ねこじゃらし

いきもの・いけ花・園芸・額装・食べ歩き・お散歩・・・趣味の記録 

081003 いけ花4 実もの

2008-10-03 23:23:59 | いけ花

花材:ヒラナス(ソラヌム、観賞用ナス)、キク、ホウキグサ
秋は、こうした実ものが楽しい。ハナナスと同じ色の花器にしてみた。

先生にみてもらう。キクとホウキグサの高さが中途半端。低くしてはどうか。
ということで、ホウキグサを抜き、菊を低く花器近くにいけなおしてみる。
なるほど、作品全体がしまって、おもしろくなった。写真撮影用の壁の前の机に移動・・・とっ・・・ところが、カメラが電池切れ・・・。あたためたら撮れたってひとがいたという・・・、試したけど、だめ~~~。今日は、なおしていただく前の、作品の写真だけです。


ところで、お教室でいけた花は、うちへもって帰る。でも同じ花器は家には無いし、大きくいけた作品は、狭い家では同じようにはいけられない。だからいつも、家にある花器で小さくいけなおす。これもいい勉強だけど、疲れているときはバケツにつっこんだまま・・・ってこともある。
今回は、まじめにいけなおしてみた。先生に直していただいたように、菊を花器の口元に低くいけた。このほか、もうひとつ菊や桔梗とあわせた小さな華と、2つ出来た。




ソラヌム(観賞用ナス)
分類:ナス科 ナス属
ソラヌム(ソラナム)はナス属のことで、熱帯から温帯に約1400種が分布する。このハナナスまたはヒラナスなたはアカナスは花材のほか、食用ナスの青枯れ病などの耐病性台木としてもちいられる。

参考 長岡求著 講談社の花手帳 花屋さんの花がわかる本

081003 いたよ~~ CUMC

2008-10-03 22:56:28 | 生物
アゲハを探しに行ってみた。ユズの鉢にキアゲハ発見。変だな・・・セリ科を食べるんじゃないのかな。
と思ったら・・・、いたァ~~~。ナミアゲハ♪



枝の緑色にすっかり溶け込んでいる。肉角をださせてみた。わずかに柑橘系の香りがしてきた。やっぱり、ミカン科の鉢を坊主にした犯人はナミアゲハ。
写真を見て気がついた。胸部のカチューシャみたいな白線の中に○やUの模様が。何でこんな手の込んだ模様がついているんでしょうか。



胸部が3、腹部が4、尾部に1対の足の配置はカイコガと同じですね。
腹脚、尾脚で枝をつかみ、胸部の脚をはなして半身を起こしている。
苦手だけど、よく見るときれい。



何度も肉角ださせようとしたので、縮んできた。ごめんなさい。
わるいけど、温室のミカンはもうこれ以上食べないでね・・・。
CUMU

ナミアゲハ
Papilio xuthus Linnaeus
分 類:チョウ目 アゲハチョウ科 アゲハチョウ属
分 布:日本全土
出現期:3~10月
食 樹:ミカン科のカラタチ、サンショウなど
前翅長:35~60mm
成虫は春~夏はツツジやユリ、秋はヒガンバナなどの大型の花に来る。

メモ:ユリの花のおしべはTの字型で、葯がその中心に付く花糸との接点でふらふらとよく動く。この形は、蜜を吸いにきたアゲハなどのハネにどんな角度からもぺたっと張り付いて効率よく花粉をくっつけることができるのだそうだ。
以前、小石川植物園でちょうどいまごろ、曼珠沙華にアゲハが飛んできていたのをみた。あれはナミアゲハだったのかな?
ナミアゲハはキアゲハよりクリーム色っぽく、前翅の端に黄色い線は無い。

参考 藤本、亀田著 小学館フィールド・ガイドシリーズ⑰ 都会の生物 1996年

081002 アゲハ違い CUMU

2008-10-02 20:42:13 | 生物

温室の草取りをしていたら幼虫が出てきた。
昆虫は苦手。
アゲハかなとおもい、ミカンの鉢植えを見ると丸坊主。葉が全然無い。やられた~~っとおもって、つついてみた。


肉角というのだそうだ。ふ~~む。これがそうか。

ところで、うちへ帰って調べてみると、この模様はアゲハではなくてキアゲハだった。
この色は終令の5令。
こんな身近な蝶のこともヨウ知らんかった。
彼女の食草はセリ・ニンジンなどのセリ科の植物。
ってことは、お食べになったのはハーブのフェンネルか??
誤解していてごめん。でも明日、ハーブの害を確認して、ミカンのほうもよく見てみよう。ナミアゲハの幼虫もいるかもしれない。

キアゲハ Papilio machaon Linnaeus
分類:アゲハチョウ科
分布:屋久島以北
出現期:4~10月
食草:セリ・ミツバ・ニンジンなどセリ科
前翅長:36~70mm
ナミアゲハより黄色い。前翅を広げた一番前のふちに黄色い線

参考:藤本和典著 小学館のフィールド・ガイドシリーズ⑰ 都会の生物 1996年 ほか

081001 猫にマタタビ あなたにキンモクセイ CUMC

2008-10-01 00:03:10 | 植物・園芸・農業・庭園・公園など
昨日からキンモクセイがほんのり香ってます。少しとって机に置きました。猫にマタタビ状態で、幸せ・・・。というメールが来た。

香り好きなヒトのアンテナは敏感だな。もう咲いてるんだ。感心してたら、こちらでも、ギンモクセイを手にとってニコニコしている人たちがいた。

 ギンモクセイ(又はウスギモクセイ)

いままで、ギンモクセイにはあまり出会わなかったな。甘い香りだ♪ ギンモクセイより優しい感じ。その人たちに聞いてみたら、ちょっと行ったところにキンモクセイも咲き始めたと教えてくれた。
白いのがギンモクセイ(又はウスギモクセイ)、オレンジがキンモクセイ。

 キンモクセイ




写真を撮っていたら、先輩がやってきて、ギンモクセイの実の写真を見せてくれた。青いきれいな実。珍しい、とても貴重な写真だ。

 ギンモクセイ(又はウスギモクセイ)(雌花)

ギンモクセイ
Osmanthus fragrans Lour.
中国名:銀桂 
分類:モクセイ科 モクセイ属
花期:10月 葉腋に散形状に束生し、強い香気がある。
   雄花には2個の雄ずいと先のとがった不完全な雌ずいがある。
特徴:高さ3~6mの常緑小高木。広く庭木として栽培される。
   葉は長楕円形、幅3~5cm
分布:中国 日本に入っているのは雄株。

キンモクセイ
Osmanthus fragrans Lour.var.aurantiacus Makino 
分類:モクセイ科 モクセイ属
中国名:丹桂
花期:10月 葉腋に束生し、強い香気がある。
特徴:中国原産の常緑小高木。広く庭木として栽培される。
   日本に入っているのは雄株のみ、雄花には2個の雄ずいと先のとがった不完全な雌ずいがあるがみのらない。
   葉は狭長楕円形、幅2.5~4cm。ギンモクセイに比べてやや質うすく、小型で細長い。

参考 1)原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ 保育社

メモ:キンモクセイの学名の var. というのは変種(Variety)という意味。牧野博士がキンモクセイをギンモクセイの変種として命名されたと言うことだと思う。種名の fragrans はフレグランスかな?日本語で香りのことカタカナ(?)でフレグランスとフレーバーっていうけれど、フレーバーは食べ物の香り、フレグランスは生活の香り(香水・石鹸など)のことに使って区別されているように思う。
 
大学の本館の前に、大きなキンモクセイがあった。この香りを嗅ぐと大学祭を思い出す。大学祭と言えばときわ汁粉だな。私は花より団子なのかな。そんな思い出と一緒に、わたしもキンモクセイの香りは大好きだ。という話をしたら、ある方が「ああキンモクセイねあれってトイレの芳香剤の臭いよね」・・・だってひどい、以来トイレの臭いにしか思えなくなってしまった。
メールをいただいた方にはいえないんだけど(言ったかも)

今日はじめてギンモクセイの香りを知った。そしてキンモクセイも久しぶりにいい香りだなと思えた やっぱりいい香り♪

ギンモクセイだと教えられたけれども、造園樹木の人がもしかしてウスギモクセイかといっていた。どうちがうのか、もう少し勉強が必要・・・