暖かい下田でも秋らしい日々が続いています。
紅葉と呼べるほどの色づいた美しい木々はあまりありませんが、空も高く、柿が鈴なりに実り、夕景にススキが揺れています。
自然に囲まれ、時間が穏やかに流れるところが愛される理由でしょうか、伊豆は芸術家の多いことで知られます。
芸術の秋を楽しみに11/3日より開催されている土屋典康 作陶展を覗いてきました。
今日は突然のお誘いだったのでカメラが無く、写真が撮れず残念でしたが後日友人を誘って(カメラをもって!)もう一度足を運ぼうと思っています。
下田市稲梓に窯をお持ちの土屋典康さんの作品は東京、大阪など全国で個展を開催されていますが下田では3年ぶりくらいではないでしょうか。
前回はとても立派な古民家での開催でした。
今回は雰囲気を変え、モダンな空間でより一層作品が素敵に感じられました。
その空間というのは下田の蕎麦の名店「いし塚」のご主人の別荘とのことです。
下田の山側、大賀茂ののどかな道の南伊豆との境あたりを右に入って行きますと、さながら近代美術館のような建物が現れます。
中に入るとル・コルビジェの椅子が置かれた美しい空間と景色に魅了されます。
別荘とはいうものの、寝泊りする場所はなく、ご主人が読書をされたり静かな時間を愉しむための空間だとか。
なんとも贅沢な場所なのだと驚きです。
こちらは常に公開されている場所ではないのでこの機会を逃すと中を見ることができません。
土屋典康さんの陶芸作品はぐい呑みや香炉のような小さいものから大皿、花瓶など存在感あるものまで多数展示されています。
土屋さんも期間中は奥様と毎日いらっしゃるとのこと、穏やかで素敵なお人柄です。
個展は11/8(火)まで開催。
のこり数日ですが一人でも多くの方に訪れていだきたいです。
土屋典康さんHP
http://www.noriyasutsuchiya.com/