『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3486 あぁ、八十里峠2015≪後編≫

2年ぶりのSS級古道・八十里越ソロの旅~後編~
吉ヶ平~鞍掛峠まで走破しました前編からの続きです…。
昨日は書き忘れましたが、鞍掛峠で20分程まったりブランチしながら眺望を堪能し再スタート後、今回の山旅中唯一ハイカーの方1名とすれ違いました。
60代と思われるオジ様でしたが「ここから坂が凄いよ~」と助言を受けましたが…絶対オジ様の向かう「これからのルートの方がたいへんですよ~」とは返せずに挨拶だけで来てしまいました
そのあと、小さな渡渉がいくつもありますが乗れる箇所も増えて来ます。
やがて『小松横手』の石碑がある右側は絶壁のポイントへ到着。



ここからの眺めも好きだわぁ(笑)…またこの景色を見れてホッと一息



これまでは時間的な都合により、なかなか立ち寄れずにいました『田代平』へ降りてみました。一面の草紅葉が素敵ですね…



その後一旦林道に出て本行程中、唯一のエスケープルートがありますが全く「リタイヤ」という文字など頭に浮かぶことも、そして迷うこともなく直進…暫く行くと鞍掛峠に続いて本行程中、最大のハイライト区間となります『木の根(八十里)峠(845m)』へ到着です



人工物の音や気配は皆無の中、今回も自然のひとときを満喫できました



そして後半は下り基調となりますが、前半以上に沢渉りや渡渉が増えて来ます。画像は一番深いかな?…5mくらいの落差がありますが、しっかりロープが設置されているお陰で、安心して登り返せます



福島県側にも絶好のビューポイントがあります…こちらは『松ヶ崎』



今回も晴れた秋空の下、この景色を見れて最高の時間を過ごせました



その後も何度も何度も大中小いくつもの沢を渉り『化物谷地』に到着。
高巻や迂回ルートを数度やり過ごしかなり乗車率もUPしてくると、眼下に工事中のR289号線が見えて来ます。
今回ももう「八十里の旅が終わってしまうんだなぁ…」



13:00丁度に舗装路に飛び出し(古道としての)ゴールを迎えました
遅場スタートから7時間/吉ヶ平から6時間半と、予定より早くゴールすることができ、心地良い疲労と感傷に浸っていると…



『八十里越古道』石碑の無残な姿が…。豪雪のイタズラでしょうか



建設中なため一般車両は通行禁止のR289…開通はまだまだ先の様ですね。



ゲートを抜けて叶津集落が近付いて来ると、田園風景の中にポツッと一軒『八十里庵』というお蕎麦屋さんがあります。
これまではもう少し遅い時間帯で閉店後の通過でしたが、今回初めてオジャマすることができました
御主人のオバ様曰く「良かったね!丁度蕎麦残り1人前だったの」ラッキー
せっかくなのでオススメセットを頂きのんびりとした時間を過ごしました



左手に会津のマッターホルンと呼ばれる『会津蒲生岳』を望みながら、一日に3本しか運行していないJR只見線は只見駅へ向かいます



15:42発の汽車に余裕を持って乗車…駅前周辺も物凄く静かで、何故かホッとしちゃいますもうすっかり、ローカル線の虜です



車窓から僅かに残る紅葉を眺めながら、今回の山旅を振り返る、とても贅沢なひとときです。
全般的に常にウエットで御世辞にも楽しいとは言えない路面であり、その行程は(MTB同行では)極めてハードな山行ではあるのですが、今回も秋晴れの穏やかな下歩けたことに乾杯!「来(れ)て良かった」…そう思えた瞬間でした



しかし下車してから車デポ地(三条市遅場地区)への道のりがこれまた長い明るい中走れたのは僅かに最初の20分ほど
標高が高い場所へ戻ることから、道のりは自然と登り基調であり、峠をいくつも越え2時間ほど掛けて18:30に車へ戻る事ができました(総走行距離72㎞)。
辺りは何もない場所なので当然真っ暗…夜空に輝く星達に照らされながら着替えを済ませ、ようやく泥んこ人形から解放されたのでありました
数㎞下った先にある『いい湯らてい』で汗を流し、眠くなったら即爆睡の帰路で昨日の早朝、無事自宅に帰還できました。
やっぱりソロではかなりの強行軍でしたが…明確な何かはありませんが、それ以上の収穫を得ることができました
来年はまた3人(+α)で来れたらいいですね…Uゴロちゃん・そしてコーチ
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