今の職場に転勤してすぐに、そんな話を聞きました。
「ぜひ読んでみたいなぁ・・・」と思っていました。
そんなある日、その同僚の方が何処かから「私が読みたがっている」という話を聞きつけて、当時掲載されていた女性向けの漫画雑誌「シルキー」(平成21年9月号)を持ってきてくれました。
話の内容は聞いていませんでした。
同僚の方は芸大出身で今でも日展などに出展しているというので、そっちの話かな・・・、と思っていました。
タイトルは「チョークで架ける虹」
作者は「竹沢宵子」さんです。
ストリーは読んでビックリしました
これから読む方は、ネタばれになっています。
ちなみに主人公の名前は本名ですよ
いいのかな
あらすじ・・・
親の反対を押し切り、駆け落ちして出産します。
出産後親の許しを得て・・・結婚、そして育児の中・・・。
旦那様が膵臓ガンで若くして他界します・・・。
シングルマザーとして、息子と2人で逞しく生活をしていきますが・・・。
ある日、保育園の先生から「発育が遅いのでは・・・?」と告げられます。
先生方からは「療育」や「支援学級」を勧められますが、母や祖父や祖母はどうしても普通の子と同じように普通のクラスでいろいろなことを経験させてやりたい思います。
小学校では、無理をお願いして普通級で過ごします・・・。
中学校に入ってからは、イジメにあったりと・・・一部支援学級でも授業を受けます。
ここで学級委員長の役割を任され、性格も前向きに変わっていきます。
この頃には、母や祖父や祖母も息子が自分で決めた意志を第一に考えるようになります。
高校は自分で決めた養護学校に進学して、就職に向けて色々な企業で訓練を受けます。
そこである企業と巡り合います。
それが「日本理化学工業」です。
ここではチョークを作っているのですが、従業員の7割が障害者だそうです。
この企業で50年前に最初に障害者を雇った話が感動的でした。
養護学校の先生が2人の生徒の就職をお願いに来ましたが、企業側はどうしても障害者を働かせることに抵抗があって就職は断りました。
しかし先生の熱意に押され、2週間の体験実習での作業は了承しました。
2人は毎日何時間も凄い集中力で作業に没頭して、他の従業員の心を動かします。
体験実習の最終日、従業員たちは社長に「私たちでこの2人をサポートするから就職を認めてほしい!」直談判して、無事就職することができました。
この本の中で、”人の幸福とは?”という問いに4つの答えを挙げていました。
1 人に愛されること
2 人に褒められること
3 人の役に立つこと
4 人に必要とされること
2、3、4これは働いて得られるものです。
1も一生懸命働けば得られます。
いい話でしたよ
この日本理化学工業は、前に住んでいた自宅から近所にあったので、ビックリしました
前の職場の傍にも「おかし工房 しいの実」という、障害者の方が働く施設があって、よく営業班の担当者が手土産にクッキーを貰ってきていましたよ
ここめちゃ美味しいんですよ~
さらに今の住まいの近所にも「パン工房 ひよこ」というパン屋さんがありますよ
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