関とおるの鶴岡・山形県政通信

安心して住み続けられる山形県をめざして、住民の暮らし、県政の動き、そして私の考えと活動をお知らせします。

解雇事件に取り組み

2010年08月16日 | 活動報告

 鶴岡に二つの工場を持つ株式会社ケイエッチが、全職員240人全員を解雇する事件が発生しました。8月11,12日に新聞・テレビなどで一斉に報道がおこなわれました。
 大多数の職員には、7月30日に説明して翌日31日付解雇(この部分、ちょっと修正しました)、解雇予告手当も退職金も払わないという一方的で不法なものとなっています。
 私は、数日前から職員の方数人から相談を受け、党鶴岡地区委員会で情報収集・対応を検討、13日に榎本政規市長あてに申し入れをおこないました。

右端が私、隣が笹山県議

 内容は、1)対策本部の設置、2)解雇された職員に、市税・公共料金の減免など可能な支援策の実施と市の支援策を説明し要望を聞くための協議の場設置及び再就職のあっせん、3)会社に対し事実関係を明らかにし、事業再開を図る、退職金・解雇予告手当などを確保することを求める―の3項目です。
 市は商工観光部長、商工課長、同課長補佐が対応し、解雇通告前から会社に働きかけをおこなってきた中での情報などを明らかにしましたが、「解雇後二週間の段階であり、お盆明けにどういう動きになるか見守っている」という対応でした。

 この会社は、鶴岡で操業開始してから30年にもなろうという縫製会社の老舗で、職員も20年、30年と勤め上げてきた方が少なくないといいます。
 こうした規模での解雇は鶴岡ではコンマ製作所以来と思われますが、今回は更に、かつてな雇用情勢悪化と生活苦進行の中でのことであり、本市にとって何十年に一度の重大事件と言えます。
 申し入れの内容で、職員の方々の助けになれるよう全力を尽くしていかなければならないと腹を固めているところです。