お囃子社中か寄席文字社中のいずれかに入るんですが、
小生、地味な寄席文字社中に身を置きました。
発表会や学園祭が近づくと、サブロクサイズ(90cm×180cm)の
看板に模造紙を張って、第○○回中大落語会なんて
大学の地下の部室近くの通路で、黙々と書いてたものです。
三年の時だったかなぁ?20周年記念落語会が新宿紀伊国屋ホールで
当時の大看板を集めて、開催しました。
三遊亭円生、柳家小さん、林家正蔵、古今亭志ん朝、立川談志等々が
出演してくださいました。その際めくりと言って、演者名を書いて
高座の横に掲示するんですが、その仕事を任されまして、
書かせていただきました。
20周年ですから、歴代で20人以上書き手がいたわけですが、
指折りに達者だとお褒め頂きました。
その気になって、就職が決まらなかった4年の秋、その寄席文字を業としてる
橘右近さん(笑点という番組のタイトル文字を書いてます)のお弟子さんの
誰だったかを紹介してくれるって先輩の話にのって、弟子入りを考えましたが、
結局、地元に就職しました。
けれど、昨年【魚民寄席】が始まり、ちょっとした縁で、出演者のめくりを
書かせていただいてます。
先日の吉原宿宿場まつりでは、出演チームの名を幟旗風に書いて、
一応、好評だったようで、来年は本物の幟にしようという展開です。
で、先日、とあるロータリークラブで噺家を招くってぇことで、
小生にめくり書きの仕事が魚民さん経由で回ってきました。
小生は、あてにしてないのに御礼の品が届いちゃって恐縮です(梨本風)
普通の文字は、全く下手で、かみさんからは「丁寧に書きな」と
いっつも注意されてるんですが、書道に趣味のあるかみさんも
寄席文字だけは、一目置いてくれます。
もしかした、書くチャンスがあるかもしれないと思って買ってきた
隈筆のおかげで、ちょいと得してます。感謝、感謝。
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白落天
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