10月12日の朝日新聞に以下の記事が載っていました。
「自殺対策の効果、地方男性に顕著」
見守り・窓口の設置で、自殺が2割減った、というものです。
私は、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」立ち上げメンバー
の一人でもあり、世田谷区議会の中でも、先進的&繰り返し「自殺対策」を
取り上げてきましたが、
なかなかその効果は顕著に数値であらわせるものではないというのが、
世田谷区の現状です。
しかし、地方では男性の自殺者が2割減ったという顕著な結果が出ている
ようです。
なぜか、都市部や、女性や若者には変化が見られないといういこと…。
都市部、女性、若者、に対しては、ほかの対策が必要なのかもしれません。
おそらく、自殺の原因が、地方の男性とは違うのでしょう。
国全体では、年間3万は切ったものの、未だ毎日80人ぐらいの方が自死で
命を落としています。 (世田谷区では、年間150人前後…)
そう考えると、膨大な数に気が遠くなりそうですが、でも、
「一人の命でも救われれば大きな意味がある。」
そう思って、地道な努力と対策をとっていくことが大事なのだろうと思います。
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世の中、お盆休み真っ最中ですが、8月12日、「地域の自殺対策を推進する
地方議員有志の会」の研修で、京都府京丹後市役所に行ってまいりました。
後列左から、滝沢泰子江戸川区議、杉本信之鈴鹿市議、田中朝子都議、
私、前田くにひろ文京区議、藤林詠子久留米市議、野本恵司鴻巣市議、
京丹後市は、「いのちささえる真心あふれる市区町村連絡協議会~自殺の
ない社会を目指して~」を呼びかけた自治体で、現在257団体が参加して
いる、とのこと。世田谷区も入っています。
自死される方の数も減っていて、取り組んでいるだけの効果が感じられます。
自殺大国日本…、この悲しい現実を少しでも変えていきたい!と思います。
京丹後市役所の皆さま、有意義なお話を伺い、勉強になりました。
大変お世話になり、ありがとうございました!
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1998年から14年連続で3万人を超えていた自殺者の数が、昨年は
15年ぶりに3万人を下回りました。
国では2006年に「自殺対策基本法」が制定され、その後、「自殺総合
対策大綱」に沿って、国を挙げて様々な対策がとられるようになってき
ました。
そして、昨年8月には、「新自殺総合対策大綱」が策定され、その中で、
以下のことが明文化されています。
◆誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指して
◆自殺の多くは追い込まれた末の死
◆自殺対策とは包括的な生きる支援
私が議会で自殺問題を取り上げた数年前は、「自殺」という言葉を
口にすること自体、はばかられるといった風潮がありました。
「自殺に対する偏見」です。
「自分で選らんだんだから仕方ないんじゃない?」的な考え方も。
でも、多くの自殺はそうではないんですよね。
本当は死にたくなかった。でも、追い込まれて生きていけなくなって
しまった…。
多くの自殺が、このような、追い込まれた末の死、なのです。
自殺をタブー視して、見て見ぬふりをしていたら対策がとれません。
また、偏見がある限り、遺族の方たちの苦しみは何十倍にも膨れ
あがってしまいます。
こうして、法律や大綱ができると、人々の意識も少しずつ変わって
くるので、とても重要なことだと思います。
昨今、いじめや部活での体罰を苦にして…という、とても悲しい自殺
の事件が続いています。
一人でも多くの命が救われるように、地域や地方自治体でできる
ことに取り組んでいきたいと思います。
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以下は、今日の日経夕刊の記事。
1998年から14年連続で3万人を超えていた自殺者の数が、昨年は
15年ぶりに3万人を下回りました。
とはいえ、今日、基本構想審議会が20時30分に終わって、その後、健康診断
の資料を記入してから、役所を21時半に出ましたが、田園都市線(渋谷~用賀)
と、井の頭線が運転見合わせ、いずれも人身事故、でした。
たった一人の命でも尊いものですし、関係する周囲の人々のダメージは大きく
大変な影響を及ぼすのが自死、というものです。
それが何万人も、というのは、どれほど社会的な損失となっていることでしょう。
3万人に歯止めがかかったことは非常に大きな進歩だと思いますが、まだまだ
「心の健康&自殺対策」は行政が取り組むべき課題だと思います。
とりくべめば減らすことができる!
2006年から議会の中で先駆的に自殺対策に力をそそぎ、丸6年が過ぎました。
世田谷区では、若い人の自殺が増える傾向にあります。
自殺の兆候に気付くこと、救える命がある、ということを肝に銘じ、自治体と
してできることに取り組んでいくよう、議会からも発言していきたいと思います。
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白浜レスキューネットワークの藤藪庸一さんが、12月15日(土)午後2時、
世田谷区で講演をしてくださいます!
私は、、「地域の自殺対策を推進する地方議員有志の会」の定例会で、
2009年11月に「白浜レスキューネットワーク」を視察させていただいた
ことがあります。
視察報告はこちら⇒白浜レスキューネットワーク視察報告(11月19日~20日)
あの時、お世話になった藤藪庸一さんです。
私は、自殺対策に取り組み、議会質問を先駆的先進的に重ね、世田谷区では、
様々な予防施策が講じられてきていると思います。
また、この「いのちの日フォーラム」の開催も、私の議会質問から開催されること
になったもので、タブー視されていた「自殺」というものが、公の場で語られ、堂々
と対策がとれるようになってきたことに感動を覚えます。
入場無料、先着250名、申し込みをされた方優先、です。
皆さんも、お時間がありましたら、ぜひ、お申込みください。
また、藤藪さんにお世話になった白浜での自殺対策の取り組み報告、
ぜひ、こちらもご覧いただければ幸いです。
⇒ 白浜レスキューネットワーク視察報告(11月19日~20日)
3年ぶりに藤藪さんにお会いできるのが楽しみです!
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昨日(10月10日)の日経新聞夕刊の記事です。
駅や踏切に青色灯を取り付けたところ、未設置の駅に比べて84%も自殺が
減少した、ということです。
青色は、人の心を落ち着かせる効果がある、ということです。
こんなに顕著に効果が現れているとは驚きですが、であれば、出来るだけ
早く、たくさんの駅や踏切に設置してほしいです。
私の周辺では、京王線、小田急線、田園都市線、JR線、等々が、頻繁に
人身事故で止まります…。 聞くたびに胸が重くなります…。
自殺はゼロには出来ないかもしれないけれど、減らすことは出来ます!
100%ではないけれど、防止対策を打つことで減らすことは出来ます!
私は、議会において、2006年の自殺対策基本法が制定される前から
自殺対策に取り組んできて来ました。
たとえ一人でも、救える命を救いたい、という想いは今も変わりません。
少し前になりますが、8月10日朝日新聞の記事です。
他の新聞でも一斉に取り上げられていましたが、
若年層の自殺が増えている傾向に歯止めをかけることや、いじめで
自殺に追い込まれることがないように教育現場への対策をとること
などを盛り込んだ『自殺総合対策大綱』の見直し案が、内閣府から
出されました。
自殺者は、去年まで14年連続で3万人を超えています。
若年層への対策では、生活上の困難やいじめなどに直面したとき
の対処方法を身に着けさせるなど、児童や生徒の自殺を未然に防ぐ
ための教育を充実する、としています。
自殺対策は、私が、議会で、何年も前から訴えてきていることですが、
なかなか劇的な効果が現れず、国全体でも苦戦している状況にあり
ます。
ただ、予防策を講じれば、しないよりは必ず効果が出る。
それだけは確かです。
救われる命が、たとえ一人でも、二人でも、大きいことだと思います。
戦争や紛争が起こっている国や地域だって、毎年毎年、連続14年間
も、3万人以上が戦死しているところはないでしょう。
日本の社会は、一体、何と戦っているのだろう…?
地道な取り組みかもしれませんが、自殺対策は今後も力を入れるべき
課題だと思います。
昨日(1月12日)の新聞各紙で報告されていましたが、
昨年の自殺者も、3万人超で、14年連続となってしまいました。
(以下は東京新聞の記事)
それでも前年より1177人減ったというのは、救いですね…。
1177人の命は自殺対策にとりくんできた成果と言えるかもしれません。
しかし…、3万人以上という膨大な数。 悲しい実態です。
この数の周囲にはどれほど悲しんでいる人たちがいることかと思うと、
胸が痛みます…。
昨年は、私のごく近くでも、自死を選んだ人がいて…、遺された家族
の悲しみの深さははかりしれないものがあります。
気を緩めずに、もっともっと減らせるように、自治体として取り組める
こと、民間が取り組めることをそれぞれ広げていってほしいと思い
ます。
私も、自殺対策に力を入れてきた議員の一人として、引き続き考えて
いきたいと思っています。
東京新聞8月11日の社説です。
今年上半期だけでも、毎日88人の人が自死で亡くなっている…。
特に、今年は、東北関東大震災で被災した方々の中に、被災と関連があると
推定される自殺者の方がいるようで、せっかく助かった命なのに…、と、心が
痛みます。
心が折れる、という表現も使われますが、人は生きる希望をなくしてしまうと
弱いものです。
だから、生きる希望が見出せるような社会にしなければならないし、今、
そういう状況の人がいたら、周囲の人が気づき、何かしら手を差しのべる
ことができる社会にしなければ、と思います。
地道な対策ではあるけれど、自殺対策は、取り組めばかならず成果が出る
もの、と信じて、私は何年も言い続けています。
※私のぶろぐのカテゴリー「こころの健康&自殺対策」をご覧いただけると
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