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storytellerです。本当に短い物語を書いたり、思い出話や日常の諸々について綴ります。

妙義神社と妙義山の中間道第一見晴

2024-12-13 06:30:40 | ハイキング・旅行

上信越道から見えた妙義山にひとめぼれして以来、いつか登るぞ!とはりきっていたが、「あの山は危ないよ」「滑落者が結構出ているよ」という声があちらこちらから飛んできたので、諦めることにした。

でも、せめて間近でその雄姿を崇めたい、という気持ちは弱まることなく、ついにそれを実行に移すことにした!

今回は電車を利用した一人旅、信越本線の「松井田駅」で下りるが、そこからはバスも無ければタクシー乗り場もない(予約して来てもらうことはできるようだ)。

ということで、ひたすら歩くことにした。方向音痴のわたしが大丈夫かな?と思いきや、駅からで~んと大きく妙義山が見えるのだから、そこを目指して歩けばいいだけのこと。(とはいえちょっと不安なので、最初だけネットの経路案内に頼った。)

松井田駅のホームから、こんな近くに妙義山が見える。凛々しい姿に感動!

道中、面白いことがあった。道路に面した自宅の前に立っていた初老の紳士が、わたしに「妙義山?」と聞くので、「いいえ、妙義神社です」と答えると、今度は「神社にお参りした後、妙義山に登らないんかい?」と聞いてくる。そこでわたしが力強く、「はい、登りません!」と答えたら、ハハハと笑い出し、「気をつけて」と声をかけてくれたので、「ありがとうございます」と頭を下げて歩き続けた。

あの初老の紳士は、妙義山登山推進会の会長だったのだろうか!?

駅を出発し、国道51と213を経由しておよそ50分。妙義神社入り口にたどり着く。大きな鳥居をくぐり、坂道を登っていくと総門が見えてくる。背後に守護神のようにそびえるのは妙義山の主峰である白雲山だ。

少し残っている紅葉と総門。

本殿拝殿をはじめとする境内の諸建造物は、江戸時代初期から中期にかけて建てられたものだという。

波己曽社(はこそしゃ)は県指定重要文化財。

彫刻の色合いが美しい。

石段が続く。

ここは登山口。案内板に、「妙義山登山道入り口 大の字・白雲山頂コース(上級者コース)」と書かれている。

ちなみに大の字とは、↓の写真に白い「大」の文字(写真の真ん中あたりに小さく写っている)が見えるのがそれ。

登山する人は右に進み、本殿に参拝する人は左に進む。

本社(本殿・弊殿・拝殿)は国指定重要文化財。豪華絢爛な彫刻が素晴しく、黒塗りの壁も印象的だ。

 

 

 

この唐門も彫刻が見事だ。これは、階段の方から唐門と、その奥に見える本殿を撮った一枚。

この日は夕方から仕事があったが、参拝後まだ時間に余裕があったので、ちょっとだけ山道を歩いてみることにした。もちろん、上級者コースではなく!!!関東ふれあいの道のひとつである「さくらの里と石門のみち」。本社の横から道が始まる。

「熊出没注意」の看板があちこちに立っていて、ちょっとだけ怖くなる・・・。

中間道第一見晴まで400メートルと案内板にあったので、それなら見晴まで行って景色を眺めよう!と歩き始める。こんな細い山道を登っていく。

着いた。ここが第一見晴だ。

って、え!?!?どこに見晴台があるの?違うよ~、この木の根元の岩が見晴台になっているんだよ。え~怖い~。狭いし、すぐ下は絶壁じゃん。(と、ひとりごとを言いながら恐る恐る進んでいく。)

わあ、良い眺めだ!

撮ってくれる人がいないので、自撮りをする。わたしのすぐ後ろはストンと絶壁!

気が付いたらもうすぐ12時。どうりでおなかがすくわけだ。さあ、お昼ご飯を食べに行こう!

前もって調べてあった「古民家カフェ桑庵」を目指す。地図じゃわからないので経路案内に頼った。

ちょっと迷ったけどなんとか見つかった。

可愛い猫ちゃん達が出迎えてくれる。清潔で落ち着いた店内。

今日のランチは「ガレットコンプレット」(そば粉100%、ハム、卵、チーズ)にドリンクとケーキが付く。ドリンクはキャラメルラテ、ケーキはゆずのチーズタルトにした。どれも絶品!お世辞でなく本当に美味しかった。特にガレットは、別のレストランでも食べたことがあったが、こちらの方がはるかに美味しかった。

お会計の後で来年のカレンダー(草花の便り 長野順子カレンダー)をいただいた。良かった、そろそろ買わなくちゃ、と思っていたところなのでラッキー。壁にかけるとこんな感じ。

帰りは行きと違うルートをたどる。田んぼのなかの道から撮った妙義山。ああ、何度見ても凛々しく美しい!

しばらく車道の脇を歩く。

竹藪が清々しい。

マムシグサの実にはお目にかからなかったが、かわりにカラスウリがあちこちになっていた。

映像:12月なのに妙義神社の境内のあちらこちらに風鈴が吊られていて、この世のものとは思えない妙なる音色が響いていた。みなさんにも聞いていただきたく、映像をこちらで共有します。

 

 

 



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8 コメント

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Unknown (fairy333)
2024-12-13 08:38:14
storytellerさん

久しぶりの一人旅やりましたね!
妙義山って群馬県なんですね。
日本三大奇勝の一つと言われる有名な山ですか。

妙義神社を参拝、観光してまっすぐ帰るstorytellerさんじゃありませんね。
超難関コースでなくても、見晴台まで登っちゃうとは感服しました〜
まあ、なんてスリリングな見晴台かしら!
でも素晴らしい絶景を独り占めできて良かったですね。

冬に沢山の風鈴、もしかしたら熊除けかしら。🎐
あるいは鳥が実を食べにきてフンでよごすからかな?
セミが鳴いてるように聴こえました。

ランチもオシャレで美味しそうでした。
天気も良くて楽しい旅でしたね。
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Unknown (ally)
2024-12-13 09:17:10
おはようございます。
妙義山登山推進会の会長か、もしくは妙義山の仙人か、偶然ではなく必然の出会いを感じますねー。(笑)
立派な神社。山と同じく力強さを感じますね。ちょっぴり山歩きをされたようですが滑落者が多いのが納得の山道ですね。でもそこで自撮りしているstorytellerさんの姿が可愛らしいです♪

神秘的な風鈴の音。夏に聞くと涼しげですが、冬に聞くと神秘的な別世界の音に聴こえてきます。…それとも熊よけ?
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fairyさんへ (storyteller)
2024-12-13 09:30:52
>fairy333 さんへ

おはようございます。
fairyさんの一人旅に触発されました!
楽しかったです~。見知らぬ街を一人歩く。
どうしても見たかった妙義山をついに間近で
見ることができて感激!

風鈴、やっぱり熊除けだと思います?
そうですよね~、夏の風物詩、冬に聞くと寒々として 苦笑。
でも、なんだか神秘的でした。

古民家カフェって一度行ってみたかったんです。
これも念願かなってわ~い、な気分。

コメントありがとうございました♪
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allyさんへ (storyteller)
2024-12-13 09:34:35
>ally さんへ

おはようございます。
あの紳士、仙人だったのかしら。
とにかく、妙義山に登ってほしい!という念が感じられました 笑。
地元民の誇りなのでしょうね。荒々しく雄大な山!

あら、allyさんもやっぱり熊除けの風鈴だと思いますか?
3人意見がそろったので、きっとそうなのでしょうね。
参拝客に被害があったら大変なことですものね。

コメントありがとうございました♪
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Unknown (ピエリナ)
2024-12-13 18:38:22
こんばんは🤗

美しい山と美しい神社ですね💕

なんだか修験山みたいな気がします。


風鈴の音が何とも神秘的で結界を張られているようなそんな気がしました。

私も一人旅がしたいな。
ガレットがとっても美味しそう。
でも、私、残念ながらそばアレルギーなんです💦

カレンダーも素敵ですね❤️

お疲れ様でした。
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Unknown (xxkaminosizukuxx)
2024-12-13 19:17:33
初老はご先祖か誰かが入って警鐘を発してくれたのかも💦崖危ないと
(;・`д・)

チラ見せグッジョブです😚💕
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ピエリナさんへ (storyteller)
2024-12-13 21:13:29
>ピエリナ さんへ

こんばんは。
まさに、神社も山も美しく、圧倒的な存在感でした。
確かに修験の山という感じもしますね。

ああ、結界!そうです、その言葉が思い出せなくて。
四方を風鈴で囲まれた場所は結界のようでした。
とても不思議な感覚を覚えたのでした。

そばアレルギーとは辛いですね。
わたしの知人は小麦粉アレルギーで、代わりに米粉を使って
お菓子を作っています。
わたしも以前お話したように腸炎に苦しんで以来、
食生活を見直すことにしました。
ピエリナさんからの貴重なアドバイス、大変参考になりましたよ!

コメントありがとうございました♪
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オトシガミさんへ (storyteller)
2024-12-13 21:16:02
>xxkaminosizukuxx さんへ

そうか、登れ登れ、という念ではなく、
危ないから止めておけ、と伝えてくれてたのですね!
感謝ですね、初老の紳士に。

チラ見せテク、今回はおでことあごの先をちらっと。笑。

コメントありがとうございました♪
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