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『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.4068 八十里越街道全線ライド2017~後編~

昨日の前編からの続きとなります…。
八十里越の中間地点にして、最高標高地点の『鞍掛峠(952m)』へ到着したのが13時…これと言ってやたら休憩時間を取ったわけでもなく、ペース的にも全然悪くなかったのですが…遅場地区のスタートから7時間、吉ヶ平からは6時間半と、想定していた(5~6時間程度)よりやや遅れての到着でした。
冷たい風も吹き始め、20分と昼食タイムも少し短めに切り上げて、後半へ向けリスタートを切りました


この先林道分岐点までは、ほぼ平坦な道のりとなります。小さめな沢渡りを幾つも越えて行くと、後半初めてのビューポイント小松横手へ到着ですここ小松横手は(峠を除き)私が八十里越街道で二番目に好きな場所です黒姫山をバックに、念願の八十里街道を快走するItoさん…思うは、無念の敗走でこの峠を越えた、長岡藩家老・河井継之助でしょうか


ゴール地の入叶津を麓にそびえ立つ浅草岳も見えて来ましたまだまだ遠い


草紅葉に覆われた田代平…本来湿原ですが、季節的なせいか乾いた草原と言った感じになっており、2年前と比較するとだいぶ木道も荒れていました
田代平を抜けると林道終点…そして唯一のエスケープルートとなります林道分岐点へ到着です。さて、既に時刻は14:00を回っています。ここが運命の分かれ道なわけですが…私の予想を覆し、どなたからも「エスケープしたい」との申し出があらず、改めて全員でゴールを目指す事となりました


なかなか手厳しい30分を乗り越えて辿り着いたは、八十里越最大のハイライトであります『八十里峠(木ノ根峠/845m)』…時刻は14:30
ショウさん・Itoさん・ニッシーさんと八十里お初のメンバー様は、さぞ感慨深い思いに浸って…そんな余裕はなかったかもしれません(苦笑)
降雨は夜からの予報ですが、だいぶ黒い雲が目立つ様になって来ました
日暮れが早まる事を考慮し、休憩もそこそこに出発です。


登り基調のスタート~鞍掛峠、そして福島~新潟県境の八十里峠を越えて、後半の福島側は下り基調となります…が、大中小の沢渡りが幾つも続きます


しかし後半は、実はわりとビューポイントが多いのです。
こちらは『松ヶ崎』…(峠を除き)八十里越街道で私が一番好きな場所です
往時もきっと旅人に憩いのひとときと癒しの眺望を提供し続けたのでしょう。
もっと長居し感傷に浸りたかったのですが(笑)…既にYU-KIさん・ショウさんが先へと進んでいましたので、早々と退散し先を急ぎました。また来れるかな?!



厚い雲が立ち込めたせいで、やはり暗くなるのが早いです。
木ノ根峠から2時間半もあれば建設途中のR289へ飛び出れたハズでしたが…昨今の大雨の影響による崩落の為の高巻きや、荒れた沢渡りや泥濘路面が増えていたりで、明らかに以前より所要時間が掛かっている事に気付きました。
こればかりは自然の摂理…致し方ありません。そしてMTBライド、といえど基本的には山行です。予め皆さんには「多めの食料・飲料・明るいライトの持参」を促しておりましたので、山中の暗闇と言った未知的要素を除けば、困る事なくゴールを目指しました。個人的には慣れていますが、皆さんはさぞ不安だったかと思います
化物谷地を過ぎれば(時折りある小さな沢越えを除けば)、以前はゴールまで楽しく下りっぱなしでしたが…すっかり状況が変貌してしまっていました。
真っ暗になってからは本コース長老(?!)の私が先導しましたが、結局楽しい下り路面がなく最後の最後まで泥濘にやっつけられながら18:27…何とかR289へ飛び出る事が出来ました。スタートから28㎞強/13時間27分の事でした…


こちらはUゴロウさんが入ったゴール写真下はMが入ったバージョン


古道が終わり、車デポ地の入叶津へ5㎞のオンロードを走り、19時過ぎにMY-ACE号へ無事に帰還しました。市街地からは程遠い浅草岳の麓…auはダメでしたが、ニッシーさん所有のD社のスマホはアンテナが立ちましたので、急ぎ宿泊先の民宿へ、到着が遅れます旨のTELをし、着替えを終え出発。
只見町からR252を新潟方面へ…六十里越えと呼ばれる田子倉湖沿いのルートがこれまた強烈なんです。7人&7台乗車とは考え辛いアグレッシブなドライビング(苦笑)で民宿へ到着…皆さん、たいへん失礼致しました
到着予定時刻より遥かに遅れたにも関わらず、笑顔で迎えてくれた女将さん!!
御用意してくれていた二つの湯舟に分かれて汗を流し、遅い宴で乾杯
メンバーお一人お一人の貴重な感想をお聞きし、地のもの中心の温かい料理を肴に、アッと言う間に夜が更けて行ったのでありました


翌日、雨音で目を覚まし(?!)朝食を済ませ、予定どおり(ショウさんMY-ACE号デポ地の)スタート地点へ…哀愁漂う、雨の遅場地区が迎えてくれました。
長き旅を共にした埼玉支部・Uゴロウさんとは、こちらでお別れでした

前半戦を程良いペースで先導してくれたYU-KIさん…初参戦メンバーが弱る前からのUゴロウさん&コーチによる献身のサポート…互いに助け合い成し遂げられた全線走破でした間違いなく、みちのく伝説のひとつになるであろう『八十里越2017』、御一緒頂きましたメンバーの皆様、素晴らしい時間を共有できた事をとても光栄に思います。本当にお疲れ様でした
「さよなら八十里そして心のふるさと越後」、暫くこの地を訪れる事はないのかなぁ…と感慨深い思いで、遅場地区をあとにしたのでありました。

今回は、Uゴロウさん編集のこちらの動画が全ての苦楽を物語っています

Reunion from eigtht-beater on Vimeo.







東北道での帰り道『季節限定品!!桃のソフトパフェ』で最後の乾杯でした(笑)
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