大学1・2年の時、借家住まいをしていたときの大家さんが亡くなりましたと・・・。
当時、お世話になったその大家さんの息子さんからでした。
ゴールデンウィークの頃、心臓の具合が悪くて入院してたそうですが、
医者も驚く回復力を見せたものの、七夕の朝、薬石効無く、
お星様になっちゃた94歳。
正に天寿を全うしての生涯だったことでしょう。
当時、洋服の仕立て職人だった大家さんは、長男さんが後継者となり、
悠々自適な日々をすごされていました。
時折、夕食をともにさせていただいたりして、親元を離れて上京した小生たちを
わが子の様に話しかけてくれ、心細さもなく大学生活を過ごせました。
小生たちと複数形なのは、もう一人、小生とハウスシェアしていた高校の
同級生がいまして、その男の親父さんが洋服の仕立て職人として兄弟弟子の
間柄から、息子が上京の際は、面倒見るよということで向かいの空き家に
住まったという次第。
だから、小生は縁も所縁もない間柄なんですが、勤勉に学業を全うしたい
彼と、クラブ活動に興じ、大学生活を謳歌したい小生とは両極の二人
だったのでした。
こんな二人だから、上手いことバランスが取れてたのかもしれません。
だけど、三年になるとき、小生がその借家を出る事になりました。
それでも、大家さんの息子さんやその友人たちは、転居した小生を
気にかけてくださいました。
いまでも、東京でその当時の仲間が集まると連絡をくれるので、
都合があえば、上京し旧交を温めたりしていました。
ここ数年、折り合わず、随分ご無沙汰してましたが、
大家さんが再会のチャンスを作ってくれました。
謹んで大家さんのご冥福を祈ります。合掌。
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