(写真:新潟のお土産、赤飯で作られた餅。美味しかったです)
今日は「企画総務委員会」がありました。
まず、請願の審査が行なわれました。今回、当委員会に付託されたのは
以下の2件。
1.請願審査
(1)平21・23号 世田谷区役所による事業仕分け実施に関する陳情
(2)平21・26号 非核三原則の法制化を求める意見書採択に関する請願
(1)は、区役所に「構想日本」に依頼して事業仕分けをやるように、という
陳情。うちの会派は「趣旨採択」、他の会派は全員「継続(結論を出さない)」
ということで、結果 ⇒「継続」
(2)は、非核三原則を法制化するように国に意見書を出してほしい、という
請願。これは「あれ?」と思う結果となりました。
自民党、公明党「継続」
生活者ネット「採択」
民主党、共産党、うちの会派(せたがや政策会議)、ひうち議員「趣旨採択」
この態度表明を見れば、「採択」「趣旨採択」が多いことがわかります。
でも、結論が分かれた場合は、まず、「継続でいいか?」を諮ります。
「異議あり!」となり、「継続審査」について採決をしました。
⇒ 自民党、公明党、民主党が「継続」に賛成。
というわけで、「継続」多数で、結果が逆転してしまいました。
請願者の方々は、「えっ?!どうして?!賛成(採択・趣旨採択)が多かった
のにどうして継続となってしまったのか…。意外でした…」と。
そうなんですよねぇ…、民主党が、「趣旨採択」と言っていたのに、「継続」
に手を挙げたから、最初の態度表明の多数決と結果が変わってしまったの
でした。請願者からしたら、「まるで裏切りにあったようだ」という気持ちも
当然かもしれません。
まあ、うちの会派を含め、会派事情はいろいろありますから、矛盾が生じる
こともあります。
でも、矛盾が生じたら、うちの会派としてはそれなりに謝罪したり説明責任
を果たしたりして来たつもりです。そして、できるだけそういうことのないよう
に努力したいと思っています。
請願の審査の後は、以下の報告事項がありました。
2.報告事項
(1)平成22年度当初予算編成 緊急見直し方針(追加)について
(2)世田谷区外部評価委員会(平成21年5月~11月)について
(3)指定管理者制度運用に係る指針の策定について
(4)「(仮称)世田谷区地域活性化に向けた指針(素案)」について
(5)せたがや区民債第7回の発行について
(6)2010年世界農林業センサスの実施について
(7)要綱の区のホームページへの掲載について
(8)平成21年度工事請負契約締結状況(11月分)について
この中の、(1)当初予算編成についての緊急見直し方針、かなり深刻です。
来年度、世田谷区では、このままいくと、当初予算は148億円の歳出超過!
(財源不足)
なので、区役所全体に区長から「依命通達」が出され、「新規事業の見送り」、
「公共施設の改善・大規模改修の中止や先送り」、「外郭団体への補助金や
委託料の削減努力」、「人件費の抑制」等々、緊急見直しが発せられました。
私からは、「この見直しをすれば、148億円の財源不足が解決するのか?
見落としは?また基金を取り崩すことになると思うが、基金の今後の流れは
どうなるのか?」を質問しました。
今年度は、すでに、基金(貯金)を93億円取り崩していますが、上記の見直し
をしても、とても148億円を補うことはできないため、さらに基金を取り崩す
必要が出てくるということでした。
(数字についてはまだ未定。基金は、昨年度末の段階で772億円)
いやはや、本当に、区の財政は厳しいものがあります。
区民生活、区民サービスも、切らざるを得ないものが出てくる可能性があり
ます。その際には、最低限必要はセーフティーネットが切られることのない
ように、しっかり見ていかなければと思います。
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