東京近辺でお住まいの千里山出身者が結成し、毎年の懇親会や故郷千里山の住民とも交流を深めるなど、会員の高齢化などに抗して活発な活動を続けて来られている千里山会から、今年も会誌『千里山』が発行され贈呈を受けました。有り難うございます。
専門的な仕事に関することや趣味の作品発表など盛りだくさんな内容で、今回も読み終わるにはお盆休みまで楽しめそうです!
漫画家田代しんたろうさんの昭和20~30年代の大阪郊外の生活が描かれた連載は、今回はおばあさんに買って貰った『‥‥漂流記』から始まり、まさに“漂流”してきた人生を振り返って感慨深い作品になっています。故郷に帰る日を想っているような最後のシーンでは、それが人生を築かれた東京なのか小学生まで育った千里山なのか分かりませんが‥‥。
また、前号からの分載で後編が発表された童話『もっこちゃんのコーヒー店』も、気になっていた一年お預けの甲斐あって素敵な作品になっています。『大きな古時計』の訳詞者として知られる保富庚午さんの妹で詩人の黒澤琉美子(あぐり)さんが、大人の童話ならぬ高齢者の童話とも言える新たなジャンルを拓いたように感じました。
『大きな古時計』といえば2002年にリバイバル・ヒットとなった、平井堅バージョンのプロデューサーとしても著名なミュージシャン亀田誠治さんのことも少し紹介されていました。
萩原直大さんを中心にした編集部の皆さんも多くの文章を寄せられ、大変だと想像しながらも楽しまれているご様子が伝わってきます。これからもお元気でぜひ続けて行って欲しいと願っています。
千里山・佐井寺図書館にも寄贈され創刊号から揃って閲覧できますので、千里山の想い出など夏休みにゆっくり読み返されてはいかがでしょうか。
田代さんの描かれた昔の千里山マップでも場所が大体分かりましたね。
そうなんですか。
《いつか》とは思っていましたが…。
googleのストリート・ヴューの画像を改めて保存させてもらいます。
ありがとうございまし田代。
先日、あんちゃんさんのお宅に初めてお邪魔した折りにも、近くの田代さんの旧宅の話題が出ておりました。
グーグルのストリートビューの千里山では、噴水の桜木の様子で冬の時期に撮られたものと想われます。
再撮影までは懐かしい風景が残っているのでしょうね。
そういえば、僕も昔に上京した時に下宿した、世田谷線始発駅の赤堤という街のアパートや公園などの面影を、記憶を呼び起こして探したことがありました。