インフルエンザ予防接種は小中学生らを対象に行われていましたが、副作用が問題化して1994年の予防接種法改正で任意接種となりました。接種者数は一時激減しましたが、高齢者施設で集団感染が相次ぎ、重症化を防ぐ効果が見直され2001年の法改正で65歳以上は一部公費助成する「勧奨接種」となりました。厚労省は正確に接種者数を集計しているわけではないですが、2003年度は65歳以上だけで1,000万人前後が接種しました。副作用はほかのワクチンより少ないとされますが、発熱やじんましん、ショック症状などです。
厚労省の統計によると、2003年の1年間にインフルエンザで死亡した人は概数で1,171人。特にお年寄りが命を落としやすく、厚労省は高齢者が接種を受けるメリットは副作用の危険を上回るとして「勧奨」しています。2003年度に厚生労働省に報告された中で、ワクチンの副作用と疑われる死亡例報告は、集計を始めた2000年度が3人、01年度は4人、02年度5人、03年度は9人と接種者増に合わせて増加しています。03年度に死亡した9人は50-90歳代で、接種との因果関係は未確定ですが、内訳は男性が8人、女性1人です。接種後に呼吸困難になり肝障害を起こした男性(当時84歳)や、高熱で急性心不全になった男性(当時66歳)など主治医が「接種と関連あり」としたケースもありますが、接種後に自宅で急死していて「因果関係不明」とされた事例もありました。
大半がお年寄りですが、02年度には1歳女児の死亡例も報告され、厚労相は全年代を通じた副作用の監視体制を指示しました。厚労省は予防接種法に基づいて、接種を勧奨している65歳以上の高齢者については副作用報告書を年1回公表しています。しかし、ほかの年代は本人の希望による任意接種で、薬事法に基づく副作用報告は同省に届くのですが年報は作っていません。03年度の冬はSARSとの同時感染に備える人らが接種に殺到し、全国で3000万人分に相当する約1460万本のワクチンが使用されました。ワクチン接種人口は厚労省の高齢者への推奨もあって近年急増しています。
インフルエンザワクチンの副作用による具体的な死亡人数は医師でも把握していません。「インフルエンザワクチンの副作用による死亡は交通事故で死ぬ確率より少ないですよ」程度の情報は伝えられるかもしれません。インフルエンザワクチンによる死亡率は3/1,000万ですし、交通事故の死亡率は1/2万6千です。
さて、2003年の1年間にインフルエンザで死亡した人は1,171人で、そのうちのワクチン摂取率など詳しい事はわかりませんが、仮に半分がワクチンを接種していて、していなかった人の1割が死なずに済んだとすればそれは58人、副作用と「疑われる」死亡例が9人ですから、全体とすればインフルエンザワクチンは勧奨されるべきなのでしょう。医学って難しいですね。
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厚労省の統計によると、2003年の1年間にインフルエンザで死亡した人は概数で1,171人。特にお年寄りが命を落としやすく、厚労省は高齢者が接種を受けるメリットは副作用の危険を上回るとして「勧奨」しています。2003年度に厚生労働省に報告された中で、ワクチンの副作用と疑われる死亡例報告は、集計を始めた2000年度が3人、01年度は4人、02年度5人、03年度は9人と接種者増に合わせて増加しています。03年度に死亡した9人は50-90歳代で、接種との因果関係は未確定ですが、内訳は男性が8人、女性1人です。接種後に呼吸困難になり肝障害を起こした男性(当時84歳)や、高熱で急性心不全になった男性(当時66歳)など主治医が「接種と関連あり」としたケースもありますが、接種後に自宅で急死していて「因果関係不明」とされた事例もありました。
大半がお年寄りですが、02年度には1歳女児の死亡例も報告され、厚労相は全年代を通じた副作用の監視体制を指示しました。厚労省は予防接種法に基づいて、接種を勧奨している65歳以上の高齢者については副作用報告書を年1回公表しています。しかし、ほかの年代は本人の希望による任意接種で、薬事法に基づく副作用報告は同省に届くのですが年報は作っていません。03年度の冬はSARSとの同時感染に備える人らが接種に殺到し、全国で3000万人分に相当する約1460万本のワクチンが使用されました。ワクチン接種人口は厚労省の高齢者への推奨もあって近年急増しています。
インフルエンザワクチンの副作用による具体的な死亡人数は医師でも把握していません。「インフルエンザワクチンの副作用による死亡は交通事故で死ぬ確率より少ないですよ」程度の情報は伝えられるかもしれません。インフルエンザワクチンによる死亡率は3/1,000万ですし、交通事故の死亡率は1/2万6千です。
さて、2003年の1年間にインフルエンザで死亡した人は1,171人で、そのうちのワクチン摂取率など詳しい事はわかりませんが、仮に半分がワクチンを接種していて、していなかった人の1割が死なずに済んだとすればそれは58人、副作用と「疑われる」死亡例が9人ですから、全体とすればインフルエンザワクチンは勧奨されるべきなのでしょう。医学って難しいですね。
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