今年のうちの会派「無所属・世田谷行革110番」の視察報告、第一弾。
長崎市「新庁舎建設の基本方針」について、です。
長崎市の特徴
↓ ↓
長崎市は人口43万人。(ここ数年来、減少している)
「世界新三大夜景」の一つが、稲佐山からみた長崎市内。
(ほかに、香港、モナコ)
軍艦島を「世界遺産」にする会も出来て、来年の登録に向けて
がんばっている。
今年は国体も開催されます。
※ 軍艦島といえば、行く予定だったのが、台風8号で見学施設が
損傷してしまい、上陸禁止となってしまったため、残念ながら、
行けませんでした…(涙)
さて、市庁舎建設ですが、なんと、耐震の強さを示すIs値が
不足している!というではありませんか…。
長崎では、震度2、せいぜい震度3ぐらいしか、地震はこない
らしいんですよね…。だから、耐震補強もしていません。
市庁舎を立て直すにあたり、市民懇話会 27名 (うち公募は5名)
を作って、市民の意見を聞きました。
述べ床面積45000㎡、新庁舎用の基金を積み立てていたそうです。
(すばらしいですね)
興味深かったのは、世田谷区と同じように、なかなか決められな
かった、というところ。
なぜなら、元々、公会堂のところに市庁舎を建てるはずだったが、
公会堂の保存・再生の要望が出て…。
しかし、最終的には、本年6月議会において、「公会堂」を取り
壊す条例案を通し、基本計画を策定した、とのこと。
以下の写真が、その問題の「公会堂」です。
見たところ、かなり老朽化が進んでいるようでした。
トータルの事業費は、約205億円程度と見込んでいたが、
1割、2割…、コストがアップしていっている。
という不安要素も、世田谷区と同じです。
やはり、どこかで「決める」ということが必要ですね。
仮設庁舎を建てる場所もないのに、本庁舎を壊さないで一部改修で
乗り切って…(前川國男建築を残したい!気持ちはわかりますが)、
ということができないか???という非現実的なところでストップ
してしまっているのが、今の世田谷区の庁舎問題。
長崎市は、そこを、公会堂は取り壊す、という条例を通すことで
「決断」した、のでした。
長崎市の新庁舎問題、世田谷区が抱えている問題と、本当によく
似ていて、興味深かったです。
また、現地に行ってみなければうかがい知れない状況が、直接、
お話を伺うことでよくわかり、とても参考になりました。
長崎市役所の皆さま、お世話になり、有難うございました。
追伸:「長崎市議会事務局」さんは、Facebook ページを持って
いらっしゃいました!(こちらです)
早速、私たちの視察のこともアップされています。
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