くすのき(九州の気)
楠木を見つけると立ち止まる。
たまにしめ縄をつけた楠木もある。
近くに寄って、そっと手のひらを当ててみると、幼い日の柳河の思い出がよみがえる。
庭先にあったくすのき、近くの神社にもあったくすのき。
楠木は風を呼び、幽玄の時にさぶらう。
青春に 揚げひばりの歌を聴き。
朱夏に わしわし蝉をじっと見つめ。
白秋に 黄金輝く豊穣の海のさざなみに酔い。
玄冬に とぜんなくザワザワと青く蒼く
風を呼び幽玄の時にさぶらう。
くすのきは九州の気なのだ。
楠木を見つけると立ち止まる。
たまにしめ縄をつけた楠木もある。
近くに寄って、そっと手のひらを当ててみると、幼い日の柳河の思い出がよみがえる。
庭先にあったくすのき、近くの神社にもあったくすのき。
楠木は風を呼び、幽玄の時にさぶらう。
青春に 揚げひばりの歌を聴き。
朱夏に わしわし蝉をじっと見つめ。
白秋に 黄金輝く豊穣の海のさざなみに酔い。
玄冬に とぜんなくザワザワと青く蒼く
風を呼び幽玄の時にさぶらう。
くすのきは九州の気なのだ。