とある設計事務所のスタッフダイアリー

兵庫の輸入住宅建築設計事務所・セルビーハウジングのスタッフがふと感じたこと、つぶやきを日記にしてみました。

セルビーからのお知らせ

3/4(土)・5(日)TOTO姫路ショールームにて『TDYお客様感謝祭』が開催されます。3/10(金)姫路支店にてワークショップを開催します。詳しくは弊社HPをご覧ください。ご予約いただければ、工事中の現場見学や既に住んでいらっしゃるお客さまのお家を特別に見せていただく事もできます。ご予約・お問い合わせは tel:079-230-2111またはE-mail: info@selbee.co.jpまで。

倉敷を訪ねて。

2012-11-14 16:24:53 | 建物探訪
こんにちは、塩津です。

先日の休日、久しぶりに倉敷に行ってきました。

倉敷を訪れるのは10年ぶりぐらいでしょうか?

家族みんなが休みだったのでどこか行こうかという事になり、何処にしようかと

迷ったあげく、近場で最近行った事のない倉敷に決定しました。

当日、天気は雨模様で回復傾向にあるとの事だったので朝早めに出発、1時間強で

目的地の倉敷美観地区に到着。さっそく町並みに繰り出しました。







美観地区西側の入口付近です。平日の雨の中、朝早くてもけっこう観光客が来ています。





いや~、さすがに倉敷って感じです。路地も良いですね~。





大変豪華な建物です。瓦が窯変瓦になってます。たぶん特別に作らせたのでは無いでしょうか?

和風の塀に門、建物は洋風で瓦は和洋折衷、時代を感じさせる豪邸ですが倉敷の町並みに

とってもなじんでいます。

近くで見ると瓦はだいぶ傷んでました。葺きかえるにも同じ様な瓦が作れるのでしょうか?



どの建物を見てもとても手入れされていて、倉敷の観光に対する意欲がうかがえます。


大原美術館近くの喫茶店です。ツタの絡まった洋館が歴史を感じさせてくれます。



土産物屋さんの内部です。

吹き抜けになっています。一部2階を残し、そこはギャラリーになっていました。




2階への階段です。和にシンプルモダンの階段、そして和の坪庭、なかなかの演出ですね。



2階のギャラリーです。絵画の方はあまり見ていませんが、地元の画家の方の作品でしょうか>?



2階からの吹抜け空間です。照明器具もオリジナルでしょうか?赤いリングが良いアクセントに

なっています。

店舗の奇麗さから最近リフォームされたと思いますが設計士、コーディネーターの方は楽しかったと思います。とっても良かったです。



倉敷の町を訪ねての印象は、とても洗練されていたのに感動しました。

他の美観地区や町おこしで古い民家を再生しているところはたくさんありますが、ちょっと倉敷は格が違いますね。

町全体の雰囲気、建物、一軒一軒のお店の質、どれをとっても一級品でした。ほんと、良かったです。





こんなペットボトルも売ってました。他の観光地でも売っているのかな?私は初めて見たのでとても新鮮でした。







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美浜アメリカンビレッジ

2012-10-13 18:51:16 | 建物探訪
こんにちは、塩津です。

季節はどんどん進み、朝晩はめっきり秋らしくなってきましたね。

セルビーの現場も大変忙しく動いています。

そんな忙しい中、私は沖縄に行ってきまして大変恐縮しています


沖縄大好き人間の私はいつもは自然を求めて行くのですが、この度は家族旅行という事もあり、

若者がたくさん集まるスポットにも立ち寄りました。


訪れたのは北谷にある『美浜アメリカンビレッジ』です。


アメリカンビレッジは、多くのアミューズメントスポットや個性的なショップが集まる

地元若者に人気のエリアです。大観覧車や映画館、大型スーパー、インポートマーケットや

カジュアルショップ、レストランやカフェなどが建ち並んでいます。


私はあまりカジュアルショップなどには興味が無く、みんながショッピングを楽しんでいる間、

建物を見て回っていました。

その一部を写真で紹介します。



なかなか絵になる街並みです。



商業施設なのでどの建物も派手に造られています。



すごいアイアンの使い方ですね。ちょっとここまでは住宅では出来ないです。



手摺りのファイポンや軒の飾りなどはセルビーで住宅でも使っています。緑のオーニングも素敵です。
色使いなどはとても参考になります。



ここまでの色使いはなかなか出来ませんが、窓周りの飾り付けは良い感じです。
アイアンのフラワーボックスは某メーカーの既製品を使ってますが、出来ればもっとシャレたアイアンを取り付けてほしいですね。・・・ケチを付けるな!・・・



良い感じの塗り壁です。

この日は日曜日という事もあり、アメリカの軍人さんの家族連れが大変多く来られていました。
お店によっては服もとてお手頃な価格設定でした。

また、食べ物もすごいボリュームの物が多いのですが、1,000円前後と言った価格帯がほとんどで気軽に若い人たちが入れるレストランが多かったです。

私は遠くからこの街並みを眺めることはあったのですが、町中に入ったのは初めてでした。

印象はある意味、沖縄らしいところなのかな?って感じでした。

若い方には国際通りより、こちらの方が良いのかな?



美浜アメリカンビレッジに隣接する沖縄料理店で昼食をとりました。
やはり沖縄はチャンプルーとそばですよね。
チェーン店化されているお店でしたがとってもおいしかったです。。


最後に沖縄の奇麗な景色


沖縄。何時行っても最高です





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若狭三方縄文博物館

2012-08-25 08:52:07 | 建物探訪
こんにちは、塩津です。

お盆休みの最終に、妻の郷である福井県若狭町へ日帰りで帰省してきました。

お昼ご飯を妻の父とお兄さんと一緒に食べようと言うことで、朝早くに出発です。

交通渋滞もほとんど無く、予定通り11時30分に到着。

何を食べようか?と考える事なく『うなぎ』で決まりです!

妻の郷は若狭町の三方五湖の近くです。三方五湖は「くちぼそ青うなぎ」と言って

天然のうなぎで有名です。家の近くにも3軒ほどのうなぎ屋さんがあって、

何か行事があると、うな丼の出前を頼んでいたようです。

今日はお店で食べようと行ったのですが、お盆休みで何処もいっぱいです。

1時間待ちなのでうな丼弁当を注文し、家で食べることになりました。

一時間ほどしてお弁当を取りに行きいよいよ昼食です。

蓋を開けると4切れほどのうなぎが並んでいます。約一匹の半分ぐらいの量だと思います。

炭火で焼いた香ばしいうなぎ、味の染み込んだご飯とのマッチが最高でした。

値段は並なので1,575円、もちろん養殖物でしょうが最高に美味しかったです。

滅多に食べられ無いうなぎなので大満足のお昼ご飯でした。


昼食の後、近くでブラブラしようと言うことになり、兄が「博物館で『狼展』をやってるから

見に行こう。」ということで行き先は決まりです。

3人で車に乗り約5分で到着。駐車場はガラガラ、開いているのかどうか不安になってしまうほどです。



外観はこんな感じです。古墳のイメージなのか、縄文時代の住居のイメージなのでしょうか?


博物館の入口です。上に突き出ている筒は一体なんでしょうね?



入口は2階にあり、この写真は階段を下りて1階から撮影しています。
天井は吹き抜けになっていて、明るく光っている部分は照明ではなくトップライトです。
外観で筒みたいなものがいっぱい飛び出していたのはトップライトでした。





こちらが企画展『狼展』の入口です。内容はニホンオオカミの歴史?
絶滅後に福井県で捕らえられたのはもしかしてニホンオオカミだったかも?といったような内容でした。
そのことよりも建物の方が気に入ってしまって『狼展』はどちらでも良かったです。


いや~、なかなか良いですね~。


こちらはシアタールーム?です。天井のトップライトは上映の時に閉ざされます。
下の赤っぽいところは縄文土器の図柄をイメージされているのでしょうか。
近くで触ると、コルクの様な手触りで、吸音効果を高めているのだと思います。
本当、なかなか良い建築です。

お盆休みなのに、私たちを入れて3組ほどしか入場者がなく、なんとももったいない事です。



常設展示のコーナーです。ここ三方では鳥浜貝塚といった日本全国でも貴重な縄文時代の遺跡があるところです。
この博物館からすぐのところに鳥浜貝塚があります。
そこで発掘された縄文土器や丸太を刳り貫いた船などが展示されています。





こんなのが発掘されたみたいです。




本物なのかな?貝塚の地層です。

こんな感じです。身近なところにも素敵な建築があるものです。

ちなみにこの建物は横内敏人さんの設計で、当時(1997年頃)コンペがあって1位なった作品の様です。

いや~、本当にいい建物でした。良かったです。


また来ようかな!





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姫路市立美術館

2011-11-02 16:07:42 | 建物探訪
こんにちは、塩津です。

先日?もう数ヶ月前になるのかな?いつか忘れましたが久しぶりに姫路の美術館に行ってきました。


休みもそんなに取れないので、いつもは朝から晩まで予定いっぱい詰め込んでいるのですが、

この日はぽっかり時間が空いてしまい、「どこか行こうか」と妻と末娘を誘ったのですが、子供には断られ、妻と二人でお出かけする事になりました。

なぜか目的地は美術館。3、4年は来てなかったでしょうか?無性に行きたくなって、妻も「良いね~」と言う事で決まりです。



どんな企画展をしているのかも分からず、行ってのお楽しみです。

当日はこんなのやっていました。


ベルギーの絵本作家展です。

あまり私には向いていない企画展でしたが、静かに作品を見ることは日々の疲れを癒してくれますね。

見ている内に心が穏やかになっていってるのが分かります。 来てよかったです


さて、建築士として見た場合、姫路市立美術館の魅力は煉瓦造りの外観です。明治から大正にかけて建てられた旧陸軍の建物です。

美術館に改装されるときに構造自体は内部に別の構造体が造られています。ただ、西側の建物の屋根は、建築当初の構造体が使われているそうです。

同時期に各地で同様の煉瓦造りの建物が多く建築されています。大きさなどほとんど同じ建物だそうで、企画化された図面によって造られていたようですね。


ゲートを入っていきます。





かわいい動物たちがお出迎えしてくれます。



美術館正面です。左上に見えているのが改装中の姫路城です。

とっても奇麗な建物です。

どうですか、たまには美術館に行くのもいいですよ!



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第2回 姫路城大天守保存修理工事 現場視察 

2011-05-19 10:19:27 | 建物探訪
こんにちは、塩津です。

前回第1回目は昨年末に、素屋根が完成した時に行いました。

あれから約半年が過ぎ、姫路城の解体修理もだいぶ進んできています。



ところが、、、、前回、私が(私だけではないかも分かりませんが)大々的にブログに載せたものだからいろんなところにご迷惑をおかけしたようで誠に申し訳ありませんでした。

何で迷惑かけてだれに迷惑をかけた事も言わない方が良さそうなので言わないでおきます。 ・・・ごめんなさい・・・


と言う事で今回の「兵庫県建築士会姫路支部 第2回姫路城大天守保存修理 現場視察」の

報告は控えめにさせて頂きます。

今日の注意点を聞く姫路支部の建築士達です。


今日の視察は写真撮影禁止です。私のせいでしょうか??

今はエレベータが付いていて、一般の方も予約をすれば誰でも眼の前で解体修理の進行状況をみる事が出来ます。
平日は申込者が少ないそうです。空きがあれば予約してなくても見れるようですが、せっかく行って見れないのは残念なので遠方の方は必ず予約して行って下さいね。

視察の内容についてもあまり触れられませんが、瓦を部分的にはがしたり、割れがないかをハンマーでたたいてチェックする作業、漆喰も一部はがされ、何処までの補修をするかを検討している状況の様です。

本当はもっとブログでいっぱい載せたかったのですが、、、ごめんなさい。。

さしさわりの無い写真を1枚だけ載っけます。

何処から見ても姫路城は素晴らしいです。

ほんと、紹介出来ないのが残念です。






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第1回 姫路城大天守保存修理工事 現場視察  その4

2010-12-27 09:16:25 | 建物探訪
こんにちは、社長の塩津です。

第1回姫路城大天守保存修理工事現場視察は今回の「その4」で最終回です。

この現場視察は兵庫県建築士会姫路支部の研修会として行われました。

第1回目と言うことで大仮設工事の素屋根の見学がメインです。


では、「その3」の続きで天守までの写真を紹介しながら進めていきましょう。








小天守を手前に大天守を囲う素屋根が近づいてきました。




見事に小天守を残し素屋根が掛けられています。


以前は何もなかった本丸部分に素屋根の基礎が出来ています。仮設工事とは思えないスゴイ基礎です。
当然ですよね、これだけの素屋根ですから。


修復が終わればこの基礎(架台)も当然すべて撤去されるのでしょう。解体費だけでどれくらい掛かるのでしょうか?住宅のリフォームも同じですが新築と違い余分なコストが掛かりますね。


正面からの素屋根です。


市役所の担当者の方から素屋根の説明を受けています。


この部分に一般見学用のエレベーターが設置されるそうです。


クレーンにてどんどん資材が運びこまれています。


当初の予定では素屋根の中に入り見学の予定でしたが、安全が確保できないとの事から外からのみの見学となってしましました。・・・・・ちょっと元気のない建築士達です。・・・・仕方ないですね。
でも真剣にお話は聞いています。
今回の保存修理工事にかかる費用は約20億だそうですが、その内の10億が仮設工事に費されています。
昭和の大修理と違いすべてを解体することはありません。壁の漆喰の塗り直しと瓦の葺き替えが主な工事です。
工事の規模からして仮設工事の比重がとても大きいとの事です。

この見学会が行われたのは12月17日でしたが、それから工事も進み、今は素屋根の壁にお城の図面?絵?の描かれたシートで覆われています。


一通りの説明をして頂き、本丸にて解散です。
素屋根の中には入れませんでしたが、隅櫓、百間廊下など、普段は見学できないところも見せて頂き大変満足な研修会でした。

次の第2回は4月に行われます。とっても楽しみにしています。どうか抽選に外れませんように。。

本丸からの帰り道にも写真を撮りました。見て下さい。

パンフレットにも載っている多門長屋です。曲面がとっても素敵です。


このアングルも良いですね~


出口を出て三の丸広場より天守です。


同じく三の丸より一番最初に見学した隅櫓です。


以上で今回の第1回姫路城大天守保存修理工事現場視察の報告は終わりです。

第2回も楽しみに待っていて下さい。


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第1回 姫路城大天守保存修理工事 現場視察  その3

2010-12-22 15:49:24 | 建物探訪
こんにちは、社長の塩津です。

今日は第1回姫路城大天守保存修理工事 現場視察の3回目です。
この視察は兵庫建築士会姫路支部の研修会として行われました。
詳しくはその1・その2を見て下さい。

では、前回の続きです。


矢印の一般の入口ではなく、工事用の入口より入っていきます。

工事現場担当者の方より、隅櫓よりもっと足場が悪いので間隔をあけて上がるようにとの指示がありました。
本当にすごい危険な足場で手を着きながら恐るおそる上がっていきます。お年寄りや女性の建築士もいて、大丈夫かと心配しましたが、足腰の弱っている自分の方が一番危なかったかも分かりませんね

足場の上は西の丸の百廊下の屋根の葺き替え現場です。

計画当初は吹き替える予定ではなかったようですが、瓦の隙間に入った種が発芽し、木がどんどん生長してしまい、瓦の下で根を張ってしまったので葺き替えに変更になったようです。


隣のおじいさんが触っている鼻先瓦のみ新しい瓦です。後はすべて古い瓦を使っています。古いと言っても昭和の大修理に葺き直された時の瓦だそうです。
もちろん強風に耐えれるように見えない部分でしっかり固定されています。「その1」で紹介した漆喰塗の饅頭の下の釘がここでは見えています。この釘が今回使われているステンレス製の釘です。
頭は漆喰が付きやすいような形状になっています。




狭い足場の上で一列に並び、市役所の担当者の方より説明を聞く建築士達です。

ここでの説明はここまでです。これより今回のメインである大天守の素屋根(大仮設工事)を見学に行きます。


姫路城はご存知の方も多いと思いますが、天守に近づけばまた遠くなる。攻め入った敵を迷わす工夫がなされています。天守までの写真を撮りましたので見て下さい。


西の丸より天守です。


同じく。


いちばん有名な撮影スポット(私が大好きな場所)より天守



ここもなかなか絵になります。


またまた門。


かなり天守に近づいてきました。


今日はここまでです。次回最終回は大天守素屋根を紹介致します。

では


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第1回 姫路城大天守保存修理工事 現場視察  その2

2010-12-20 10:10:48 | 建物探訪
社長の塩津です。

今日は前回の続きで姫路城大天守保存修理工事 現場視察の2回目です。

その1でも紹介したように兵庫建築士会姫路支部の研修会として行われていて、姫路支部のみの特権を生かした研修会であります。
ご尽力いただいた姫路支部の幹部の皆様、姫路市役所ご担当者様、本当にありがとうございます。


それでは続きです。西の丸、隅櫓の足場の上で市役所の方より説明を受けているところからです。

前回はこの写真で終わりました。




この写真は足場の上より撮りました。足場がなければ隅櫓の屋根の上からの写真になりますよね~。
これは大変貴重なアングルです。 きっと  ・・・・・(怖くて斜めに撮れてますね)


左官職人の仕事を見ていきましょう。




入母屋部分の飾りです。

この飾り部分を何と呼ぶのか分かりません。妻飾りで良いのかな?? 左官職人の腕の見せ所です。
こんな近くで見てもすごく奇麗です。


定規を当てながら左右対称に仕上げられていきます。一番腕の良い職人さんでしょうか?彼が大天守の妻飾りも仕上げるのでしょうか。


この写真も足場の上からです。今居る西の丸東の隅櫓から西の隅櫓を撮ってます。

外部の見学を終え隅櫓の内部に入ります。
入口横の壁です。かなり漆喰が変色しています。


内部です。創建当時よりあまり手が加えられていないのでしょうか?かなり傷んでます。





何時置かれた瓦でしょうか?この隅櫓の内部は工事中以外の時でも一般の方は入れないのでしょうね。ほこりまみれで全く手が入ってない感じです。


足場の控えを取る事が出来ないので内部の窓越しにロープで引っ張っています。




2階部分です。市役所の方より、危険だから上がらないようにと言われました。床もかなり傷んでますが、棟木も折れているそうです。
この隅櫓の次回の修理は約30年後だそうです。その時は解体修理をしなければ持たないのではないかとの事です。
ここまでで隅櫓の見学は終了です。
いかがでしたか。姫路城の中ではほんのちっぽけな一部分にすぎないですが大変な工事ですね。大天守の修復が話題になってますが、お城全体を保存していく苦労が本当に良くわかります。天守以外はこのように順番に修理されていきます。常にどこかの修理をしているとの事です。その周期が30年なのです。

今日はここまでです。

次回は西の丸百廊下の修復現場になります。

では次回をお楽しみに


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第1回 姫路城大天守保存修理工事 現場視察  その1

2010-12-18 18:28:05 | 建物探訪
こんにちは、社長の塩津です。

12月17日に兵庫県建築士会姫路支部の研修会として「第1回姫路城大天守保存工事 現場見学会」が開催されました

この研修会は姫路支部だけに与えられた特別の企画です。日本全国からたくさんの見学申し込みが殺到しているそうでお断りするのが大変な様です。その様な中、姫路市役所さんのご協力もあり、地元の強みで実現致しました

現在の工事は大天守を囲う素屋根がほぼ完成しています。これから春に向けて一般の工事見学スペースの仕上げが行われていく予定です。

支部では一般の方が見ることのできない部分も含めての視察になります。今回第1回目の視察は巨大素屋根の見学。

2回目は来年の4月頃に瓦や漆喰が取り外された大天守の見学を予定しています。

約5年をかけての保存修理となりますが、進行状況を定期的に見れる事を大変楽しみにしています。・・・・・でも、安全面より1回の参加人数が20人と制限がある為、すべてに参加できないかも分かりません


ではでは早速今回の視察をご紹介していきましょう。


この写真は視察に向かう車の中から撮影しました。メインストーリーの大手前通りからの姫路城です。
普段は素晴らしい姫路城がそびえたっていますが今はすっぽり大天守が素屋根で囲われています。


まず、入り口ゲート前にヘルメット持参で集合です。さすが建築士会ですね。バラバラな見事な集合です
この場所からの姫路城も撮影スポットの一つです。


全員が集合し、出発です


まずは大天守と同様の内容で工事が進められている西の丸にある隅櫓の見学です。

入口ゲートより見れる隅櫓です。


工事中のバリケードを開けてもらい工事用の足場を登っていきます。もちろん一般の方は見学できない場所です。


ここでの工事は左官職人による漆喰塗が進められています。瓦は全面葺き替えでは無く割れたりずれたりしている部分のみを直しています。漆喰塗は全工程3回塗りの2回目です。3回目の仕上げはキメの細かい白い漆喰で仕上げられます。






軒先瓦の饅頭の様なものは釘隠しです。今回の修理ではステンレスの釘が使われています。
瓦1枚1枚に塗られている漆喰は台風などの暴風雨に耐えられる様に隙間の無いように丁寧に塗られています。
沖縄で見られるものと同じですね。

数年前ですが姫路を襲った強風の台風で大天守の瓦が数枚飛ばされました。漆喰が剥がれて空気を含む部分の瓦が飛んだそうです。

ここ数年、台風が巨大化してきているので今回の修理ではその辺も考慮してしっかりと固定することに気を配っています。


寒い中、市役所の担当者の方から説明を受ける建築士たちです。
大天守の立派な足場と違い、住宅リフォームの建築現場の様な足場です。かなり怖かったです。限定20名の意味がよく理解できました。本当にたくさん乗ると危険です。


といった感じで見学がスタートしました。とってもワクワク感でいっぱいです。まだまだ見て頂きたいのですが、今日はここまでです。今回の視察は3回か4回に分けて紹介したいと思いますのでまた続きをお楽しみに待っていて下さい


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