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いわきの正月行事 鳥小屋

2009-12-30 22:05:01 | インポート
 今日は、職場の同僚で大学の後輩でもあるマッキーと平北白土の鳥小屋に行ってきた。
 鳥小屋の主要メンバーである平北白土の克己さんとは、元の職場で知りあった。克己さんの奥様の実家がうちの近所だったこともあり、親しくお付き合いいただいている。

 鳥小屋とは、いわき地方の正月行事として古くから行われており、文献によると、元々は、田んぼの害鳥を追い払うための鳥追い小屋だったのが、正月のしめ飾りなどを集めて燃やす正月小屋とのこと。最近では、各地区で子供会の行事として鳥小屋が復活してきている。田んぼの真ん中に建てている場合が多く、だいたい四畳半から六畳くらい、高さも2メートルくらいのものとなっている。

 北白土の鳥小屋であるが、夏井川の河川敷に建てられている。25日に火入れ式が行われた。何年か前、火入れ式に出席させてもらったが、儀式は非常に厳かであった。大きさであるが、十畳から十二畳くらい、高さも3メートルはあるだろう、広い。太い孟宗竹を柱にして、竹や笹で壁と屋根を作っている。念のため、屋根にはブルーシートがかけられている。以前、火入れ式の時、暴風雨に襲われた。上から、ポタポタと冷たいものが落ちてきた覚えがある。ブルーシートがあれば、大丈夫だろう。

   
      (北白土の鳥小屋)

 先ほど、子供会の行事で復活したところが多いと書いた。しかし、北白土の発想は違う。克己さん曰く「大人が楽しむ」とのこと。子供たちに、大人になったら、こんな楽しいことがあるんだぞ、ということを見てもらうのが大切だとのこと。なるほど、そういう考えも、おもしろい。

 実は、克己さん、地域の満10歳(小学4年生)の子供たちを集めて、「愛の祭 1/2成人式」という行事を夏に行っている。地域の鎮守の森に子供たちが集まり、スケッチや竹細工の製作、記念植樹などを行い、スケッチはタイムカプセルに収めて、20歳の成人式の時に開ける、という行事である。今年で7回目を迎えることから、あと3年後に最初のタイムカプセルを開けることになる。大人が楽しむ、と言いつつも、その後ろに、子供の健やかな成長を望んでいることは、言うまでもない。

 鳥小屋では、いろいろとおもてなしをしていただいた。おでんに焼きそばなど。小生、夜は所用ができたため、自分でノンアルコールビールを持参して雰囲気を楽しんだ。

   
   (左から マッキー、ショウくん、克己さん)

 1月8日の朝6時から、正月飾りなどとともに、燃やすという。餅を竹に刺して、この火で炙って食べると病気にならない、と言われている。8日は仕事なので、行くことはできないが、2010年がいい年となることを祈りたい。

   愛の祭 1/2成人式HP

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