ずっとずっと気になっていたお店にようやく来ることができました!
そのお店は、成東駅から徒歩8分くらいのところにあります、
らーめん姫島屋
であります✨
こちらのお店は、この場所に移転してから30年というお店で、移転前を含めると(おそらく)60年以上となる老舗のラーメン(中華)店であります!
この看板にもあるように、れっきとした「ラーメン店」であります。
創業当時からラーメンを出していた、と聴きました。
現店主さんは3代目で、その祖母の時代からラーメンを出すお店だったんだとか…。
となると、このエリアではかなり古くからラーメンを出すお店ってことになりますよね?!(ただ、このエリアは古いお店がいっぱい残っているので、最古かどうかは分かりませんが…💦)
メニューです!!
「らーめん」は一杯530円!! ほぼ「ワンコイン」のラーメンです!!
一番高いラーメンでも「680円」という、驚異のプライス!!
僕的には「かに玉ラーメン」が気になりました💓
餃子、春捲、野菜炒め、ニラレバ炒め…
まーぼーどうふ(何故ひらがな?)、チンジャオロース、八宝菜などもあります。
このラインナップを見ると、ラーメン&中華のお店だと分かりますね☝
…
というわけで、、、
ジャジャーン!!!
こちらが、姫島屋の一杯530円の…
らーめん
です!!
黒い醤油系のスープに、ネギ、メンマ、チャーシュー、わかめが入っています。
うん、これぞ、「歴史ある古き良きラーメン」の姿ですぞ!!
zoom up!
スープを飲むと、醤油の味とスープの甘さがぐわっと迫ってきます。
最初、このスープを飲んだ時、「ああ、古き良き昔ながらのスープだ…」って思ったんですけど、もっとじっくりとスープを味わってみると、「ん!?」…、「これって…」
醤油の味の裏側?で、和ダシの旨みを感じたんです。煮干しというよりは、鰹節とかのあの旨みを…。
お店の人に尋ねると、「よく分かりましたね~💓」って言われました(;^ω^) え? 試されてた??
聴けば、鶏ベースのスープに、昆布や鰹節などの乾物を入れているみたいで、まさに「和風ラーメン」じゃないか!!って、なりました。醤油の味が引き立っているので、「和風醤油ラーメン」と言ってよいでしょう🌸
これは、なかなかに分かりにくいスープですよ…。ともすると、「昔ながらのラーメン」で片づけられそうな感じで、ここのラーメンは食べ手の「力量」も問われてくる味のスープだなぁって。。。
(そんなに多くはありませんが)ネット上のコメントを見ても、「普通の味」とか「昔ながらの中華の味」とか「シンプルなラーメン」とかって評されています。が、「ちょっと待ってくれ…」って言いたくなります。
でも、それくらい「分かりにくさ」を兼ね備えたスープなんだろうなって思います。「だまされている」とまでは言いませんが、(ネット上で何かコメントするなら)ちゃんとこだわりをもった魚介系醤油ラーメンだってところまでは書いてほしいですね。その上で、「普通」って言うのであれば、何も言いませんけど…。
僕的には、こういう「玄人向け」(?)のラーメンを食べると、めっちゃテンションが上がります。(「俺だけが分かるぜ」っていう傲慢さというより、「マニアックな美味しさ」に出会える喜びからです!)
メンマもコリコリっとしていて、本格的だし、チャーシューも530円のラーメンとしては大き目な方で、しかもパサパサしていなくて、丁寧なお仕事をされていることが窺えます。
麺はこんな感じで、これまたいい感じで「昭和」を感じる麺であります。
昭和は感じるけれど、でも、ヨレヨレの弱々しい麺ではありませんでした。
それこそ「ズルズル!」って音を立てて啜りたい王道の中華麺。歯ごたえもよくて、食べていて、幸せを感じる立派な麺だなぁって思いました。(でも、それこそ、数年前だと、「千葉クオリティー」とかって言いそうな感じではありますが…)
量的にも「昭和の量」かな?? 少し控えめな量で、そこもまたノスタルジックな感じがしましたね。
…
それから、、、
ジャジャーン!!
かに玉らーめん
です!!
またの名を「天津麺(天津ラーメン)」かな??
なんか、妙に「かに玉らーめん」が気になったもので、、、(;^ω^)
その名の通り、らーめんの上に「かに玉」がどどーんって乗っています。
それ以外のトッピングはな~んにもありません。ネギさえ入っていません!!
このかに玉が、もう「まいう~」でして、、、(;^ω^)
かに玉だけでも十分に美味しいんですが、これが「和風醤油スープ」に入ることで、これまた一味違った「味ワールド」を感じさせてくれます。
中華料理の定番ともいえる「かに玉」が、魚介風味の和風醤油ラーメンの中に入るんですから、これはもうまさに「日中和平条約」のような味わいです(?!)。
今や、国家レベルでは対話不可能なほどに冷え切っている「日中関係」ですが、歴史的にはやっぱりどの国よりも深いつながりっていうのがあるわけで、、、。国家関係も、料理関係みたいに、うまく混ざり合えればいいんだけど、なかなかそうはいかないのが難しい所ですよね、、、
話は逸れましたが(汗)、中国の伝統と日本の伝統が混ざり合った素敵なラーメンになっているなぁって思った次第であります。
麺は、うん、上のラーメンと同じかなって思います。
この麺、ホント、食べ応えがあるっていうか、ほどよい存在感があって、いいなぁって思いますね。
かに玉と一緒に食べる麺っていうのも、これ、格別ですね~\(^o^)/
でも、なんといっても、このかに玉が最大の魅力であります。
具としてはこれだけですが、このかに玉自体が本当にでっかくて、最後までなくならずに、美味しく頂くことができました。
特に変わったことはしていませんが、それゆえに、ここの和風醤油スープを際立たせてくれていて、まさに「共栄共存のラーメン」という印象でした。素晴らしい!!
最後に、卓上にあったこの激辛スパイスと胡椒を入れて、、、
こういうのは、多少やり過ぎた方がいい…
それこそ、スパイシーかに玉ラーメンになりました。スパイスは最高の調味料!!
***
というわけで、、、
念願だった「姫島屋」の初レポをお届けいたしました!!
ずっとその存在は知りつつも、行けないまま時だけが流れていき…、そして、遂に訪問することができました。しかも、想像していたよりもずっと美味しいラーメンが食べられて…
寡黙な三代目の店主さんととても明るく接客上手な奥様(?!)、このコントラストもまた「昭和」だなぁって思いましたね。いいか悪いかは別にして、「寡黙な夫」と「社交的な妻」という組み合わせが、なんか一番ほっとするというか、なんというか…(逆でもいいんですけど…)。
これで、成東駅前にある三名店、すなわち「ラーメン金兵衛」「成美食堂」「らーめん姫島屋」をコンプリートしましたー\(^o^)/
どのお店もホント素敵で、成東の三大秘宝と言ってもよいでしょう!(?!)
場所はこんなところです!!
少し駅から離れていますが、難なく歩いて行ける場所にあります✨
そしてそして、、、
このお店の一本手前の道を横に入ると、そこは神秘の世界へ…
浪切不動院
であります!!
姫島屋の奥様にも、「せっかくなら寄ってらっしゃいよ!」って言われたので…(苦笑)
なんか、京都の清水寺を超コンパクトにした感じ??
そんなに大変そうじゃなかったので、昇ってみました。
こんな感じで、景色はとっても素敵でした💓
標高わずか30mの小さな丘から眺める景色ですが、とても素敵な視界が広がっていました。
この景色の先には「九十九里浜」が広がっています。
千葉県指定文化財天然記念物に指定されているんですね。
この丘というか、この岩は、(新生代第四紀洪積(こうせき)世の次の時代の)約一万年前から現在に至る「沖積世」の時代に、縄文海進でこの丘が海岸線に面した時に、石灰質の物質の浸透によって固結した「凝灰質砂岩」なんだそうです(??!!) …なんか、分かったような、分からないような…💦
うん、「姫島屋」で美味しいラーメンを食べた後に、ここに立ち寄る、っていうのも、とってもいいコースだと思います。皆さまも是非!!
人もいないですし、コロナ感染の心配もないですし、健康的ですし、文化的ですし、地質学的にもいい場所ですし、この時期に不安なく行けるスポットかな!?、と。