ドイツ、修養の旅、5日目@ハンブルク!
いよいよ中盤戦です。
いろいろと、いろんなことが起こっていますが、なんとか、みんな元気です!
この日は、12時まで、「完全自由時間」。
この四日間、とってもハードだったので、少し「ゆとり」を。
…とはいえ、こっちは、もう大変大変、、、
アポイントの変更があったり、ホテルの予約が完了していなかったり…
アポの変更と共に、プランの変更もしなきゃいけなかったり、、、
もう、軽く、パニック状態、、、(;'∀')
この修養の旅は、ホント、何が起こるか分からない。
…
そして、午後。
この日は、かなり厳しいスケジュールになってしまいまして。
もう、どうにも、うまくいくのかどうか。
14時半に、pro familiaの妊娠葛藤相談所に行き、
16時(実際は16時20分頃)、シュテルニパルクの妊娠葛藤相談所に行きました。
時間的には、ホント、過密で、どうなることやら、と。
向かうは、ハンブルクの中心部にある「St.Pauli」。
ここで、昼食を取ります。
各自自由にどうぞ、と言って、、、
わたくしは、、
ふふふ。
このエリアにあるラーメン屋さんを目指すのでありました。
(何気に、相談所の近くにあったんです!)
このお店、行きたかったんだ、、、、(;;)
とりあえず、現時点でハンブルク4店舗、全部おさえられた!
オリジナルの「鮭チリ醤油ラーメン」(!?)です。
これがもう凄かった。
醤油味の強いラー油入りスープに、こんがり鮭がどーん!
勝浦タンタンメンっぽいけど、味はかなり違いました。
やっぱり勝タンと日清カップヌードルを混ぜた感じ!?
これが、かなり美味しいんですよ…
豚骨ラーメンもいただきました。
こちらは、なんていうか、すっきりとしたまろやか豚骨。
千葉人的には、君津豚骨に近い味わい!?
しゃばいけど、旨みはわりと強くある、みたいな。
こちらのお店の店主さんはドイツ人とポーランド人らしい。
なんと、ニューヨークでラーメンと出会い、そこで学んだんだんだとか。
話から推測するに、「一風堂」じゃないかな、と思われるんだけど…
昨日食べたお店と同じで、日本人不在のラーメン専門店。
遂に、日本人を経由しない本格的な日本のラーメン専門店が…
新たなウェイブを感じずにはいられませんでした。
…
その帰り道に、ふと目に飛び込んできたのが、
KINDERLADEN!!
え?
キンダーラーデン!?
消滅したはずのキンダーラーデンがある!!
次回、ハンブルクに来たら、絶対にここを訪問したい!
現代に残るキンダーラーデンをこの目で見てみたい!
って思いました。
そして、妊娠相談所訪問へ。
pro familiaは、前々から訪問したかった相談所で、楽しみでした。
相談所の所長さん(元養護施設職員)と相談員(社会教育士)が対応してくれました。
pro familiaは、「国際家族計画連盟」に属する団体で、
「性と生殖」の問題に取り組む実践的な組織でした。
ここでのメインは、性の問題の解決と共に、女性を強くする、ということでした。
かなり女性解放的な要素があるのかな、とも思いました。
基本的には、「自己決定の支援」を強く打ち出していて、中絶する/しないも本人が決めること、とその姿勢を強く打ち出していました。SkFは、カトリック系とあって、中絶証明書を発行していませんでしたが、ここでは、発行していました。
それから、pro familiaは、法的根拠に基づいてやっているので、わりとシステマティクというか、枠が強いところだなぁ、と思いました。
そして、予定変更を繰り返しつつ、調整をしながら、
シュテルニパルクの相談所(本部)にも、なんとか行けました。
びっくりしたのは、シュテルニパルク、今度は、教員や支援者を養成する「短大」を作るんだって…
マジすか!?、、、みたいな。
どこへ行く?! シュテルニパルク…(;'∀')
凄すぎる…。
これまで、教育思想史的にいろんな人がいろんな活動をしてきたけど、
ここまで、多様で、多岐にわたり、そして、幅広く教育的活動をしている団体ってあっただろうか。
もしかしたら、ひょっとしたら、僕はとんでもない「教育団体」の研究をしているのかもって。
(僕も、非常勤でゼミをやってって頼まれました♪ 遂にドイツでゼミ!?(/・ω・)/))
…
さて、シュテルニパルクでは、13年相談を続ける元看護師のクリスティアーネ・ウンナウさんと、
就職して半年という、心理士の若い相談員ヨハンナ・ドールバウムのお二人の話を聞きました。
2か月ぶりに、ライラ・モイズィッヒさんにも会いました。
(僕の顔を見るなり、笑いだすライラに、信頼関係を感じました)
シュテルニパルクの妊娠葛藤相談は、やはり独特でした。どこまでもヒューマニスティックというか、どこまでも教育的というか。「どこまでも、あなたを追いかけていきますよ」的な精神がありました。また、SkF、pro familiaを見てきてからのシュテルニパルクだったので、ここでの妊娠葛藤相談は、まさにTheシュテルニパルク的葛藤相談だなぁ、と。
SkFもpro familiaも、「女性支援」の文脈で相談を行っている。でも、シュテルニパルクは、「幼児教育」の文脈で相談を行っているし、母親に対しても「教育学的介入」を徹底している。とにかく、母親の下に行く。同伴する。
シュテルニパルクの妊娠葛藤相談について詳しく聞くことができて、僕自身、とても勉強になりました。ウンナウさんの話がホントよかった。キールに住んでいて、13年間、24時間の電話相談を続けてきた方で、シュテルニパルクの葛藤相談をずっと支えてきた人だとわかり、嬉しくなりました。
***
シュテルニパルクでのインタビューを終えたのが、18時過ぎ。
一旦、ホテルに戻り、荷物を受け取って、ハンブルク中央駅へ。
このまま行くと、ベルリンに着くのが9時過ぎ。ホテルには9時半過ぎ…
oh my god!
いざ、ベルリンに向かいます。
あと、中央駅のホームでちょっと事件(!?)
次の日どうするかという話になり、学生たちはみんな「観光」の話ばかり。「学び」の旅のはずが、ただの「観光旅行」になりつつある。やれ、あそこに行きたい、ここに行きたい、それも全部、「消費活動」的なものばかり。その前からも、いろいろとカチンとくることもあり(相談所に行くことの意義も考えずに、それに積極的に参加しようという意志もみられず)、堪忍袋の緒が切れてしまいました(汗)。
ただの観光旅行なら、ここまでわざわざ手間をかけて、格安の料金で、学生を連れてなんてこない。学生だから、と思ってやっていること。とはいえ、「観光的な要素」も大事だと思うから、限られた時間の中で、いろいろと調整してやっている。なのに、「あれ買いたい」「これ買いたい」、と、また、「あそこに行きたい」、「ここ行きたい」、と。しかも、学びとは程遠いものばかり。だったら、40万円はもらわないとやってらんない。いつの間にか、学生たちが「消費者」になり、「観光客」になっていく姿を見ると、そりゃ、カチンとくるって。人間=先生だもの。
しかも、今回は、真面目な施設見学の日は3日間しかない。あとは、楽しく過ごす予定になっている。そのことは何度も学生に行ったし、パンフレットにも書いた。なのに、それさえも耐えられないとなると、もう僕的には完全にアウト。学ばない学生は学生じゃない。ただの消費者だ。観光客だ。そんな人間とは、たとえそれが学生であっても、一緒に旅なんてしたくない。(それとて、何度もこれまで言ってきた…)
…
なんてことを、ハンブルクの夜のホームで叫ぶ僕、、、(;'∀')
しかも、それに立てついてくる某学生…。
まぁ、「分かってくれとは言わないが、そんなに俺が悪いのか」(by チェッカーズ)ってことで。
ともかく、5日目に来て、僕も激怒してしまいました。ふー。。。
(でも、ICEの中で気分を切り替えて、、、)
ベルリン中央駅到着!!!
なんとかたどり着きました。
が、しかーーーーし!!!!
ここからもさらに悲劇が…
地下鉄U5の駅の真上にあるホテルだから、ということで選んだのに、まさかまさかの「工事中」。前にも同じような経験をしたけど、現在、U5は絶賛工事中。なので、めちゃめちゃ遠回りをして、ホテルにたどり着きました。たどり着いたのは、夜の10時。しかも、雨。泣きっ面に蜂とはこのことか。
それでも、誰も文句を言わず(?)に、頑張って歩いてくれました。
そして、倒れこむように、ホテルの部屋に入り込むのでありました。
大荒れ?の5日目でした。
6日目はどうなることやら、、、、(;;)
今回のホテルは、なんとも不思議なホテルであります、、、(-_-;)
地下鉄が走ってたら、めっちゃ快適なホテルだったんだけどなぁ、、、
ま、二日間だけだ。耐えましょう、、、(;;)