まだまだ冷たい日が続いていますね。河津桜もみなみの桜も開花が随分遅れてしまっているようです。ほころび始めている木もありますがまだほとんどが蕾です。今年の日本一早いお花見の計画はまだ間に合います!(写真は昨年のものです)
河津といえばバラの楽園で有名な河津バガテル公園にて「鈴木まもる 伊豆の鳥の巣コレクション&絵本原画展」が開かれています。
鈴木まもるさんは下田市在住の鳥の巣の収集・研究家としても有名な絵本作家です。
鳥は春に卵を産みヒナを育てるために鳥の巣をつくり、巣立つと巣には帰りません。毎春巣作りをするそうです。展示してある鳥の巣はヒナが巣立って使わなくなったもので鳥が困ったり自然を壊すことはありません。
鳥の巣をじっくりご覧になったことはありますでしょうか?私は数年前、鈴木まもるさんの鳥の巣についての講演のとき初めて見ました。毛で出来たもの、木っ端で作られているものなど様々で、何よりびっくりしたのが鳥にも巣を作るのが上手い下手があるということでした。巣作りが下手な雄鳥のところにはお嫁さんが来てくれないのです。鳥にも大雑把、几帳面などの性格があるんですね。。
鈴木さんは昨年起きた福島原発事故で放射能汚染された草を食べたであろう虫をエサとしてヒナに与えている親鳥を思うと不憫だと心を痛められています。
地球上に住んでいるのは人間だけではなく、鳥や虫なども同じように生きていることを思い出させてくれます。
お花見に河津を訪れるなら一緒に立ち寄ってはいかがでしょうか。
ほかにも絵本の作品はたくさんあります。
伊豆急線ができるまでの絵本。当時の時代背景や苦労がしみじみ伝わり、鉄道やトンネルの作り方もよく描かれています。
子供が大好き、夢がある「せんろはつづく」シリーズなどなど。
「ちいさいいすのはなし」 すごくいいですよ。。
鈴木さんの作品はどれも温かく、ずっと大事にしたくなるものばかり。
身近に小さなお子様がいらっしゃる方なら是非下田土産にもお勧めです!
鈴木まもる 伊豆の鳥の巣コレクション&絵本原画展
河津バガテル公園にて 3月10日(土)まで開催 お問い合わせ / 0558-34-2200
河津駅からシャトルバスが出ています。