『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3493 スーパーロング古道MTBライド

~スーパーロング古道MTBライド in十三峠~
昨日は11月チーム/ショップイベント第4弾『スーパーロング古道MTBライド』を開催してまいりました
見事な秋晴れに恵まれてまさに最高に苦し楽しめたMTB山行となりました



まずはひとつ目の峠、夜明け後間もない『諏訪峠(標高280m)』にて



本来続けて走りたい所ですが、次の峠と距離が離れている事や、帰りの時間帯を考慮すると、今回は車をJR米坂線『手ノ子駅』にデポさせて頂きました
予定どおり7:00am頃、本スタートを切りました



次の峠へ至る古道へ入るとすぐに神社があり、旅の安全を祈願し山中へ…。



ふたつ目の峠にして本行程中最高標高を誇る『宇津峠(491m)』ですが、全体的に傾斜が緩くほぼ乗車して行けますので、距離のわりにはそんなに時間を要しません。
画像は「な~に~、やっちま…」と言いそうな面持のイケメン様ですが、実は黄昏ているそうです(笑)
前回より更に酷く、川となった下りをスピードを落としてやり過ごすも、スッパネで早くも全身凄い汚れ様です




その後暫く舗装路を走り三つ目の峠『大久保峠(370m)』相変わらず通行不可ですが地主の方のきのこ狩りルートでしょうか?少しだけ草刈が入ってました




こちらも、今は舗装路沿いにある四つ目の峠は『才ノ頭峠(316m)』。




時が止まったかの様な静寂に満ちた白子沢は清流沿いの舗装路を進み、登り詰めると五つ目の『桜峠(435m)』です。ここの峠もそうですが前回の紅葉前と異なり、木々の葉が全て落ちてしまい各峠の様相がまるで違って見えました。



そして下り切ると横川ダムですが、前回通れた不動出生橋は水面の遥か下で通る事ができず、大回りになりますが舗装路の峠道で迂回し次の峠へ…。




六つ目の『黒沢峠(426m)』は、越後街道・十三峠の核心部的な峠であり苔むした石畳が落ち葉に隠れて「また、善きかな…」と言った感じでした



小国町を眼下に一里塚や明治17年まで営業していた古屋跡等もあります。



七つ目の峠『貝淵峠(175m)』短い峠ですが、右側が険しい崖になっており…



意外と気を抜けない峠道です。一部は道が川の中…@ショウさん。




また暫く舗装路が続いて辿り着いた八つ目の峠は『高鼻峠(170m)』。



下り切ると一旦R113へ飛び出ます。時間を見ると予定どおりに行程を消化できていたので昼食を兼ねて大休止です。こちらのファミリーマート 小国小坂町店
さんは店内に休憩コーナーが設置されているので、毎度汚れた姿で恐縮ですがゆっくり食事を取らせて頂きましたお腹を満たして11:50am頃再スタートしてまた古道へといざなわれます。…が、キツい登坂途中でショウさんのRメカに落枝が絡み破損幸いRメカハンガーは生きていましたが「はたしてどうしたものか?!」と悩み、結果「どんなものでもとりあえずRメカがあれば何とか走れるだろう」と先発隊で街へ降りていたコーチへ調達してもらう事にするも、ツールや諸々考えるとお店へ持ち込んだ方が間違いないと小国町の加藤輪店さんへ御年を召したオーナーのオジ様は快く作業場と工具を提供して下さり、頂いた廃品であるSUNTOURのRメカを装着し、傷んだシフトアウターワイヤーを詰めて、ダメなインナーワイヤーは新品へ…。現代のRメカとは位置決め調整ボルトの位置が逆だったり、当たり前ですがキチンと作動しないのは承知で作業完了させました
そして何と「(全て無料で)いいから…」との事。ウチの店でも似た様な案件があるのですが(昭和の個人商店が多かった時代ではありふれた人情模様でしたが)、こうした事態に返ってくるのだなぁ…ととても有難く思うと同時に、捨てる神あらば拾う神あり…つくづくそう思いました。見事、普通に走れる様になりいざ再々スタート御礼は次の機会に改めてですね、ショウさん



長い道のりを経て、九つ目の峠『朴ノ木峠(398m)』へ到着
南を望めば飯豊連峰が、北を望めば朝日連峰が(トップ画像)その雄大な姿を構えていますが、この時季としては本当に雪が少ないですね…。




序盤荒れたアドベンチャーな下りは、実は一番好評だったりしました



毎度ですが、民家の庭先を失礼させて頂いて、長い押しが続いて…



辿り着いた十個目の峠は、標高以上に長い峠道『萱野峠(278m)』。
一旦舗装路へ出て、ドリンク補給&会議でしたが…続行決定です。
十一個目の峠は後半戦最大の山場であり、押しが長~く続くのですが…



休憩なしで歩いたかいあり小1時間で『大里峠(487m)』到着
ようやく新潟県入りを果たしましたが…YU-KIさんは気絶中



大蛇伝説が残る大里峠…モチモチの木を連想させる趣きが晩秋にピッタリ



時刻は既に4:00pm過ぎ…だいぶ日が陰って来ました。




登りも長いですが下りも長丁場。更に長いジープロードを下り終えた頃…



すっかり暗闇に覆われてしまいました明るいライトを携行しているので、無理をすれば残る二つの峠へも行けない事は無いのですが…相談の結果、無理せず「本日はこれまで!!」と言う事に決定しました。
全線完走はなりませんでしたが、全員走り遂げた感で一杯だったハズです。
その後R113へ抜けてトンネルを二つ程抜けて新潟県関川村まで一気に下り…




お目当てにしていた御食事処『山里』さんへ飛び込みました(笑)



ご飯が炊きあがるまで時間がかかるとの事でFREEで乾杯して待つ事に
今回の山旅をみんなで回想する有意義な時間でもあります…。

「下った記憶しかない(笑)」「押した記憶しかない(笑)」「各峠ごとの異なる趣きがなんとも言えないですねぇ…」とにかく行程が長い十三峠…走れる峠まで走って終了のスタイルで良いコースなのかと



そして出て来たのが絶品!!名物の『唐揚げ定食』…絶妙な味付けに舌鼓



結局JR下関駅からは(7時代があればベストでした)8:21pm発の最終汽車で戻る事に…。時間に余裕があったので日帰り温泉で汗を流したあと駅へ。
「アレッ?」YU-KIさんが異変に気付きました。なんと最終は小国駅止まり
まぁ「これも旅の醍醐味」とYU-KIさんの一言で片付き、自走は止めて諸手段を使いまして、夜中には無事自宅に帰還する事ができました。
そんなこんなで長い行程が更に長くなってしまいましたが、終わってみれば全てが良い思い出ですね。掛けがえのない時間を気の合う仲間達と共有し、今回も素晴らしい旅を終えました…●今回の走行距離:69㎞(オン/オフ併せて)
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最新の画像もっと見る

最近の「ボクの細道(パスハン/古道ライド/ソロライド)」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事