『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.1218 最上街道(軽井沢越え)

 【古道探索=軽井沢越え最上街道!!】
今年一発目のスーパーパスハン古道探索に行ってまいりました
R347と平行して走る【最上街道(海道とも呼ばれています)通称=軽井沢越え
●宮城県加美町漆沢~山形県尾花沢市上ノ畑(銀山温泉)間=全長約16㎞
(帰路はR347鍋越峠利用で+26㎞=トータル42㎞)
●所要時間=2時間20分(漆沢まで3時間50分:あくまで個人的な参考タイムです)
有志の方々が苦労に苦労を重ねた上に復活を遂げた古き良き時代の旧道です

画は、まず宮城県側の古道入り口です。R347より入り、漆沢ダムより少し手前に
ある山神神社入り口の近くに、見落としそうなくらいにひっそり存在しています。

すぐに立派な杉並木の街道となり、次第に傾斜も増し…
スタートから数百mで一旦ですが、早くも押しが入り、一気に汗が噴き出します

…所々押しが入りますが、基本的にほぼ乗車してHCできるのが嬉しいです
健脚な方であれば、小一時間程で高畑山(標高555m)に到着します。

落ち葉のじゅうたん・倒木・そして冬の厳しさを物語る“し”の字に伸びる大木…
古道ムード満点です
全盛期当時の往来の面影が見え隠れする、そんな至福のひと時です・・・

峠道も途中で一旦ダブルトラックになり、やがて標高も600mを越える頃T字路にぶつかり、そこを左折します(右折すると長沼林道へ)。
そして間も無く、また峠道へといざなわれて行きます…。

宮城県側に比較すると雑草の量が多く、草に隠れた木の根や岩にヒットしない様、
注意しながら進みます(画は名月峠付近)。

峠道にお約束の沢渡りも3箇所ほどありますが、難易度は低いです

そして、この峠道のハイライト“軽井沢番所跡”です。
今では基礎部だったと思われる石材と階段が僅かに残る程度であり、当時の面影は全く残っていません…。
人工物は容赦なく排除されてしまう、自然の厳しさを物語っている様な気がします。
紅葉の山並みがとても素敵でイイ感じでした

番所跡から暫くぬかるみの不快な湿地帯を進みます。
…それを抜けると、あとは楽しい心地良いシングルトラックがゴールまで続きます

上の畑番所跡を最後にダブトラを下って行くと、ゴールには銀山温泉が
画は、メディア等ではあまりお目にかかれない、温泉街の裏側を鉱山跡の中腹から望んだものです。





天候も良く、路面状況も多分良い方だと思いますので、とても楽しめました(今回は熊鈴携行の単独行でしたが、できれば何人かのグループで出掛けられるのが理想です)。
個人差はありますが、MTBでヒジョ~にご機嫌に走れるコースです。
おおげさに言えば「MTBのための古道!!」…みたいな
どんどんしっかりとした踏み跡を付けて(勿論、ハデなタイヤ痕は禁物ですッ)、
素晴しい古道が長く後世に受け継がれて行くのが理想ですネッ













今回は余韻に浸る間も無く…帰宅後、勿論お仕事です


御参考までに、これまで走った主な峠道の難易度を上げると…(※最高難易度:10)

①難易度10:八十里越え(距離も高低差もスケールも超級!!とにかく沢越え多し)
②難易度 8 :仙北街道(北の八十里と身内では呼ばれる程壮大。川越え多し)
③難易度 6 :旧二口峠(基本的に下りベースですが、乗車率低し…の難コース)
④難易度 5 :翁峠(峠の頂上は標高1,000m級、峠道と言うより登山コース)
⑤難易度 4 :与蔵峠(ブナの森が心地良い峠道。【幻の滝群】の景観は圧巻!!)
⑥難易度 3 :最上街道(今回の峠道)
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