『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3485 あぁ、八十里峠2015≪前編≫

2年ぶりのスーパーS級古道・八十里越ソロの旅
本日は背筋・両腕・首・肩の筋肉痛、青たん・掠り傷が至るところに残る、身体的には満身創痍ながら、精神的にはたいへん清々しい…と言った何とも充実感でいっぱいな想いを感じながら各作業にあたっておりました
そんな素晴らしいMTB山行でした昨日…2年ぶりに訪れた『八十里越』
今回は無謀にもソロで全線走破を試みた、ある意味重みのある旅でした…。
結果からお伝えすると…≪11月11日22:00pm出発=全線下道で現地に翌12日3:00am着=仮眠後6:00amスタート=八十里越=1:00pm古道全線走破=3:42pmJR只見線・只見駅乗車=輪行=同・上條駅4:26am下車=30数㎞オンロードの峠道ライド=6:30pm車デポ地ゴール=温泉・食事・休憩を挟みながらの帰路=11月13日5:10am帰還≫と、まる一日以上かけての長旅でした。
まるっきりのソロですとこれでも最も楽な行程となりますが、こんなに時間を掛けてでも(自分にとっては)訪れる価値のある場所であったりします。
今回はこれまでこの地を訪れた中で一番体力が無いと自分で分かってはいましたが…ふと、原点に返ってみたくなったのと、あの日あの時ここの終着点にあった良き思い出を再確認する為に、敢えて無茶は承知で臨んでみました



下調べ時点で知って驚いていたのですが(一度でも訪れた事のある方なら見てビックリ!)あの古き吉ヶ平山荘がこんなお姿に



古道へ入り早々に乗ったり・押したりの繰り返し…「あ~、またここに来れたんだなぁ…」といつにも増して感慨深い思いで歩みを進めます。



序盤にして長く続く急こう配をやっつけて到着したのは『椿尾根(780m)』



更に進むと『山の神』様。祠はどこへ行ったのやら…でもしっかりお参り。



『番屋乗越(872m)』いつもと変わらぬ「しの字」に伸びる木々を見て安堵。



山の右斜面を辿る道はここから左斜面へと移り、急激に視界が開けます。
ここからの眺望も好きだなぁ…奥会津の雄々しい山並みを望んでまた安堵
右下には僅かに建設中のR289号線が…。開業はH30年代になるらしい?!



何度も何度も高巻きやへつり道を、バイクを担いだり・投げたり(少しだけ)・時には下敷きになったりしながら高度を稼いで着いた『火薬跡』
ここの大岩前で前回は、Uゴロちゃんと写真撮ったっけ。そこからは…



一気に高度を下げて行き、まずは4年前の豪雨により変貌した『ブナ沢』を…


そして『高清水沢』…どちらも当たり前の様に越えて進みます(苦笑)



『空堀小屋跡』にて遥か頭上には、その名のとおり鋭く頂を構える烏帽子岳。今回はとにかく八十里越の全てを楽しもうとの想いでやって来ました。
素晴らしい景色や眺望はもちろん、困難なルートには付き物の押し担ぎを含めて、幾度もの渡渉で泥んこになるのも覚悟の、ここにしかない全てを満喫する為に…。
なので、不思議とこれまでで一番、険しいこの行程が短く感じました。

下の画像は(昨日のブログにUP)少し進んだ空堀T字路から右折後の眺望。ここからの景色も好きだなぁ



空堀から200mほどの標高を、今度は一気に登り詰めて行きます。
オールキャンバーで悪路だった左斜面に落ちやすいこの道も、有難いことに保存会の方々による刈り払いがしっかり済んでおり、以前ほどの苦労は無く歩けます。そんなお陰で予定より早く、中間地点の…



八十里越の最高標高地点『鞍掛峠(952m)』へ到着…10:00am丁度也
遅場地区スタートから丁度4時間、吉ヶ平からは3時間半のことでした。
けっして先を急ぐ旅ではない今回…無い体力を技術(楽な担ぎ方や歩き方)でカバー出来たんだなぁと、嬉しい誤算のお陰でゆっくりブランチでした



いつも望める、遠く日本海まで見渡せるここからの景色にまたまた安堵。結局このコース全部が好きなんだな…と長い長いレポートは次回へ続きます。
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