人生は黄金色

シニア担当のYokoです。

すっかり秋が深まってきましたね。

この週末ちょっと足を伸ばして紅葉を楽しまれる方もいるのではないでしょうか？



昨日のワークは「秋の深み　人生の色」でした。

落ち葉をじっくり見ながら描画していくものでした。



この季節の紅葉を見るとどんな気持ちになりますか？の問いには

「やさしい気持ちに」

「穏やかな気持ちに」

「あーまた年を取るのだな（11月生まれの方）」

「これから冬が本格的にやってくるから大変だな」etc・・・

みなさんの思われることはそれぞれでした。



今日は1枚の葉を自分に見立てていきました。

茎を骨　葉脈が血管　葉っぱの長さが身長　葉の肉付き丸みが体系

私たちは誰もが「若い」という季節があります。

葉で言えば新緑の季節

青々とした葉が大地から、日ざしからたっぷりと栄養を取り

そして雨に打たれる、風に吹かれる　そんな経験をしたのち

この季節　これまでの生き方が色となって現れる


「人生の色だよ」


そう1人の男性がおっしゃいました。


葉を観察しながら色を選び染めていく。

その葉に出来る限り近い色をと思いながらも

でもそれは自分が今感じている色だったり、欲する色だったりするのかもしれません。



数えで100歳の男性がいらっしゃいます。



男性が主に使ったのは「黄色系」

手にしている葉は決して黄色ではなく、どちらかといえば赤色

でも男性はそれを見ながら黄色系の色を重ねます。



「黄色は沢山重ねると黄金色に見える」



それが理由でした。



この男性の半分も生きていない私にとってその理由はとても心打たれるものでした。

どんな経験でもすべてが自分にとって人生の宝なのだとすれば

それはきっと黄金色なのかもしれません。

誰もが最初から黄金色を持っているわけではなく、

ひと葉ひと葉の様々な経験を積めるこの人生を感謝し生きていくことが心の栄養となり

黄金色という色に変えていくのかもしれません。



「若々しい色合いですね」とお伝えすると

100年分の笑顔を見せてくださいました。




もし一枚の葉があなたの人生の色なのだとしたら

あなたの葉はいまどんな色ですか？