
八十里越の中間地点にして、最高標高地点の『鞍掛峠(952m)』へ到着したのが13時…これと言ってやたら休憩時間を取ったわけでもなく、ペース的にも全然悪くなかったのですが…遅場地区のスタートから7時間、吉ヶ平からは6時間半と、想定していた(5~6時間程度)よりやや遅れての到着でした。
冷たい風も吹き始め、20分と昼食タイムも少し短めに切り上げて、後半へ向けリスタートを切りました











田代平を抜けると林道終点…そして唯一のエスケープルートとなります林道分岐点へ到着です。さて、既に時刻は14:00を回っています。ここが運命の分かれ道なわけですが…私の予想を覆し、どなたからも「エスケープしたい」との申し出があらず、改めて全員でゴールを目指す事となりました



ショウさん・Itoさん・ニッシーさんと八十里お初のメンバー様は、さぞ感慨深い思いに浸って…そんな余裕はなかったかもしれません(苦笑)

降雨は夜からの予報ですが、だいぶ黒い雲が目立つ様になって来ました

日暮れが早まる事を考慮し、休憩もそこそこに出発です。



こちらは『松ヶ崎』…(峠を除き)八十里越街道で私が一番好きな場所です

往時もきっと旅人に憩いのひとときと癒しの眺望を提供し続けたのでしょう。
もっと長居し感傷に浸りたかったのですが(笑)…既にYU-KIさん・ショウさんが先へと進んでいましたので、早々と退散し先を急ぎました。また来れるかな?!


木ノ根峠から2時間半もあれば建設途中のR289へ飛び出れたハズでしたが…昨今の大雨の影響による崩落の為の高巻きや、荒れた沢渡りや泥濘路面が増えていたりで、明らかに以前より所要時間が掛かっている事に気付きました。
こればかりは自然の摂理…致し方ありません。そしてMTBライド、といえど基本的には山行です。予め皆さんには「多めの食料・飲料・明るいライトの持参」を促しておりましたので、山中の暗闇と言った未知的要素を除けば、困る事なくゴールを目指しました。個人的には慣れていますが、皆さんはさぞ不安だったかと思います

化物谷地を過ぎれば(時折りある小さな沢越えを除けば)、以前はゴールまで楽しく下りっぱなしでしたが…すっかり状況が変貌してしまっていました。
真っ暗になってからは本コース長老(?!)の私が先導しましたが、結局楽しい下り路面がなく最後の最後まで泥濘にやっつけられながら18:27…何とかR289へ飛び出る事が出来ました。スタートから28㎞強/13時間27分の事でした…





只見町からR252を新潟方面へ…六十里越えと呼ばれる田子倉湖沿いのルートがこれまた強烈なんです。7人&7台乗車とは考え辛いアグレッシブなドライビング(苦笑)で民宿へ到着…皆さん、たいへん失礼致しました

到着予定時刻より遥かに遅れたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた女将さん!!
御用意してくれていた二つの湯舟に分かれて汗を流し、遅い宴で乾杯


メンバーお一人お一人の貴重な感想をお聞きし、地のもの中心の温かい料理を肴に、アッと言う間に夜が更けて行ったのでありました


長き旅を共にした埼玉支部・Uゴロウさんとは、こちらでお別れでした

前半戦を程良いペースで先導してくれたYU-KIさん…初参戦メンバーが弱る前からのUゴロウさん&コーチによる献身のサポート…互いに助け合い成し遂げられた全線走破でした


「さよなら八十里


今回は、Uゴロウさん編集のこちらの動画が全ての苦楽を物語っています

Reunion from eigtht-beater on Vimeo.
