(この場合)空き家・貸したい家・使いたい家・生かしたい家などなどのことですが、箱(要するに建物)と中身(何かをしたい人)双方の微妙な心のひだにひっかかる何かを作りたいなとは思うのですが。
一つの建物だけ(「点」ですね)に人が集まったところで、人が行き交うという「線」にはつながらないからそれは無駄なこと、と時々言われるのですが、最初から点が線になるわけではないし、点がなければ線も生まれないんだけど・・・いろいろ考えているとまとまらないので、このブログを読んでくださっている方々にいいアイデアを教えていただきたい気分なのです。
某町にこんな素敵な町家…
玄関を入ればすぐ、ギャラリーに使えそうな部屋があります。(確かに数年前までは店舗でしたが)持ち主さんと共存共栄できる手立てはないものか?と考え中。
いいアイデア募集いたしますが・・・
一つの建物だけ(「点」ですね)に人が集まったところで、人が行き交うという「線」にはつながらないからそれは無駄なこと、と時々言われるのですが、最初から点が線になるわけではないし、点がなければ線も生まれないんだけど・・・いろいろ考えているとまとまらないので、このブログを読んでくださっている方々にいいアイデアを教えていただきたい気分なのです。
某町にこんな素敵な町家…
玄関を入ればすぐ、ギャラリーに使えそうな部屋があります。(確かに数年前までは店舗でしたが)持ち主さんと共存共栄できる手立てはないものか?と考え中。
いいアイデア募集いたしますが・・・
それらを蒐集した人はもういない、でも家族はそれらを決して捨てきれないもんです。なにか異風景の物語り作りをするのもひとつ!かな。
アジアならアジア、民俗面ばかり集めてみるとか、歳時記に応じて組み替えるとか・・・方法はありそうですよね。
写真や書物や品々をギャラリーよりライブラリーとして保管に努め、表は若い人も立ち寄れるカフェでもなんでも人の集まるお店。今は待ちの資料館より、出入りのある活気が必要。店内ベストの場所に、季節や時に応じてそれらを極少量だけ置く。1度にたくさん置くとそのままになったり、見る方の気が重くなる。興味の無い人が目を向けるきっかけが遮断されるように思います。これは何だろうと思えるには引き算が大切であると思います。きっかけを作ればライブラリーを見てもらえばいい。
それらの品々はまず風景にしてあげることが大切だと思います。品だけでなく背景の配慮も必要です。たとえば、植物をたくさん集めた博物館は興味がある人が行く所で、私なら美しい庭を見る方が植物を知りたくなる。その方が時間をかけ、たくさんの人達の目に触れ、物も幸せだと思います。
持ち主さんの意向も伺いつつ、人通りの少ないひなびた通りだからこその、静かな雰囲気の何かを「創る」ことは出来そうだな・・・
この建物だからこそ見つめてきた、町の歴史、人々の記録を大事にして欲しいです。でもその一点張りでは過去を掘り返すだけで、新しい人も物も生まれません。
古さそのものも大事ですが、かつての商売を無理なく活かすには、何を残し、何を削るかが大事で、つまり何を見せ、何を見せず想像させられるかだと思います。建物が、映画でいえばあの作品の雰囲気だ、音楽なら、絵画ならと想像してみて、当てはまる有名な作品をガイドにイメージしていけば、スーツでビーサンを履くという場違いな要素は入り込みにくいんじゃないでしょうか。その想像に何が当てはまるかだと思います。ここでワインを飲みたいなとか、手紙を書きたいなとか。