昨日テレビで身延山の僧侶の婚活のニュースを見た。
確かに山では若い女性との出会いの場も少ないだろう。
取材された僧侶も言っていたが参拝者をナンパするわけにもいかないだろうし。
お寺を管理する僧侶と結婚するということは普通の主婦になるだけではなく、そのお寺を住職と一緒に支えていくという仕事をすることでもある。
一般の家庭で育った女性にとってはなかなか理解しがたい世界であるかもしれない。
お寺は24時間年中無休、プライバシーもほとんどない。
たとえば夏休みや年末に家族で海外旅行なんてことは絶対無理だし、子供も休日に遊びに連れて行ってもらえないなんてことは当たり前。
そのせいかお寺の事をよくわかっているはずのお寺の娘さんは母親の苦労を知っているのでお寺に嫁ぐことを嫌がる傾向もある。(ものすごく大きなお寺の場合は別)
また、お寺の奥さんとなる方に対して、結婚式のスピーチで「お寺はプライバシーのないところなのでつらい思いをするかもしれないけれど・・・」といわれることもある。
そんな中で最近の傾向として、お寺に嫁ぐというよりそのお寺の仕事(お寺自体の仕事ばかりではなく、併設されている幼稚園経営とかNPO活動とか周辺の仕事も含む)をやりたくて嫁いできたのではと思われる方も出てきた。
ある意味お寺に就職するような感覚もあるのではないだろうか。
そういう感覚を持った方が増えてくればお寺にももっといろいろな可能性が生まれてくるような予感がする。
婚活中の僧侶に対しては単に嫁さんを貰うというより一緒に事業を盛り立ててくれるパートナーを見つけるという感覚を持つことが良縁成就のポイントになるのではとアドヴァイスしたい。
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