この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

強く美しいヒロインを観に行け!『ワンダーウーマン』。

2017-08-29 21:23:59 | 新作映画
 ガル・ガドット主演、パティ・ジェンキンス監督、『ワンダーウーマン』、8/27、Tジョイ久留米にて鑑賞。2017年30本目。


 はっきり言ってツッコミどころの多い映画ではあります。
 本作の主人公であるワンダーウーマンこと、ダイアナが育ったセミッシラは女性だけの部族アマゾン族が住む外海から隔てられた孤島であるという設定です。
 女性だけの部族?
 歴史上、女性が支配する部族は存在しました。
 ただ、それは極端に女尊男卑というだけで、男性がいなかったというわけではないらしいです。
 まぁそりゃそうですよね。男性がいなければ部族を維持出来ないのだし。
 
 しかしセミッシラには女性しかいないわけです。
 果たして女性だけで部族を維持出来るものなのだろうか、、、う~~~ん、いろいろ下世話なことを想像してしまって、維持は無理!という結論に達してしまいました。笑。

 それに、なぜそもそもセミッシラには女性しかいないのかもよくわかりませんでした。
 セミッシラを作ったのも、アマゾン族を作り出したのも、神々の長であるゼウスであるという設定なのですが、なぜアマゾン族に男性がいてはいけないのかがよくわかりません(一応映画のパンフレットも買ったんですけどね)。
 結局のところ、ゼウスが極端な女好きで、自分だけのハーレムを作りたかったからとしか思えません。笑。

 というのは(半分)冗談ですが、結局セミッシラに女性がいないのは、ヒロインのダイアナがまったく男を知らずに育った、という設定だと面白いという作劇上の理由なのだと思います。
 まぁ作劇上はそうであれ、ともかく説得力のある設定ではなかったってことですね。

 ツッコミどころはまだまだあり、小舟でセミッシラを出立したダイアナが翌朝目覚めるとロンドンに着いていたり、、、どこにあるんだ、セミッシラ!?

 斯様にツッコミどころは尽きないわけですが、本作はそれらに目をつぶり、強く美しいヒロインを拝む映画なのだと思います。
 ともかくダイアナを演じたガル・ガドットが超絶的にカッチョいい!こんな男前のヒロインは過去にいただろうか、いやいまい(反語)。
 
 まぁいろいろ言いたいことはありますけどね。
 ラストバトルに捻りがないとか、それ以前にラスボスが何をしたいのかがよくわからないとか、などですが、そういった細かいことはどうでもよいのだと思われます。

 あ、一つどうでもよくないことがありました。
 この手のシリーズもののヒーロー映画には本編終了後のおまけ映像がつくのが常なのですが、本作にはそれがなかったです。
 『ジャスティス・リーグ』の公開が11月に控えているのに!!
 おまけ映像がないならないで事前に知らせておいて欲しいです。
 それともDCEUではないのが当たり前でしたっけ?

 以上です。


 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
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