『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.3144 鱗

晩秋の古道ライド=復活編・下野街道
本日は出羽の古道全線ラストライド以来10日ぶりにお休みを頂きまして、ゆるゆるな古道ライドへ出向いて来ました
コースは昨年の5月に走破しました福島県の旧街道・下野街道(の続き)です。
昨年は大内峠から氷玉峠そして関山宿までのルートを辿りましたが、今回はそれより南側の楢原宿~倉谷宿 ~中山峠~沼山~大内宿へと至る古道部分15㎞のルート(アプローチ路含む計30㎞)を、腰の具合いを見ながらMTBに乗ったり・押したり・歩いたり…の復活リハビリライドとなりました




昨年は修行的要素が極めて高い難コースでしたが、今回は舗装路の割合も高く、走破前の心持ちも楽にスタートに臨む事が出来ました。
曇り空の、寂しげで儚げな、絶好の古道日和な晩秋の下、いざスタート


10㎞のアプローチ路(国道)を経て、今回の古道入り口、樽原宿分かれ…。
意外と、今シーズンの山行にて毎回補給ポイントにさせて頂いてたコンビニ前にその入り口は存在しました。


ひとつめの峠、八幡峠。道標も無く少々寂しい雰囲気ですが、しっかりいにしえの趣を残していました。腰はやはりまだ微妙な感じです…。



舗装路と重なる古道を辿り、矢の原峠にて。心休まる田園風景を進み行き…


倉谷宿の現在…街道は舗装路ですが往時の趣はしっかり残っていました。


倉谷宿から少し登り詰めた碑群からの眺望


高倉湧水地手前から里山の紅葉と黄昏。今回の旅も紅葉を満喫できました


今回のハイライト…中山峠(標高700m)。静寂のひとときです…。
道標も何もありませんが、往時は茶屋があったのか、峠には平たい広い空き地が、強引に登坂して来たと思われれる四駆の轍と共に儚く残っていました。



源義家が植樹した謂れのある八幡の大ケヤキ(樹齢900年!!)。


下調べした場所とは少々かけ離れた場所にありましたケヤキ後の古道入り口。


マイナビゲーションシステム(笑)…極めてアナログですね(^^;


馬頭観世音碑…行き交う旅人もなき昨今、ひっそりと威厳だけを保っています


大内の一里塚…大内側の起点です。ここでオフロードな古道は終了。そして…


心のふる里、大内宿に到着です…雪虫がしきりに飛び交ってました。相変わらず観光客で賑う中、会津HCで振舞われる「しんごろう」を食べながらマッタリ…暫しタイムスリップを堪能したその後は車デポ地へ舗装路のDHです



車に戻り着替えを用意してすかさず近くの『えびす屋』さん露天風呂に駆け込み汗を流しました。渓谷沿い、そしてそこに残る紅葉…昼間から絶景かな


今回の発着点となりました情緒あふれる湯野上温泉駅


帰路は下道で帰って来たので、仙台に入ったのは夕方になってしまいました。
奥会津~喜多方~米沢~山形市内はポツポツと時折りだった雨も、仙台では結構な降り方だった様ですね
たまたま秦クンの『鱗』が車中でヘビロテでした本日(笑)…そんな信号待ちの車窓からふと空を見上げると…雨雲の隙間の晴れ間から鱗雲が見えました
『君に今 会いたいんだ…
鱗のように 身にまとったものは捨てて…
季節の変わり目は曖昧で 気付いたら すぐ 過ぎ去ってしまうよ…』
あ~~、季節はすっかり晩秋ですね(笑)
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