『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.4727 北&南蔵王縦走フルコース踏破

昨日のサイクル野郎前に完踏しました『北蔵王縦走路&南蔵王縦走路を行く山旅』…すなわち蔵王連峰一筆書きのレポートとなります
登山される方でしたら、ある程度御想像がつくかと思いますが…蔵王連峰10座を越え行く総距離29㎞の長い山行です
とにかく長~い一日になりますので2:00amに起床し、まずは下山口の白石市に周り帰路用のROADをデポ…それからスタート地点の笹谷峠(旧道)駐車場に向かい到着したのが5:20am…そそくさと準備し5:30am、長い長い縦走の旅へ出発したのでありました北側縦走路は登り基調…のんびりまいります。


まずは6:57am頃、一座目『雁戸山(1,485m)』へ登頂完了です。
ここまで、背丈ほどの藪化した個所が多く、葉っぱに付いた朝露で既に全身ズブ濡れ状態…手始めに山の神様から洗礼を受けた思いです。


わずかに紅葉が始まっており、秋の風があせばんだ肌に心地好いです


7:25am、二座目『南雁戸山(1,486m)』へ登頂完了です。思えば、昨日の行程…眺望を楽しめたのは前半と、終盤の僅かな時間帯のみでした。


背の低い樹林帯に入り、全身ズブ濡れに加え登山靴もグショグショ言い始めましたそれを抜けると熊野岳が視界に入りました。ガスがかかってます
終日「くもり」の予報でしたが、時折り陽が射して、穏やかな山歩きです。


9:05am頃、三座目『名号峰(1,491m)』へ到着しました。


越えて来た前半の縦走路…「だいぶ歩いて来たなぁ」
もう少し登り詰めると、例のガスガスの中へ突入…雁戸山方面は、これ以降見ることができなくなってしまいました


渋~く長く続く登りを歩き続けると、10:20am…四座目にして蔵王連峰の主峰である『熊野岳(1,840m)』へ到着しました行程のほぼ中間地点です。
スタートから約5時間/14㎞…想定より少~し遅れているかな


そして馬の背を下り10:56am…五座目『刈田岳(1,758m)』へ到着しました!
晴れていればここから望めるお釜は、あいにく全く見えませんでした


気合いを入れ直して後半戦、南蔵王縦走路へと進みます。九十九折りの有料道路ハイラインを直降してエコーラインからの登山口がこちらです。
北蔵王縦走路に比べて整備が行き届いており歩きやすい南側コースです。晴れていれば不忘山を含む南蔵王の雄姿が望めるのですが…今回は期待せずに分け入りました


11:37am頃、六座目『前山(1,684m)』へ到着しました。


そして11:53am、七座目『杉ヶ峰』へ到着…ピークの度にちょこちょこ小休止を入れて来ましたが、こちらでようやく大休止…おにぎりタイムでした


途中出会ったオコジョちゃん(笑)小っちゃくて超かわいいんですけどぉ~


木道歩きが好みの自分にとって、とてもリラックスできる光景です
ついつい「今年も尾瀬へ行きたいなぁ…」と妄想しちゃいますね~


0:40pm頃、八座目『屏風岳(1,817m)』へ到着しました。
北蔵王縦走路では1名のオジ様としか会いませんでしたが…やはり南蔵王縦走路の方が(北と違い、整備されており歩きやすい!)メジャーなんでしょうか単独行の方、賑やかなパーティーの方々、20名位の方とすれ違いしました。


1:03pm…九つ目のピーク『南屏風岳(1,810m)』へ到着しました。


晴れていれば、とても心地よい稜線歩きなのですが、今回は一切眺望がありませんでした。長かった縦走路も終盤…岩々ゴツゴツ路面を登り詰めます


1:26pm…10座目にして最後のピーク『不忘山(1705m)』へ到着しました
歩きやすい南縦走路で挽回…だいたい予想どおりの時間で歩き通せました


少し下ると次第にガスが取れてきて、北蔵王縦走路の前半部以来となる眺望を得る事ができました
暫く前に南蔵王縦走路を歩いた際は白石スキー場口へ下山しましたが、今回は硯石コースへ下ります。不忘山から6㎞ほど下りっぱなしで太ももが悲鳴を上げそうでしたが、先週の山行後に猛烈な筋肉痛を経てパワーアップ済み(笑)でしたので、思ったほどのダメージもなく下り切れました


2:40pmに無事ゴールこちらが下山した硯石(宮城蔵王キャンプ場)口です。
北蔵王縦走路+南蔵王縦走路=計29㎞、9時間を超える長い山旅でした
この後、早朝にデポしておいたROADで笹谷口まで戻るルートが昨日のサイクル野郎でしたその距離50㎞…平地だけでしたら疲弊した身体にしても2時間もあれば辿り着けるのですが、蔵王高原のアップダウン、遠刈田から青根までのヒルクライムを経て、最後に笹谷旧道9㎞のヒルクライムが待ち構える難路です。「これは3時間はかかるだろうなぁ…暗くなるだろうなぁ」と思い、まずは遠刈田まで行き腹ごしらえです


閉店間際の『蔵王のらーめんや』さんへギリギリ入店ニンニク&豆板醤を大量投入しスタミナ源急速チャージし体力強制万全としました
…とは言っても9時間以上も山道を歩いた身体です。速く走れるわけもなく
何とか明るいうちに笹谷入口まで辿り着き安心してライトオン峠道中盤でとうとう真っ暗になり、更にライトのバッテリーも切れると行った失態が重なり、止まりそうなスピードで黄昏ながら走った時間がとても長く感じました。


山形市内の夜景が煌めく6:20pm頃、笹谷峠駐車場にゴールしました
やり切った感でいっぱいの縦走行、暗い中のヒルクライムで終えたサイクル野郎…持てる力の全てを出し切りました。それもこれも全部が良い思い出です。さて、満足の行く山旅が出来たことですし、またROAD練に精を出します
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