまで。暖かくなったら、また町屋に来てみよう。今度は心から「春 ビューティフル・エブリディ」が口ずさめるような陽気の日に、広角レンズのカメラを試してみよう。

 12/23 亀井絵里さん誕生日おめでとうございます。~同じ、12月生まれでAB型の者より~

  今回のBGM  荒川土手 / 真心ブラザーズ
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