横浜焼売(シウマイ)物語2024

2年ぶり再開。ハマっ子のソウルフードは崎陽軒のシウマイ。漫画書き柴犬溺愛。落語らぶ。晴れ時々ランニング、更新随時

「心の声」も良いけれど…

2015-04-24 | 日常茶話
某都営地下鉄構内にあったポスター


身体的に発声が困難な方はともかく。

その前に一言
『乗ります。よろしく!』
『おります、すみません』
『通してください』
『すいませーん』などなど
声に出して言えばよいのではありませんか。

そして言われた人も、
チッ!なんて舌打ちするんじゃなくて
どうぞどうぞって道あけてあげればいいわけで、
なにも初めっから
『心の声』に耳をかたむけさせなくてもいいんじゃね?

まあ、もっとも最近は
知らない人とは口をきいてはいけなかったり、
公園で声かけをしたら通報されたり
倒れた人を抱えて起こそうとしたら物取りと思われたり、
なにかと世知辛い(せちがらい)世の中です。

日本人は長い間、単一民族一言語、という世界にも稀な歴史を歩んできました。
狭い国土の中で、お互いを慮り、胸中を察することは
トラブル回避の最上手段であり、美徳であり、礼儀とされてきたのですが、
そういう時代でも『あいさつ』がまず始めにありました。

最近は核家族で世代差の多様性がなく、
何も言わなくてもお母さんが全部用意してくれたり、
あるいはまったく会話をしなくてもことが足りたりすることが多いようですが
それってやっぱり歪(いびつ)だと思うのよ。

これからますます民族が多様化して
国際化だのインターナショナルだの、グローバル経済だの叫ばれているのに、
肝心の人間がますます無口になって、どうなるんでしょ。

それともこれは、ニュータイプの覚醒かっ??!!

まあ、これだけ考えさせてくれたので、このポスターはある意味PR効果があるんだわ。
あら?!ウマく乗せられちゃったかしら、地下鉄だけに(お粗末!!)