俺は昔から手塚治虫先生の大ファンで漫画作品はほとんど持っています。
もちろん「どろろ」も大好きな作品の一つですよ。
なので映画版も期待して観に行きました。
「どろろ」という作品がすきということで、漫画をダブらせながら楽しく観ていました。
ストーリーも知っていたので、そういう目で観ましたが、知らない人にはちょっと長く感じたんじゃないのか~っと思ってしまいました
しかし、なかなか興味深い点がいくつかありました。
映画の中の魔物がリアルに作られていないところなんて、意図して作ってあるように思いました。
ブラック・ジャックでも手術のシーンが売りですが、本当に伝えたいところは別にあって、人間同士の心模様を描いています。
「フィルムは生きている」という作品が参考になりますよ。
今回も魔物をリアルに作くらないで、登場人物の心の内の変化などを追い易くしているように感じました。
本当にこの作品は人間の感情が沢山入りみだり過ぎて大変ですよ。
しかも架空の戦国時代という舞台背景で荒野の中を戦で親を失った幼い子供達がたくましく生き抜いていくというのも、戦後の経験をした手塚先生の思いが出ていますね。
どろろが柴咲コウさんという配役はピッタリでしたね。
よかったですよ。
百鬼丸はあんなにクールになっていたのが驚きでした。
妻夫木聡さんが演じているとは思えませんでしたね。驚きましたね。
漫画の中では少年のイメージが強くて、徐々に人々との出会いと別れを経験して強くなっていくイメージでしたが、映画ではクールな感情がどろろと出会って溶解していくという感じでしたね。
中井貴一さんは凄い気合が入った演技でしたよ。
昔、『陽だまりの樹』という手塚先生の作品を舞台でやっていたのを観にいきました。
中井さんは手塚作品が好きみたいですね。
この映画は全世界21ヶ国で上映するので、どのような評価がでるのか楽しみですね。
こんなにオリジナル溢れるストーリーはないと思いますので、どこかの国でリメイクされるかもしれませんね。
楽しみですよ~
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