東大阪市の高井田地区は零細工場が林立する大阪の技術の集積地として、そして最近では真っ黒な醤油ラーメンの発祥の地として、徐々に全国的な認知が広がってきています。
この工場地帯のど真ん中にある天然温泉を謳うスーパー銭湯を訪ねてみました。掛け流し原理主義者のワタシにはこの手の温泉にはあまり足が向かないのだが、高井田系ラーメンをいただくついでに寄ってみたわけです。
温泉というのは本来は天然のものであって、あえて天然といわなくてもいいもののはずだが、ここはなぜか天然を謳っているので、なにか胡散臭さを感じてしまいます。
大きな内湯のある浴室と広い露天風呂、サウナ、垢すりと、いかにも普通のスーパー銭湯の造り。浴室には無粋な塩素臭が漂っています。
開放的な露天風呂に浸かっていたら、この一角にある三つ並んでいる壷湯を発見。この壷湯には地下1,001mからくみ上げる源泉そのままに近い状態のお湯が満たされているとのこと。
お湯は匂いも味もなく、僅かにヌルっとした感触の、特徴の希薄な単純泉。ただ、少し茶色がかかっているのが唯一の特徴かな。
加温していないのでお湯は温く、そのためじっくり浸かっていられる。これはなかなか居心地いいぞ!湧出量が550L/minと案外豊富なので、一部とはいえスーパー銭湯では貴重な自然な状態が保てるのでしょう。
全体的に清潔だし、靴箱・脱衣ロッカーが小銭不要だったりと、スー銭にしてはレベルが高い。機会があればまた来てしまうかも…
・場所:JR高井田中央駅・地下鉄高井田駅
・泉質:単純温泉 41.2℃
・訪問日 2009年1月28日
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