半藤一利さんの昭和史をやっと読み上げました。本当によく調べられてますね。当事者の後からの発言で何が嘘かを徹底的に検証しています。よく歴史から学べと言いますが、これほど難しい手法はないかもしれません。「それを正しく、きちんと学べば」と前提条件が付いています。今でもノモンハンは勝利したとか、アジアを解放したとか、多くの犠牲を払った戦争を肯定する人たちが多いのが嘆かわしいですね。
1、国民的熱狂を作ってはいけない
1、国民的熱狂を作ってはいけない
2、日本人は抽象的な観念論を好み、具体的な方法論を検討しない
3、タコつぼ型集団の弊害
4、国際的常識の欠如
5、すぐに成果を求める
読む人によってあの時こうすればよかったなど評論家にはなれるが、いざ組織の中で反対行動が起こせるか
ここが一番問題だと思いました。
少し厚いが素晴らしい本でした。
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