1990年代パチンコ番組レビュー
~全国有名ホール紹介~
「Apan777」(愛知県)
(1991年(平成3年)4月、テレビ朝日系情報バラエティ
「素敵にドキュメント」(MC:逸見政孝)のワンコーナー)
★ナレーション(槇大輔氏)
「自動車の町、愛知県豊田市。
ここには、市内40店舗のチェーン店を持つパチンコ店がある。
(「Apan777」の近代的な店舗が映る)
経営は「薄利多売」。少ない利益で、お客さんに出来るだけ
多く還元する方針を取っている。
「このパチンコチェーンに行けば、必ず出る」が、
ここのお客の合言葉。」
(パチスロシマで、若い店員がマイクパフォーマンス。
並ぶのは、オリンピア2-2号機「スーパーバニーガール」)
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
★ナレーション
「そういったお客の言葉に応える為にも、防犯設備は完璧を期している。
(「Apan777」の総合管理室内部を紹介)
中央管理システムを取り、店内の様子は全てモニターに映し出され、
手に取るように判る仕組みになっている。ホールにいるスタッフも、
不穏な動きは見逃さない。最新技術の導入は、防犯とともに、
健全なパチンコ店の基本である。
防犯カメラは、管理室内で操作は思いのまま。
もし、何かあった時は即座に対応できる。
しかも、証拠となる写真も撮れてしまう。
(ビデオプリンターから写真が出てくる)
また、コンピューターでその時のパチンコ台の
稼働率や台の状況、変化もチェックできる。
(モニターに各台の稼働率データが表示)
勿論、異常電波や磁石にも素早く反応する。」
(店員が盤面を開けると、自動的にカメラがズームアップ。
同時に、指令室のモニターに「異常発生」の警告が出現して、
フロアにいる店員達のインカムにも指示が出る。
指令室「異常発生!!えー、ドア開放、確認お願いします。」)
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
★ナレーション
「お客に安心して楽しんでもらう店づくりには、
ゴト師をはじめとする不正行為は、追放しなくてはいけない。
そんな「愛されるパチンコ店」を理想としているのが、
この人、都筑順雄さん、42歳。このパチンコチェーンの総帥である。
自社のヘリコプターに乗り、日々、名古屋周辺の全店舗を視察。
従来のパチンコ店のオーナーとは、全く違うタイプである。」
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
ナレーション
彼の経営方針は、今までの「汚い、うるさい」という
パチンコ店のイメージを変える為に、優秀なスタッフを育て、
さらにそのスタッフにのれん分けをして、店の数を増やすことにある。
都筑社長の夢は、パチンコファンのみならず、すべての人々に
楽しんでもらえるアミューズメント・プレイランドの確立にある。」
(「Apan777」各チェーンの店構えが、次々と映し出される。)
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
(C)テレビ朝日
都築順雄さん(株式会社「善都」代表取締役)
「私たちは、お客様、そしてうちの社員たちに還元をして、
そしてまた、私たちが愛されるお店、愛される企業になる事を、
私の一つのスローガンにして、日々やっております。ええ。」
(C)テレビ朝日
ナレーション
「健全で、お客に愛されるパチンコ店を目指して、
店は今日も頑張っている。ゴト師なんかに負けるな!」
(再び、マイクパフォをする若手店員。
リーゼントに長いエリ足の香ばしい髪型)
(C)テレビ朝日
(コーナー終了)
※※「しあわせ札」に関して※※
先日アップした「しあわふ札(ふだ)」に関して、ここ最近、
同様のコメントを繰り返し投稿されてくる方がおられます。
当初は黙殺するつもりでしたが、変に誤解されるとアレなので、
本記事をアップすると共に、私なりの見解を書かせて頂きます。
先日紹介した「しあわせ札」は、1991年(平成3年)4月に
見た、こちらのパチンコ情報番組を根拠として紹介しました。
決して、「情報の裏付けなく」紹介した訳ではありません。
(C)テレビ朝日
一方、この札について、「「しあわせ札」は愛知ではなく、
岐阜県のパチンコ店で使われていた」と、指摘(?)の
コメントを何度も書いてくる方がいらっしゃいました。
しかも、私がそのコメントを一向に公開しないのを、
かなり逆恨みされているようです。
もしも、この方が「しあわせ札は、岐阜のパチンコ店でも
使われていましたよ。」と普通に情報提供してきたならば、
喜んで、その有意義なコメントを公開したことでしょう。
しかし、実際はそうでなく、「愛知県ではありません」と
繰り返し強調して、私の記事が誤りと一方的に決めつける
コメントを何度も送ってきたのです。最後はかなりキレ気味に。
私にとっては、まさに「暴言」に等しいキレ方でした。
しかし、今回の記事を読めばお判りの通り、1991年当時、
愛知県豊田市の「Apan777」チェーンの何れかの店舗で、
「しあわせ札」が店内で実際に使われていた事、そして
その模様が当時のバラエティで放映された事は明らかです。
したがって、頂いたコメントの「愛知県ではありません」は、
事実と異なります。そうである以上、ブログの信ぴょう性を
貶めるコメントとなるので、公開する訳にはいかないのです。
そもそも、全国津々浦々、無数に存在したパチンコ店で、
当時どんな札が使われていたかを100%把握する事など、
ハッキリ言って不可能でしょう。時には、ある店の独特な札を、
他店が「面白い」と思って採用する事だって、十分考えられます。
ですから、「この札は、この店も使っていたよ」「ウチの地元にも
ありました」と情報を積み重ねていく事で、より正確な90年代
パチンコ情報が築かれていくのだと思います。それを、「その札を
使っていたのは自分の地元だけ」と思い込んで、その他の情報を
頭から否定してしまうのは、如何なものでしょうか?少なくとも、
そういった一方的な知識の押し売りをする方とは、お友達に
なりたくありませんし、ブログ記事の信ぴょう性を貶めるような
コメントを、あえて公開したいとも思いません。それが、貴方のコメの
公開を拒む理由です。決して、貴方の情報(岐阜のパチ屋が「しあわせ札」を
使っていた事)それ自体を誤りと思った訳ではありません。一連のコメントから
見える貴方の「姿勢」が、私の望むものとは、全く以て違っているからです。
その辺を、どうか勘違いしないで頂きたい。「~ではないですよ」の指摘コメは、
私にとって、それ程デリケートで重みのあるものです。軽い気持ちで書かないで下さい。
意見、指摘、情報に感謝する姿勢がないような、的外れのご批判をしておられましたが、
貴方も、当方が発信する情報について、まずは尊重する姿勢を取られたら如何でしょうか。
しかし、この方から寄せられたコメの内容も、90年代パチンコ研究には
実際必要なものですので、このままムゲに扱うのも、何だか気が引けます。
そこで、この場を利用して「しあわせ札」の新たな情報として、
以下の内容を公開する事とします。
「しあわせ」札は、岐阜県羽島郡の「あづま(みなみ)」という店が、
積極的に使っていたといいます。実際、公式HPでも、店のコンセプトが
「しあわせ」となっている事が判ります。また、頂いたコメントによれば、
内装や敷地など、至るところに「しあわせ」の文字が目に付いたとのこと。
大当り札も、継続・単発に拘わらず「しあわせ」札を刺していたそうです。
ただ一つ、疑問なのは、件のパチンコ「あづま」チェーンに関してです。
私の調査では、アヅマチェーンは現在、岐阜で4店舗を展開していますが、
その中の岐南町三宅「アヅマみなみ店」は、1990年代後半まで
「パチンコミナミ」名義。一方、岐南町上印食の「アヅマぎなん店」は、
同時期「パチンコアヅマ」名義。少なくとも、1989年~1998年までは、
この形で両店舗が併存していた事を、当方の調査では掴んでいます。
で、これらが「アヅマチェーン」の統一名義になったのが、2000年前後。
では、岐阜の「しあわせ札」は、どの店舗が、いつ頃から使い始めたのか?
さらに、アヅマとミナミの関係。アヅマがミナミを吸収したのか、それとも、
元々、ミナミとアヅマは同系列店だったのか※。もっといえば、「しあわせ札」の
ルーツは、アヅマかミナミかApan777か…その辺も、今後の研究材料ですな。
以上。
※「両店は同一法人だった」とのコメントを頂きました。
貴重な情報を提供して頂き、大変有難うございました。
★★追記(2016.8.17)★★
「善都」(ZENT)と「ZENT」(平成興業)について
コメントにて、Apan777=善都(ZENT)、及びZENT(平成興業)に関する
情報を色々と頂きまして、皆様に感謝申し上げます。
両者の「沿革」については、以下の各サイトをご覧になりますと、
創業時からの歴史的な流れというものが、把握できると思います。
愛知、岐阜の「善都(ZENT)」(旧Apan777など)
茨城、栃木、福島、群馬の「ZENT(平成興業)」
両社は、現在、同じ「ZENT」の商号(屋号)を使用していますが、
かたや東海、かたや関東と、活動エリアの異なる「別法人」です。
(愛知の善都(ZENT)の旧屋号は「Apan777」で、
茨城のZENT(平成興業)の旧屋号は「パーラー777」。)
但し、全くの無関係という訳ではなく、両社の創業者には
「血縁関係」が存在するとの事。詳細は、個人的に崇拝する
「生き字引」ことパチンコ博物館・館長様のブログ過去記事に、
貴重な説明がありますので、是非そちらをご参考にして下さい。
(館長様、勝手にリンクして申し訳ありません!!ご迷惑であれば、
直ちに削除致します。お気づきの際は、コメント頂きたく存じます。)
なお、現在、商標としての「ZENT」は、愛知の「善都(ZENT)」が、
平成初期より商標登録を行っており、現在も有効に権利が存続しています。
一方、平成興業名義の「ZENT」は、現在有効な商標登録こそありませんが、
善都とは身内関係との事ですので、商標「ZENT」を適法に使用する権利を、
何らかの形で(商標法上の先使用権、通常使用権等)有すると思われます。
商標「ZENT」、特許庁における商標登録の現状(一部抜粋)
登録番号 商標 出願人 出願日 登録日 権利状態
登録3032666 ZENT 株式会社善都 1992/09/26 1995/03/31 存続
登録3100283 ZENT 株式会社善都 1992/09/26 1995/11/30 存続
登録3142617 ZENT 株式会社善都 1992/09/30 1996/04/30 存続
(追記、ここまで)
公営ギャンブルを除けば、本当に数字自体を商売のネタにしているのはパチンコ屋と保険屋だけかもしれません。保険屋は死亡表なり算定会純率を使っているので、マクロの商売、対してパチンコ屋はグループ、個々の店、個々の島とミクロの商売ですので、ミクロの商売と言え、その分シビアでしょうね。設定確率から少しでもブレが出たら大損か客から見向きもされなくなるわけで、今はやりのビッグデータをいち早く取り込んだビジネスなのだと気付きました。
話は変わりますが、善都=ZENTは大変いい響きですね。スーパーGTで長年レクサスのスポンサーになってますが、歴代の車両のカラーリングが派手さと美しさを兼ね備えていて好きなチームの一つです。キャンギャルも特に綺麗所を揃えるので有名でもありますね(笑
Aパン777の番組 当時リアルタイムで見た記憶があります。 地元のパチ屋がテレビに出てたのを覚えています。
あの頃は
Aパン777が善都
Aパンクラブがツヅキ
Aパン21が遊都 だったかな 全部で豊田市に40店位ありましたが 777だけで40店あるような表現されていたのを覚えています。
しあわせ札の件ですが 無制限札で使われていたと記憶してます。 Aパン777では 一発台を 決められた時間に1番近くで当てれた人に1万個サービスするイベントやってまして (7時だとすると前後30分の間) 6時半から当てれた人に札さして その後もっと近い人が出たら そっちに札が移動 最終的に1番近い台に しあわせ札を大量に刺して 4000個箱4つ出たら終了 ってやってたと思い出しました。 釘が渋く 誰も当たらない1時間もザラでした。スターライトの左奥の穴は2500個 右奥は5000個って調整してる時もありました。
いつも賑わってましたが 優良店とは思わなかったですね。
余談ですが 話題のアズマみなみ店 ピーワールドから削除されたみたいなので 潰れたのかもしれませんね。
Apan777=善都(ZENT)、及びZENT(平成興業)に
関する様々な情報提供のコメントをお寄せ頂き、
皆様に感謝申し上げます。
本記事の文末にて、「追記」として、当方が現在
押さえている情報を紹介させて頂きました。
よろしければ、ご一読ください。
あちらのコメントに対して黙殺される理由がわからないので、何度も書くことになりました。
せめて『岐阜でも使われていたんですね』と返信してもらえればよかったです。
アヅマとミナミは同一法人だったはずです。
当事、出入りしていて貰った名刺には株式会社東となっていたかと思います。
名刺は残してあるので、探せば出てくるでしょう。
記憶で申し訳ないが、アレジンなど全盛期にパチンコアヅマとパチンコミナミがあったと思う。
少なくともパチンコアヅマ・ミナミ店ではなかった。
黒野、うずら、岐南など最盛期で5店舗ほどだったと思います。
社長の順雄(よりお)さんにも気さくに声をかけてもらえました。
また、福祉にも力を入れており、本社へ営業に行くと駐車場に福祉車両が何台もありました。
もっとも、受け付け前のF3000?のレースカーに目がいきますけどね。
これは当時のメーカー、業者仲間で暗黙の了解みたいなものでしたが屋号をAパン777からZENTにしたのは、Aパン(都筑のほう)と違うと明確にしたかったから。
また、営業マンも善都か都筑のどちらかを選択しろ、両方での営業、取引はダメと言われてました。
確かに名古屋の大手業者も二股はかけてませんでしたね。