続・浜田節子の記録

書いておくべきことをひたすら書いていく小さなわたしの記録。

長柄箒。

2012-01-15 06:59:14 | 日常
 年が明けてから少しも歩いていない・・・そのせいか足がこわばって痛みを感じる。《歩かなくては!》強迫観念のように頭を過ぎるのに、外出すべき用事がない。
 食材は正月用に買いすぎてまだまだたっぷり冷凍してあるし、野菜は地場の物を売りに来てくれる人がいてそれほど不自由していない。したがって狭い家の中をうろうろするだけの毎日。

《いけない、いけない》そう思っているうち、大滝町の金物屋さんが改装のための売り出しをしていることに気付いた。

(そうだ、長く使用して劣化している箒を買いに行こう)

 何か他にも入用で割引になっている物はないかと店内を見回していると、「何をお探しですか」と聞かれ、慌てて「箒です」と言うと、
「ああ、それは地下にあります」と言って案内してくれた。
「どんな箒ですか?」
「柄の短い、室内用の箒です」
 地下売り場の隅のほうに置かれた箒を手に取り「ああ、これです」と戻ろうとしてふと目に付いた長柄の箒・・・昔は長柄だったけど、今では邪魔なのでひょいと引っ掛けられる短い柄の箒を愛用している。けれど、その編み目の美しさに惹かれ手にとってしまった。
「老眼で値段が読めないんですけど、おいくらですか」と聞くと、
「1580円です」と読み上げてくれた。
「1580円?」
 安い。短い柄の物は580円、どこから見ても安価で当たり前の大量生産。でも、これは・・・。

 たぶん、使わないかもしれないのに、思わず購入してしまった長柄の箒。1580円では作れない。
(普段使用の箒と併せても割引だったので、2000円でお釣りが・・・)

『風の又三郎』213。

2012-01-15 06:50:16 | 宮沢賢治
 思い切って、そのまん中のを進みました。けれどもそれも、時々断れたり、馬の歩かないやうな急な所を横様の過ぎたりするのでした。

☆試みの説(主張、考え)を、注/書き記す。
 二つの事の談(話)。
 場(空間)は普く球であり、庶(数多く)の往(人の死)が、陽(日の光)になることが可(可能)である。

『城』715。

2012-01-15 06:40:21 | カフカ覚書
「フリーダのことですって」と、お内儀は、怪訝な面もちでフリーダのほうをむくと、「聞いたかい、フリーダ。この人は、あんたのことでクラムと話をしたいんだってさ」

 聞く/Horst→Hort/砦。
 話/sprechen→sprengung/強制的解放。
 
☆「フリーダ(平和、自由)のことだですって」と、お内儀(天の番人)は、理解できないふうにフリーダ(平和、自由)のほうをむくと、「フリーダ(平和、自由)の砦、こともあろうにこの人はクラム(氏族、先祖)を、強制的に解放したいんだってさ」