バスde温泉

バスで行く温泉旅日記

意地でもバスで行く別府・共同湯の旅(2)

2013-11-02 12:13:59 | ☆バスde温泉(九州)

意地でもバスで行く別府・共同湯の旅(1)の続きです

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別府では外国人の姿が多く見かけられます。別府温泉が欧米や韓国・台湾の観光客に人気なのに加え、APUの留学生がかなりの数を占めているようです。意外にも若者の町なんですね。

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別府駅の西口には主に亀の井バスが使用するバスターミナルとなっていて、そこから各方面へのバスが頻繁に発着しています。特にここから鉄輪の間は経由地がいろいろあるもののおよそ10分毎。かなり使えます。

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亀の井バスは別府を拠点とした会社で、西鉄の子会社。(創立 油屋)別府市内の特に山手側に路線網を広げていて、温泉めぐりには欠かせないバスです。

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坂の多い別府の街の、山手のほうへずんずん登っていき、高速道路の巨大な橋の袂で降りました。温泉にちょっと詳しければこの写真で何処か一目瞭然しょうね。そう、明礬温泉です。

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明礬からバスで山を下って5分ほど、次の温泉は露天風呂?いやいや、これに浸かったら大火傷になること必定。別府名物の地獄巡りのうちのひとつ、海地獄です。高温の温泉が自然の露天風呂を形成し、見事な青色を造り出しています。今回、温泉以外の観光地を訪れるつもりはなかったが、でもまあ、これも広義の温泉ということで…

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海地獄から鉄輪温泉へは旅館や土産物屋が建ち並ぶ商店街を、歩いて通り抜けることができます。石畳になっていて景観整備もバッチリ。贅沢かも知れないが、加えて電線の地中化をしていればなぁ…

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途中、なんだか怪しげな場所がありました。入ってみよっかな…いかん・いかん!バスと温泉を探求することが目的なので、ここに寄る訳にはいかん。幸なのか不幸なのかは解らんが、自制心が勝って、鉄輪温泉の中心部にやってきました。

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大分県は食材の宝庫。この別府では食事場所に事欠きません。駅前で見つけた食堂で昼食を。大分名物のとり天です。

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別府駅からちょい南のところ、流川のあたりは別府なかでももっとも古くからにぎわった地域です。ここから再び山の手の温泉を目指すため、亀の井バスに乗ります。

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山に向かって真っすぐ一本の道を進んだ突き当たりがラクテンチです。

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こんな遊園地にも温泉があるんですね。さすが別府。

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別府温泉から車の激しく往来する国道10号線を南に20分ほど歩いたところ、なんだか温泉らしくない再開発区域みたいな場所にやってきました。ここが浜脇温泉です。

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浜脇温泉から日豊本線の線路沿いを少し歩くと東別府駅が現れます。典型的な昔ながらのローカル線の駅で、そのレトロな駅本屋は明治44年の造り。別府市の有形文化財として昔の状態を保っているが、バリバリ現役です。

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ローカルと馬鹿にする無かれ。別府・大分の周辺ではかなりの頻度で電車が走っています。
JR九州の電車はアルミ車体がまぶしい最新型の815系に乗って鉄路を北へ。

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別府駅を通り過ぎてさらに二駅目の亀川駅で降りました。ここからすぐのところの旧街道沿い、数軒の旅館が無ければのごく普通の住宅街と思うようなところが亀川温泉です。

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別府市内では山手に強い亀の井バスと、海沿いに強い大分交通が覇権を競っているのだが、停留所も別々、時刻表や路線図も別々になっていて、明らかに地元民と見られる人たちでも戸惑っています。も少し利用者の立場に立って、サービスの一元化を考えてみないと、乗客は減るばかりでしょう。ここには競争原理のメリットは無いと断言できます。

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亀川駅前に大分交通の路線バスが現れました。さすが九州、車両の殆どは西日本車体工業(西工)のボディーを乗せています。この亀川駅からは以前、別府北浜から大分まで、国道10号線の真ん中を路面電車が走っていました。交通渋滞の元凶ということで昭和の時代に廃止になったが、今はその区間を大分交通のバスが結んでいます。

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別府の旅も終わりに近づいてきたので、とりあえず別府中心街に戻ってきました。復路の電車までまだ時間があるので、食事と最後の観光を。別府に着いたときに発見し、その昭和な姿に興味をひかれたた別府タワーに登ることにします。

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極上温泉の数々に圧倒され続けてきたこの別府、名残は尽きないが帰ることにします。定刻に別府駅に現れた特急ソニックは虫のような独特なデザインの883系です。この883系は車両のデザインに定評のある水戸岡鋭治の代表作のひとつ。JR九州は彼のデザインをかなり多用していて、朝に乗った815系も彼の作品とのこと。

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艶を出した白い車内に、某キャラクターのような耳のついた枕が特徴的。この枕、頭を上手い具合にホールドして眠りを誘います。振り子式の車両はカーブをものともせずにスピードを上げて小倉に向かっていきます。そして小倉からのぞみで大阪へ。

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別府市内で偶然に発見した地獄めぐり遊覧バスのモニュメント。これぞ「バスde温泉」の起源ですな。

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