3月3日。
ドイツ滞在二日目は、朝6時過ぎに集合。
朝起きたら、1cmほど雪が積もっていました。
さて、目指すは、
世界遺産「ケルン大聖堂」
ケルン大聖堂は、「ゴシック建築」の中でも世界最大級で、その存在は圧巻。
せっかくなら、早朝のブルーモーメントの中で大聖堂を見たいなと思い、
6時34分のICEに乗って、ケルンに向かいました。
ちょっと、明るくなってしまいましたが、夜明け直前あたりに到着しました。
(上の写真は一通り、大聖堂の中を見た後に撮ったので、かなり明るいですが…)
大聖堂の中は、もう、本当に神秘的で、美しかったです。
ヴィジュアル系的世界観が好きな人にはたまらない風景がここにあります。
それに、まだ早朝なので、人もほとんどいなくて、静かに見学できました。
祈る学生たち…。
見よう見まねでやってますが、、、
それにしても、凄い。
この建物、第二次世界大戦時に、中まで破壊されているんですよね。
でも、完璧なまでに修復されていて、、、
大聖堂の外に、「第二次世界大戦直後」の大聖堂の画像が展示されていて、
しばらく見入ってしまいました、、、
やっぱり、ドイツは常に「過去」を向き合い続けている。
ケルンは、大聖堂の周辺がどうやら観光の中心みたいなので、少し歩きました。
こんな、不思議なお店?もありました。
学生たちみんな、かわいいものであります(;'∀')
で、滞在約1時間ちょっと。
大聖堂を満喫したので、再び、デュッセルドルフに戻ります。
***
デュッセルドルフに戻ってきたのが、9時くらいかな!?
で、今度は11時にホテルをチェックアウトして、次の目的地へ向かいます。
ドイツ語クラブとしては、二度目?三度目?となるブレーメン!
ブレーメン音楽隊は、日本人にとっても身近なもの。
それに、ブレーメンは、コンパクトで、ドイツっぽさがあって、見どころも多い。
二日目の目的地にぴったりかなぁ、と思いまして…。
デュッセルドルフからICに乗って、約3時間。
ブレーメンに到着しました。
今度のホテルは、駅を降りてまさにその正面にあるホテルでした。
圧倒的な近さ♪
キャリーバックも重いし、また街の中心まで普通に歩ける距離なので…
しかも、このホテル、三ツ星ホテルながらに、めっちゃいい感じなんです。
口コミ情報通り、めちゃめちゃフロントの対応もフレンドリーですし…
僕の部屋なんか、4つ星以上のレベルですよ…
バルコニー付きで、部屋も広くて(長くて)、玄関と部屋の間にドアも付いてて。
街中に、素敵なモニュメントがいっぱいあるので、学生たちも大喜び。
殺風景な日本とは違って、なんかほんわかします。
日本にもなくはないけど、圧倒的に少ないかなぁ、、、と。
(一見)「無駄なもの」の存在がどれほど人間に「余裕」(余白)を与えることか。
日本は、「無駄なもの」はなく、「便利なもの」に溢れています。
便利さ=利便性の追求こそ、戦後日本のたどってきた道なんじゃないかな、と。
そろそろ、利便性を捨てて、余白余裕のある成熟した社会に変えていかないと…。
なんて、、、
そして、向かうは、、、
こちらです!!!
またまた、いい写真が撮れました♪
僕がドイツの中でもかなりお気に入りの場所、
Schnoor地区
ブレーメンの旧市街。かつては富裕層のエリアでしたが、徐々に職人の街へ。
現在は、小物や雑貨やお菓子などの専門店が集まるエリアになっています。
ディズニーランドが好きな人にはたまらないエリアじゃないかな、と。
学生たちも、「ディズニーランドみたい」って本当に言っていました(苦笑)
狙い通りだ(;'∀')
とりあえず、ここは一人ではなかなか見つけられないので、全員で行き、
そこで、解散。各自、自由行動の時間。
ふふふ…。
待ってました。自由時間。
学生以上に楽しみにしていた自由時間♪
ブレーメンといえば、「キャプテン寿司」が思い出されますが、
どうも、新たなお店ができたっぽいので、そちらに行ってみたい!、と。
で、向かったのが、、、
KAGI BAR
というお店でした。
旧市街や観光の中心ではなく、新市街の中心のど真ん中にありました。
なんか、露店が並んでいるその一角にあります。
ここのお店がとにかく面白かった。凄かった。感動だった。
詳しくは、のちにラーメンレポとして書きますが、とにかく凄かった。
こんなラーメンでした。
あー、もう、これは、unbelievableな奇跡の一杯でした。
しかも、すべてにおいて、合理性があって、もう、「降参」でした。
もうね、この感動は、日本では味わうことができない、というか。
かつての日本の「ラーメン黎明期」~「発展期」の頃の面白さがあるというか。
一言でいえば、
「寿司ネタの鮭(サーモン)がたっぷり入ったフォー風の魚介味噌ラーメン」
ですかね。
あまりにも、ぶっ飛びすぎていて、もう、笑うしかありませんでした。
でも、これが、マジで美味しくて、こんなこともできるのか、と。
久々に、「ラーメンの無限の可能性」を感じました。
店主さんともかなり語りまして。38歳のベトナム人男性(大卒エリート)の人。
Huy Danh Taさんです。
建築関係の会社を立ち上げた人でもあって、パワー溢れる人でした。
「なんでも、自分で挑戦して作ってみる。で、自分が美味しいと思ったら、商品として出す」、
なんども、そう話していました。
「ラーメンは、日本や中国やベトナムなど、広く愛されている食べ物。これをもっと広めたい」
とも、語っていました。
いやー、頑張ってもらいたいです。
楽しい楽しい自由時間でした♪
(二日連続でラーメン食べれた♪)
***
そして、夜は、ブレーメンの市庁舎の地下一階にある名店、
RATSKELLER
です。
なんとなんと、
1405年創業
実に、創業600年の老舗店
なんです!!!
もう、スケールが違いすぎるでしょ。
日本では、創業40年の老舗店、とか普段書いているけど、、、
創業600年を前にしたら、40年なんて「新店」以外の何物でもない…
ブレーメンでまず食べるとすれば、ここ!!!
今回、僕が食べたのは、寒い日の特別メニュー、
Gegrillte Beutelwurst-Scheiben
mit Zwiebel-Sause und Kartoffel-Wirsing-Stampf
(円盤型のブラッドソーセージのグリル)
でした!!
見た目は、ハンバーグって感じでしたが、全然違いました。
血の独特の風味が加わって、なんともいえない味わい肉料理でした。
でも、玉ねぎソースがとっても美味しくて、食べやすさもありました。
これは、大当たりだな♪
創業600年の伝統の味わい?に、満足しました。
...
なんですけど、、、
学生たちの顔はとてもとっても険しくて…苦笑
本格的なドイツ料理(ドイツ人のためのドイツ料理)に、困惑気味でした。
異国の料理に「免疫」のない学生たち。
異国の料理を知り、自国の料理を知る。
僕が、「日本の料理はやっぱり美味しいでしょ!?」と聞くと、
学生も、「はい、日本の料理の良さを改めて知りました」、と。
そう。そういう「経験」もまた、「旅」には大切なんです。
日本では「当たり前」でしかない「日本の料理」。
でも、それは、一歩海外に出れば、「普通」じゃない。
また、日本の料理も、外国人からすれば「普通」じゃない。
それを知った上で、日本の料理の「相対性」を知る。
そのうえで、日本の料理を愛する。
と同時に、異国の料理を尊重する。
そこに、健全な「愛国心」がある。
…
ただ、あまりにも学生たちの顔が険しかったので、やはり口に合わないのかもな…。
とはいえ、味わいは、まさに「ドイツの味」。
これを経験しないで、帰国というのは、ちょっと悲しすぎる気も、、、
そんなこんなで、二日目の旅も終わりました。
明日までは、「楽しい旅」。
明後日からは、「学びの旅」に切り替わります。
だから、今のうちに、女子たちの生命線でもある「買い物」を満喫してくれ…(;'∀')
この修養の旅は、僕自身の「学びの旅」でもある。
今回は、「妊娠葛藤相談所」をひたすらに回る、という課題を課しています。
これまで、妊娠葛藤については書いてきたものの、あまり「相談所」に目を向けていなかった。
今回は、(三日目夜に合流する)二人の先輩先生も同行するので、
「これはいい機会だ」、と思って、アポをいっぱい取りました。
なので、ハンブルクとベルリンでは、みんな、いっぱい勉強してもらいます♪
頼むぞ~~~(;;)
三日目は、10時にブレーメンを出て、昼にハンブルクに着いて、
で、荷物をホテルに預けたら、リューベックに向かいます!!
さてさて、どうなることやら…(;;)