『ゆく人 くる人』ゆく人とは旅人なり・・・SEKICYCLE・M店長のブログ

vol.2050 久々の縦走…イーハトーブ編


~紅葉の旅路・“裏岩手縦走路”走破!!~
山の神様に呼ばれ(笑)、行ってまいりましたイーハトーブの紅葉路へ…
古道シーズンではありますが、久々に雄大な山並みを堪能したくなり、今回は紅葉シーズン真っ盛りである地の縦走路の旅へ出向いてまいりました


10月13日・6:00amのスタートを目指して現地入りしましたが…到着してみると濃霧で視界が10m、生憎の悪天候でしたので、少し休んで様子を見る事に…

今回の、スケール壮大な旅の入り口です

雲はとれないものの視界が確保できる程度まで天候が回復して来たので、『晴れ』の天気予報を信じてスタートを切りました

コースは、藤七温泉=畚岳(もっこだけ標高1,577m)=諸桧岳(もろびだけ1,516m)=嶮岨森(けんそもり1,448m)=大深山荘=大深岳(1,541m)=小畚山(1,467m)=三石山(1,466m)=三石山荘=松川温泉…と、中小除き6つのピークを越える、距離にして17㎞・参考歩行時間7時間50分という長丁場です

スタートして1㎞ほどは路面の良い、走りやすいシングルトラックでしたが…そうそう甘くはありません(笑)。
まだまだ息が白い気温でありながらも、早くも押しが入り汗しますが…要所要所にある、この様な風景に心癒されながら歩を進めます

ハイマツに覆われた、見晴らしのよい諸桧岳の山稜から…

諸桧岳到着前後から天候が回復し始め、気温も上昇して来ました

今回のお供は新しい相棒のEPIC29号です。
「オレはこんな所走るバイクじゃないぜッ」…と言ってるかもしれませんが(笑)、トレイルにも古道にも、そしてここでも相性バッチリでした
リモート式の可変式シートポスト“コマンドポスト”も役立ち過ぎる位使いました

まだまだ先は長いですが、越えて来た道のりを振り返り、人間の小ささと偉大な自然を痛感し、感傷に浸りながら再スタートです

コース上には避難小屋が2箇所あります。まさかの時に心強い存在ですね。

勾配はキツいですが(汗…)、たま~にだけ登場してくれる良好な路面

源太岳コース分岐点からの眺望…秋田駒ケ岳など、結構近かったりします…。

スタートから2時間と10分ほどで、ようやく大深岳に到着しました。
距離的にも丁度半分ほどをこなし、ホッとしたポイントでした

これから越える三石山が見え、雄大な岩手山(左奥)もだいぶ近付いて来ました

道標には記載がありませんでしたが、地図から見ると“天狗岩”地点かと…。

スタートから10㎞…展望の良い小畚岳へ到着、変わらずほぼ無休憩で進みます

ハイマツの展望のよい稜線を進むと、最後のピーク“三石山”です。

登山者で賑わう三角点への愛車の持ち込みは、さすがに遠慮しました

二つ目の避難小屋・三石山荘から松川温泉へ向う下りにて…かと思えば

ご覧の様な強烈なロックセクションや泥濘で相変わらず乗車率低し…ガックシ

おそらく万年泥路面であろう木の根&ゴツゴツ岩路面を3㎞やりすごし、これまた乗車不可の急な木の階段が1㎞ほど続き、やっとの事で松川温泉へゴール

スタートから4時間20分、下調べのMAPどおり丁度17㎞の距離でした。
疲労から来る体感的な時間の経過は、もはや半日以上の感覚です

ここに車を停めておけば即行、温泉へ浸かりたい所ですが今回の車デポ地は藤七温泉…残す16㎞の舗装路ヒルクライムが待ち受けています

結局、総移動時間は6時間・その距離32㎞の旅でした

厳しい行程でしたが、それはそれで承知の事なので問題ありません…
広大な山々の景色、風のいろ、木々のにおいを感じながら遠くに見えるいくつもの頂を越えて行く…
縦走には素晴しい魅力がたくさんありますね…

今回は紅葉シーズンなせいか、たくさんの登山者の方と擦れ違いました。
幾人もの方に、優しい言葉と暖かい目で見送って頂いたのが印象的でした。

MTBと言う特異な形態での山行ですので、(登山でも当然のマナーですが)小石の落下防止や上り手優先は勿論、路面を極力傷つけないトラックに配慮した走行を心がけている気持ちが、少しは伝わっていたなら有り難い…と思うのでありました。
それ以前に、山を愛する気持ちに変わりはありませんから…


日の暮れる前に余裕を持って車に戻れましたので、“秘湯・藤七温泉”で汗を流して帰路につきました





















※けっしてMTB向きなコースではありませんので、くれぐれも御注意下さい
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