ブクログより
平野さん2冊目です。
これも平野さんらしく、含蓄のある深い内容なのでしょうが、あまり考えずに読み進めていく。
ある時から、お互いの人生を交換してその人物に成りすまして生きていくというややこしく生きてきた男について、話は進められます。
自分の過去がいやでいやで、ましてそれが自分の責任ではなく、捨ててしまえるものなら捨ててしまいたい、違う人間になって、誰も知らないところで一から出直したい。
そんな思いでやり直す本人はいいでしょうが、それに巻き込まれてしまった周りの人たちは?
たまたま出会って、ひかれあい結婚してしまった人、そのためにお父さんと呼ぶようになった多感な少年。
ましてや本人は大きな謎を残して事故で死んでしまった。
謎が解けてすべてが明らかになっても巻き込まれた人たちの胸中は晴れることがないのです。
平野啓一郎 / ある男
サボテンの花が咲きました
何回か咲いているアロエの種類
これは初めて!
名前は知らないがすごくかわいい。