『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.1512 2009天空の縦走ライド終了…

【'09超級山岳ライド in 安達太良縦走】
天気予報とにらめっこしておりました、ここ数日間…いよいよこの日が来ました

シーズン中は登山者の方でごった返す人気のコースな為、迷惑をかけずに我々がこの様なコースを走れるのは本格的に雪が降るシーズン前の晩秋の今頃…ほんの数日間が狙いです

仙台を発った夜中にはまだ雨が降っており、「最悪中止もありかな…」と弱気でいたものの、スタート地点へ到着してみれば…なんと“満天の星空”

今回の縦走において徴収礼状が下ったメンバーは“自営隊復活”と言う事で、頼もしい相棒であるUゴロウさん…そして現在諸事情により時間的にゆとりのあるB君が仮入隊体験との名目で選抜されました

5:00AM予定どおり“道の駅つちゆ”をスタート…R459を岳方面へ。
5:50あだたら高原スキー場登山口到着(9㎞)、そしていざ登山道へ

安達太良山への登山道は“くろがね小屋コース”を選択。馬車道と呼ばれる何とも趣のあるダブトラでくろがね小屋へ7:00AM到着(14㎞/右上が安達太良山頂)
そこからは本格的な登山道の始まり…押し&担ぎの連続です

森林限界域を超し高山独特な風景と、福島・二本松の両市を眼下に眺めながら、標高1,700m安達太良山に到着(8:00)
登山口から約2時間、16.6㎞の行程でした

安達太良山頂・乳首と呼ばれる突き出た三角点から、これから先のルートを
画像中よりやや左、切り立った“馬の背”を登りつめ、鉄山へ向かいます

小休止のあと、爽快な縦走路をGOさえぎるものなど何もありません。
路面の良い高山のシングルトラックは、外国製DVDに出てくる雰囲気そのもの
画像は走りながら左手に見える“沼の平”…有毒ガス発生ポイントですね
奥に見えるは秋元湖、更に奥は桧原湖、そして画像には写っていませんが左手に磐梯山の雄姿がありました

快適なシングルは瞬く間であり…また押し&担ぎで“鉄山(1,709m)”へ9:05到着
(18㎞)…なぜか、Uゴロウさん&B君がフュージョン
ここで10名近くのパーティーと遭遇し、しばし歓談しました~
乾燥バナナや飴をごちそうになり、気を引き締めなおし再スタート

鉄山から遠くに見える鉄山非難小屋(左下部)への縦走路…そして始めの安達太良山から鉄山麓までの縦走路区間が、MTBとしては本ルートのハイライトでした

これから長時間かけて登る“箕輪山(1,728m)”…結局10:00山頂到着(スタートより丁度20㎞)
登山系HPで確認していたとおり、箕輪山からの下りは段差だらけの滑りまくり区間でした

最後にまたキツい押し&担ぎを経て最終三角点“鬼面山(1481m)”11:45着(22㎞)
最後の三角点制覇を祝い…バロームクロス…平成生まれの方スミマセン
ここでは、本日2組目の登山者と遭遇…単独行のオジ様でした

鬼面山からの下りもやがて路面が安定し、乗れる様になり出した頃…眼下に土湯峠(1,240m)が見えて来ました
下る途中で3組目の登山者と遭遇、ご立派な番犬をお連れのヤングミセス(今はこういう表現の仕方はしませんかねぇ)でした。
その後4組目の登山者(ご年配のカップル)に遭遇、旧土湯峠では単独行のオバ様と遭遇…どちらの方にも激励のお言葉を頂戴しました
最後の最後に、本日のご褒美とも受け取れるブナの楽しいシングルトラックが待ち受けていました。
そして縦走路ゴール地である“新野地温泉”へ(0:20PM)飛び出ました(25㎞)

せっかくなので…と言うことで野趣あふれる“相模屋旅館(秘湯を守る会の宿)”の野天風呂で、まった~り汗を流しました

その後、R115旧道を下り2:30PM頃、車デポ地へゴール
3人の無事と互いの健闘を労い堅い握手を交わし、ソフトクリームで乾杯(笑)

●総移動時間(除く休憩含む):7時間50分 ●総走行距離:36㎞(舗装路21㎞)
担ぎ等でメーターが感知していない区間が多かったので、実走距離は38㎞近くになるかと思います

本日は気温も高く、ありえない程の無風&快晴状態…まさしく呼ばれた感のあるこの上ない山行日和でした
擦れ違う殆どの登山者の方に、あたたかいお言葉をかけて頂いたのが何気ない出来事ながらたいへん嬉しく、楽しさも倍増した要因のひとつでした

押しや担ぎは苦行ですが“ほんの乗れる一瞬”、そして“目の前に広がる非現実空間なる山々の雄大な景色”が、山岳ライドへ衝動が駆り立てられる大きな理由です

本日お供頂いたUゴロウさん、そして組に付き合ってくれたB君お疲れ様でした
天空に近い空間での心地良い空気を感じながら流した汗・長い担ぎが続いて心折れそうなB君の姿・四つの頂を制覇したお二人の笑顔・心洗われる大自然の雄姿と息吹・ブナ林の中を行く落葉一面のシングルトラック・温泉で熱く語り合った貴重なひととき…しっかり心のフィルムに焼き付けました
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