世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

「区議会議員って何をしているの?」がわかるブログです。議会報告、議員活動、趣味・日常・プライベートもアップ!

企画総務委員会

2007年02月13日 | 心の健康&自殺対策
(写真:息子が知り合いからいただいた“銀座のイチゴケーキ”。ふわふわスポンジでカスタード&イチゴクリームをくるんだやさしい味のお菓子。ティータイムにこのケーキでホッと一息、しました


今日は「企画総務委員会」でした。

3月議会に提出される『予定案件』がたくさんあって、2時間では終わりそうになかったので、昼休みをはさんで、午後2時過ぎまでの委員会としました。

会議資料はこちら

今回の「報告事項」の中には、「多重債務者の支援について」というものがあり、「あっ、これはウチの会派が昨年11月議会の質問で取り上げたものだ!早速、検討の運びとなった!」と、内心喜んでいたのですが、委員会での質疑はなんだか誤解が生じているような展開で、議論となりました。

私は副委員長なので、できるだけ他の委員の質疑を妨げないようにして、最後に手を挙げて発言。

「これは、自殺者の原因に経済苦があり多重債務者の問題があることから、国も都も対策をとらなければという認識に立つようになったこと」

「実際に、奄美市で、税金の滞納から多重債務の問題に行き着き、多重債務は自己責任という面もあるが、中には過払いしている人がいて、それを専門家につなぐことで、多重債務から抜け出し、税金も徴収できるという成功例があること」

「(共産党さんが言うように)税金を使って多重債務を代わりに引き受けて救ってあげるという発想のものではないこと」

などを説明し、「3月には検討結果が出るということなので期待している」と意見しました。

現在、多重債務者は全国で200万人とも言われています。多重債務者の問題は自殺だけでなく、ストレスによる疾病、家庭崩壊、不登校、ホームレス、そして犯罪と、現在の社会病理そのものであると言えるかもしれません。

奄美市の実績のように、行政が多重債務問題に積極的に取り組むことで、これらの社会現象を少しでも緩和することができ、結果的に自殺者を減らすことができ、税金の徴収率も上がる、という効果が出るものと思われます。

すでに、国も東京都も対策をとるべく動き始めています。


「日本から多重債務者を増やさない、それらによる自殺者を増やさない、そして滞納した税金を払っていただく、このような仕組みは必要だろうと思いますが、区の見解を伺います。」・・・と、おおば正明議員が壇上で質問したのですが、私は会派の代表質問と勘違いしていました。(おおば議員の一般質問でした)

この時に「検討します」という答弁があって、早速具体的な検討に入った、という報告が、今日の委員会でなされたのでした。(やったー!)

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